F1第10戦ロシアGPのフリー走行3回目が、ソチ・オートドロームで行なわれた。トップタイムを記録したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)で、タイムは1分33秒279だった。
気温26℃、路面温度38℃というコンディションでスタートしたFP3。まずはマクラーレンの2台がミディアムタイヤを履いてコースインし、ランド・ノリスが1分36秒423というタイムを計測した。
■ボッタス、ロシアGP初日首位も”まだまだ良くなる”。ハミルトンは他チームとの差に驚き
FP1、FP2とトップタイムを記録しているバルテリ・ボッタス(メルセデス)はソフトタイヤを履いてタイム計測を開始したが、ターン7でオーバーランがあったためアタックを中断。その後再度アタックし、1分35秒183をマークした。ボッタスは無線でグリップレベルの低さを訴えていた。
一方、チームメイトのルイス・ハミルトンもソフトタイヤでコースへ。こちらは1分35秒928となり、ダニエル・リカルド(ルノー)に次ぐ3番手となった。その後はキミ・ライコネン(アルファロメオ)が1分35秒713を記録し、ハミルトンのタイムを上回った。
ボッタスは一度ピットインした後、同じタイヤで再びコースに向かい、1分34秒289をマークした。ハミルトンもタイムを上げたが、ボッタスには届かず1分34秒499で2番手となった。3番手以下にはピエール・ガスリー(アルファタウリ)、エステバン・オコン(ルノー)、ダニール・クビアト(アルファタウリ)と続いた。
2度目のアタックを行なっていたガスリーはターン15でスピン。しかしウォールとの接触はなんとか免れ、そのままピットへと戻っていった。
セッションも折り返しとなる頃、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がアタックを開始。セクター3で全体ベストタイムをマークし、1分34秒306で2番手に食い込んだ。
残り20分となり、各車が最後の予選シミュレーションに向けピットへと戻っていった。そんな中、ボッタスはいち早く2セット目のソフトタイヤを投入してアタックを敢行。自らのトップタイムを1分34秒055に更新した。その後、ハミルトンも2セット目のソフトタイヤでアタックを行なうと、セクター2とセクター3で全体ベストを記録し1分33秒279。ボッタスのタイムを大幅に上回ってトップに浮上した。
ここ数戦、入賞がやっとのレースが続いているフェラーリ勢は、新品ソフトタイヤでのアタックでセバスチャン・ベッテルが4番手、シャルル・ルクレールが5番手に上がってきた。
そしてセッションが10分を切ると、アタックを行なうマシンでコース上が混雑していった。マクラーレンのカルロス・サインツJr.が1分34秒096で3番手に。オコン、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)が続いた。フェルスタッペンはセクター1で全体ベストをマークするも、ミスがあったのかアタックを中断してしまった。
FP1では2番手、FP2では3番手と絶好調だったリカルドもアタックに向かったが、ミラーのステーが破損してしまうトラブルに見舞われてしまう。しきりに手でミラーを調整するシーンが見られたが、結局アタックを断念することとなった。
これでセッションは終了。ハミルトン、ボッタスのメルセデス勢によるワンツーとなった。3番手以下はサインツJr.、オコン、ペレス、フェルスタッペンが僅差で続き、どのチームが優勢なのか見えにくい順位となった。なお、フェルスタッペンは結局2セット目のタイヤでタイムを更新することができなかった。
アルファタウリ・ホンダはクビアトが9番手、ガスリーが11番手、フェルスタッペンのチームメイト、アレクサンダー・アルボンはトラックリミット違反でタイムが抹消されたこともあり、19番手だった。
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