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第2世代に移行した軽アウトドア志向スーパーハイトワゴンの新型デリカミニは本年10月29日の発売が決定

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第2世代に移行した軽アウトドア志向スーパーハイトワゴンの新型デリカミニは本年10月29日の発売が決定

 三菱自動車は2025年8月22日より予約注文の受付を実施していた軽アウトドア志向スーパーハイトワゴンの新型デリカミニを、本年10月29日に発売すると発表した。

車種展開および車両価格は以下の通り。

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■デリカミニ

TプレミアムDELIMARU Package:2WD274万100円/4WD290万7300円

Tプレミアム:2WD221万9800円/4WD238万7000円

T:2WD204万2700円/4WD225万8300円

GプレミアムDELIMARU Package:2WD264万9900円/4WD281万7100円

Gプレミアム:2WD212万9600円/4WD229万6800円

G:2WD196万4600円/4WD217万9100円

 改めて新型デリカミニの概要を紹介していこう。

 第2世代に移行した新型デリカミニは、ドライバーを冒険に誘う“進化したアクティブで頼れる相棒”というコンセプトを踏襲したうえで、エクステリア、インテリア、走行性能、安全性能、運転のしやすさ、使い勝手など全方位でアップデートを果たしたことが特徴。また、三菱自動車として初となるGoogle搭載インフォテイメントシステムおよび12.3インチディスプレイや3Dマルチアラウンドモニター、デジタルルームミラー、前後ドライブレコーダー、ETC2.0、セキュリティアラーム、コネクティッドサービスであるMITSUBISHI CONNECTなどを標準装備とした「DELIMARU Package」グレードを新規にラインアップする。

 エクステリアに関しては、アウトドアイメージをさらに高めたことがトピックだ。フロントフェイスでは半円形LEDポジションランプを大型化し、凛々しくやんちゃな瞳でいっそう親しみやすい表情を演出。力強さと安心感を表現するダイナミックシールドも継承する。また、アッパーグリルはレーダーを内蔵してセンサー機能を向上させた新デザインとし、ダイナミックシールドはフロントバンパーと一体化させるとともにボディ同色とし、より洗練された力強さを表現した。さらに、フロントバンパーには立体感のある“DELICA”ロゴを配して、存在感を強調。合わせて、よりワイドなデザインの前後スキッドプレートを採用するとともに、前後フェンダーおよびボディ下部をブラックとすることで、アウトドアでの走行性能の高さを創出した。一方でサイドビューは、Aピラーの角度を立てることでスクエアかつワイドなスタイリングとし、広々とした快適な室内空間を実現。また、しっかりと幅があり骨太な印象を与えるDピラーにより、安心感を表現する。さらに、4WD車の足もとにはトレッキングシューズの靴底をモチーフにして悪路走行性能の高さをイメージさせた幅広な5本スポーク15インチアルミホイールを装着。2WD車の14インチアルミホイールは、実際のサイズ以上に見えるシャープでスクエアなデザインで仕立てた。そしてリアセクションは、テールゲートガーニッシュに立体感のある“DELICA”ロゴを配したほか、視認性を高めたブロックモチーフのLEDコンビネーションランプを高い位置に配置することで、安全性をいっそう引き上げる。ボディカラーは2トーン6色、モノトーン9色の計15色で展開。キャンプギアと調和するサンドベージュパールと、アウトドアになじむデニムブルーパールの2色を新規に追加した。

 内装については、クラストップレベルの室内空間と機能的で高品質なインテリアを採用したことが訴求点。デザイン面ではクルマでの外出が楽しくなるギア感を随所に表現した、機能的で高品質な造形とし、上級グレードではグランピングコテージの家具をイメージさせる上質なベージュを、標準グレードではベーシックなブラックを基調色とする。また、インパネ中央から運転席にかけて、12.3インチディスプレイのGoogle搭載インフォテイメントシステムと7インチの液晶メーターを一体化した“モノリスディスプレイ”を配備し、先進的な印象を与えるとともに視認性と操作性を向上させた。さらに、Aピラーの位置と角度を見直し、室内長は従来比で+115mmを実現。合わせてピラー自体を細くすることで、前方視界を大きく改善するとともに開放感を高めた。

 インフォテイメントシステム自体は、Googleアシスタントを使った音声操作を実現したほか、常に最新の地図情報やリアルタイムの交通情報を取得するGoogleマップや、Google Playでのアプリのダウンロードが可能となる快適なドライブを10年間無料でサポート。また、Googleアシスタントを使って、音声による自然な会話で温度調整などの車両機能やルート案内、音楽の再生、通話などさまざまな操作をハンズフリーで行える。さらに、ワイヤレスでスマートフォンとの連携も可能で、Apple CarPlay/Android Autoにも対応させた。

 シートに関しては、上級グレードに素材や色調に統一感を持たせ、非日常的な空間を演出する合成皮革&ファブリックの撥水シート表皮を、標準グレードにカラーミックスを施したファブリックの撥水シート表皮を採用。また、リアシートはソファーのように足元まで厚みをもたせ、よりくつろげるデザインとする。上級グレードには運転席&助手席シートバックテーブル(コンビニエントフック付)も配備した。

 パワートレインに関しては、重量増とコストアップを鑑みてマイルドハイブリッド機構を省いた一方、エンジン部品のフリクション低減やCVT変速プログラムの見直しなどを図って、動力性能と環境性能を高次元で両立。T系グレードはBR06型659cc直列3気筒DOHC12Vインタークーラー付きターボエンジン(最高出力64ps/5600rpm、最大トルク10.2kg・m/2400~4000rpm)+CVTを、G系グレードはBR06型659cc直列3気筒DOHC12Vエンジン(最高出力52ps/6400rpm、最大トルク6.1kg・m/3200rpm)+CVTを搭載する。駆動機構はフルタイム4WDと2WD(FF)を設定した。

 アウトランダーPHEVなどに採用しているモードごとにエンジンレスポンスやASCなどの制御を専用にチューニングしたドライブモードを、軽自動車として初めて搭載したことも注目ポイント。路面状況をみながら、ドライバーがダイヤル式セレクターを回して5つのドライブモード(POWER/ECO/NORMAL/GRAVEL/SNOW)を選択・設定する。ドライブモードを変更すると、ディスプレイにデリカミニらしい、遊び心あふれる専用グラフィックを表示することも特徴だ。また、雪道など滑りやすい路面で片側の駆動輪が空転した際、スリップした駆動輪をブレーキ制御し、グリップしている駆動輪の駆動力を確保することで発進をサポートする「グリップコントロール」を装備。軽スーパーハイトワゴン唯一となる、急な下り坂でブレーキ操作をせずに一定速度でスリップを防いで安全に降坂する「ヒルディセントコントロール」も導入した。

 シャシー面については、一般道はもとより高速道路から未舗装路まで、あらゆる路面状況でも上質な乗り心地を実現するProsmooth(プロスムース、カヤバ製)のショックアブソーバーを2WD/4WD車ともに初採用。4WD車では専用チューニングに加え、フロントでは高剛性のスタビライザーとベアリングを配備し、一方でリアではブッシュの配置変更などを実施して、安定感が高く気持ちのよい走りを実現している。

 先進安全運転支援システムの「三菱 e-Assist」に関しては、軽自動車で初となる後側方衝突防止支援システムを採用。また、三菱自動車の軽自動車初となる後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)と後退時交差車両検知警報システムを新たに追加する。さらに、衝突被害軽減ブレーキシステムに広角・高性能カメラとフロント/フロントサイドに搭載したレーダーで交差点の歩行者や対向/交差車両を検知し、衝突を回避する交差点アシスト機能を設定した。

 機能装備の拡充を図ったことも注目点で、3Dマルチアラウンドモニターを三菱自動車として初採用。車両の前後左右4つのカメラにより、車両の周囲を前後左右8つの視点から立体的に確認できる。また、フロントカメラの映像を広角で映し出し、運転席からの死角も見えるようサポートする「ノーズパノラマビュー」や、まるで車両前方フロアが透けて見えるような映像の「フロントアンダーフロアビュー」なども配備した。さらに、軽自動車で唯一「接近時アンロック」と「降車時オートロック」を同時採用している。

 なお、三菱自動車は純正アクセサリーにより新型デリカミニの魅力をいっそう高める2つのスタイルを提案する。1つはワイルドアドベンチャースタイルで、カモフラージュ柄のデカールやルーフラックを装備してワイルドなイメージを演出。もうひとつはアクティブトーンスタイルで、アクセントとなるイエローカラーのアイテムとシーケンシャルドアミラーウインカーを組み合わせることで街中でも映えるデザインを創出している。

文:カー・アンド・ドライバー 大貫直次郎
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みんなのコメント

19件
  • nmi********
    軽自動車
    200万越えで高いと思っていたのに
    もう300万近いし
  • ぼのぼの
    現行デリミニのオーナーの心境はいかに?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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