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声優レーシングチームVART(ヴァート)とベストカーウェブがタッグを組んでエコカーカップに挑む!!【後編】

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声優レーシングチームVART(ヴァート)とベストカーウェブがタッグを組んでエコカーカップに挑む!!【後編】

 声優レーシングチームVART(ヴァート)とベストカーウェブがコラボして参戦したエコカーカップ。

 速く走るだけがレースじゃないということで60分と180分レースにダブルエントリー。VARTが2021年の初レースとして選んだエコカーカップの舞台裏を完全リポート!

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 後編では決勝レースの模様をお届けする。

文/武井寛史、写真/中島仁菜

【画像ギャラリー】声優レーシングチームVARTとベストカーウェブがエコカーカップで共闘!!【後編】

■レースになると人が変わる!? リアル頭文字D、VARTの仲間たち

VART×ベストカーウェブチームの面々。大人気ない大先輩と共に走る26歳の畠中くん(左)。実はいちばん大人かも!?

 ドライバーラインナップは、声優界で最もクルマを愛している三木眞一郎とVARTに参加するために昨年、クルマの免許を取得したばかりの初心者ドライバー畠中祐。そしてクルマ大好き音響監督の三間雅文。さらにこのリポートをお届けする私プリウス武井の4名。

 ちなみに三間さんはTVアニメ、劇場版ファーストシリーズ「頭文字D」の音響監督を務め、三木さんは主役・藤原拓海役を担当した黄金コンビ。普段から公私ともに仲良し!なんだけどレースになるとお互いをライバル視。ラップタイムの優劣で火花を散らし度々チーム内の雰囲気を悪くする(笑)。

 そんな大人気ない大先輩と共に走る畠中くんは26歳。クルマにまるで興味がなかったが、VARTプロジェクトに参加したことで今ではクルマなしでは生きていけないほどクルマにハマっている。

■いよいよ決勝レース開始!! 勝負の行方は!?

ダチョウ倶楽部ばりの「どうぞどうぞ」の末、スタートドライバーはチーム監督の三間さん、パッセンジャーシートには三木さんが座ってレース開始

 練習走行後、ホッとする間もなく180分レースのスタート時間が迫る。

 VART内では恒例行事となったスタートドライバーの譲り合いがあり、当然、今回も駆け引きがあった。スタートドライバーは責任重大。全車が一気に1コーナーになだれ込むから接触するリスクが高く危険だ。そんな重大な役目は担当したくないというせめぎ合いということだ。

 ダチョウ倶楽部よろしくお決まりの「どうぞどうぞ」のやり取りがあり、結局、予選でレースラップのシミュレーション走行を担当したチーム監督の三間さんがスタートドライバーに。パッセンジャーシートには三木さんが座り、午前11時ONタイムでレースがスタートした。

 初参戦でデータがまったくない状況だったので、レース中もコース上の二人から飛んでくる情報をピット側と共有してデータ収集しながらレースは進行して行く。

 180分レースは5回のピットインが義務付けられている。そこでチームとしては1回の乗車を9~10LAPとして35~38分でドライバー交代をルーティンとした。

ドライバー交代してドライバーは畠中くん、ナビゲーターはプリウス武井。目標タイムどおりにペースキープして走らせる難しさを痛感した

 三間&三木コンビは、日頃からコミュニケーションが取れているだけあって予想に反し完璧な走り。ピットインした時点で総合順位は7位!ベストカーウェブチームとしては過去最高位ということで「これはイケる!」と盛り上がる。

 次のドライバーは畠中くん。ナビゲーターは私で意気揚々とコースイン!しかし、レースはそんなに甘くはない。私のナビゲーションがダメ過ぎて中々、ターゲットタイムに近づける指示ができず周回を重ねてしまう。3分15秒で走らせることの難しさを目の当たりにしてピットイン。

 3番手にドライブした三木さん。孤軍奮闘したものの初参戦チームの洗礼か以降、なかなか順位を上げることができず総合30位でチェッカーフラッグを受けた。

 正式結果は6回のタイム超過違反で正式結果は35位。HV―4クラス優勝ではあるけど事実上最下位…。正直、ここまで苦戦するとは思っていなかった。今回、チームの仕切りを任され私の責任は大きい。

 ちなみに180分レース後に行われた60分レースは、スタートドライバーを三木さんが担当。その後、畠中さんドライブでパッセンジャーはオレの体制で臨んだ結果、2回のタイム超過もあり29台中27位と沈んだ。

 今回のリザルトをうけ機会があったら必ずリベンジするということで結束が固まった。次回はVART、メンバー全員で総合6位を狙うぞっ! 優勝とは宣言しないところがVARTの奥ゆかしいところ。声優レーシングチームVARTとベストカーウェブはリベンジを誓った。

*   *   *

●VARTメンバーコメント

VARTの面々。今回は苦戦したが、次回は総合6位という控えめな目標を設定して雪辱を誓った

三間さん
 エコカーカップに参加させてもらい富士スピードウェイと言うコースと、向き合えて楽しい一日になりました。サーキットをより楽しめる、好きになれる喜びを再確認でました。

 このレースは普通のレースと違い如何に冷静に周回をこなす難しさがあった。

 全ての方。特にレースに興味はあれど、怖いと思って、なかなかモータースポーツの世界に足を踏み入れられない方々にエコカーカップへの参加をオススメしたい。

三木さん
 普通のレースと違いラリーみたいにパッセンジャーを同乗させてレースをするのが面白いと思った。

 レースに参加して感じたのは、設定されたタイムに近い走りが要求されることの難しさ。

 でも突き詰めていくと基準タイムに限りなく近づけた瞬間に喜びがある。エコカーカップってそういう競技なんだんだなぁと実感した。

 本来、レースって体に負担がかかるし危険が伴うけど、このレースは老若男女が楽しめる。作戦の立て方よる戦略に幅があって逆に面白い。

 サーキットは敷居が高い。危険が伴うから当然。でもこのレースは全くの初心者でも飛び込んで大丈夫なレース。もちろん最低限、事前に動画サイトで富士スピードウェイのコースレイアウトを確認しておく必要はあるけど。

畠中さん
 エコカーカップへの参加が決まり、グランツーリスモで富士スピードウェイを3分15秒で走る練習していたんです(笑)

 当然だと思うんですけど、実際に走ってみるとタイヤの接地感とかコーナーでの横Gがあってゲームのようにはいきませんでした。でも純粋に楽しめました。

 強制的の飛ばせないようなルールになっているから高度なテクニックは必要ないし富士スピードウェイを走ってみたいという簡単な気持ちでも参加できると思いました。

 今回、出場する機会を頂き貴重な経験をさせてもらいました。

 エコカーカップの奥深さを感じたので、できれば毎年、参戦して燃費走行を攻略したいです。

【画像ギャラリー】声優レーシングチームVARTとベストカーウェブがエコカーカップで共闘!!【後編】

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みんなのコメント

1件
  • 三木眞一郎がいない訳が無いと思ったらやっぱりいたw
    リアル「頭文字D」やって。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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