BMW 545e PHEV
text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)
【画像】BMW 5シリーズ、ジャガーXF、メルセデス・ベンツEクラス、アウディA6 、ボルボS90【ライバル比較】 全95枚
独BMWは、5シリーズのプラグイン・ハイブリッド車「545e」と、将来のパワートレイン戦略、および「eドライブゾーン」などの新機能について明らかにした。
この改良新型5シリーズのPHEVは、今後数か月のうちに英国で発売され、745e、X5 xドライブ45eと同じパワートレインを搭載する。
109psの電気モーターと3.0L直列6気筒ガソリンエンジンを組み合せ、システム合計で293psと61.2kg-mを発揮するパッケージだ。
スポーツカー「i8」が生産終了となったこともあり、BMWで最速のプラグインハイブリッドとなる。
545eは、0-97km/h加速4.7秒を実現し、リミッター付きの最高速度は250km/hとなっている。
12kWhのバッテリーを搭載し、エミッションフリーでの航続距離は、仕様に応じて45~53kmを実現。
イギリス価格などの詳細は、まだ明らかにされていない。
電動化計画の大幅な変更
BMWグループのコーポレート・アフェアーズのボスであるウェイランド・ブルッフは「74の市場における7年間の経験」をふまえて、2013年に制定されたオリジナルの電動化計画へ大幅な変更を加えると述べている。
ディーゼルを完全に廃止したり、EVへの完全移行を計画している他ブランドとは異なり、BMWはガソリンおよびディーゼル・エンジンの開発を続けていく。
同社は、今後2年以内に、すべてのガソリンおよびディーゼル・モデルに、48Vマイルドハイブリッドを追加すると述べている。
EVがカスタマーのメインチョイスとなるには、まだ時間がかかるととらえており、内燃モデルとハイブリッドが、引き続き中心的な役割を果たすと考えているのだ。
同社はまた、「セルフチャージング」と呼ばれるプラグインではない一般的なハイブリッドには「賛同しない」とし、ハイブリッド技術は、プラグインシステムで「完全に活用する」べきだと述べている。
そのうえで、将来的にはすべてのPHEVが、エミッションフリーでの航続距離80km達成を目指すとしているという。
BMWは、2021年までに売上高の4分の1がPHEVとEVになり、2025年までに3分の1、2030年までに半分になると予測している。
また、最初の水素燃料モデルは、今年初めに発表された374psを発揮するパワートレインを搭載した「iハイドロゲン・ネクスト」となる。
ブルッフは、2025年までに燃料電池モデルの「より大規模な展開」を予測しているという。
新機能「eドライブゾーン」
PHEVモデルに追加される、新しい機能にも注目が集まっている。
まずロンドンとバーミンガムで利用可能となる、「eドライブゾーン」と呼ばれる新しい機能は、都市の境界に入ると自動的に完全電動モードに切り替わるもの。
英国ではまだ利用できないが、電動での走行距離に応じて仮想ポイントを集めることができる「eドライブポイント」と呼ばれるシステムもある。
BMWはまた、電動モデルの環境保全への貢献をより高めるための、広範な持続可能性プログラムを明らかにしている。
来年、「iX3」でデビューする第5世代のeドライブEVパワートレインは、希土類金属の使用を完全に放棄する。
リチウムイオン電池の生産に必要なコバルトなどの鉱物は、モロッコやオーストラリアなどの国々から持続可能な方法で調達される。
現在のバッテリーは、燃焼モデル(10年)と同等の寿命要件を満たすように設計されているという。
クルマでの使用に適さないと判断された後は、静止状態で使用する電源として、さらに8~10年間使用が可能となっている。
また、今後20年間のうちに、BMWはリサイクルプロセスでバッテリーから原料の90%以上を回収すると述べている。
その結果、X1 PHEVなどのプラグイン・ハイブリッドでも、同等のディーゼルモデルと比較して、ライフサイクル全体のCO2排出量を30%削減できるとのことだ。
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みんなのコメント
直6PHEVで293ておかしいやろ