ジョアン・ミル、第8戦オランダGPも欠場に。レプソル・ホンダは代役にイケル・レクオーナを再招集

　6月20日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているレプソル・ホンダ・チームは、ジョアン・ミルが6月23～25日にTT・サーキット・アッセンで開催される第8戦オランダGPを欠場すると発表した。そして、代役にはスーパーバイク世界選手権（SBK）ライダーのイケル・レクオーナを起用するとアナウンスした。

　ミルは、第6戦イタリアGPの初日に行われたプラクティス2の1コーナーで転倒を喫した。その際に、右手小指の周囲に損傷があることが判明し、高速サーキットのムジェロは体力的に過酷なことから、欠場していた。

　さらに帰国後に精密検査を受けた結果、滑液と炎症を伴う右手の挫傷が確認され、筋力と可動域が制限されるため、第7戦ドイツGPも欠場となった。現在治療に専念しているようだが、3連戦最後となる第8戦オランダGPの出場は叶わず、サマーブレイク明けの第9戦イギリスGPでの復帰を目指すという。

　そんなミルの代役を務めるのは、SBKで活躍しているレクオーナだ。2020年と2021年はKTMからMotoGPクラスに参戦した経験も持っていることから、今シーズンの第4戦スペインGPではマルク・マルケスの代役としても抜擢された。

　その際はポイント獲得とはならなかったが、走行を重ねるごとにタイムを更新してスプリントでは18位、決勝は16位と完走を果たし、しっかりと代役を務めた。そんな彼が今季2度目となるMotoGPクラスに代役参し、マルケスとともに第8戦オランダGPを戦う。また、第7戦ドイツGPの決勝レースを欠場したマルケスは、現時点では出走が予定されている。

■イケル・レクオーナ
「まず最初に、ジョアンの回復を祈りたいと思う。またチームに加わることができ、本当に光栄だ。アッセンは僕の好きなサーキットで、SBKで初めて表彰台を獲得した場所でもある。ミサノでの転倒からまだ少し回復していないので、フィジカル面でも良いテストになると思う。さあ、走ろう！」

Comments

ミルはホンダには乗りたくないみたいだな

ミルは気持ちが折れたんでしょうね。正直今年のホンダなら仕方ないと思います。鼻っ柱が強くて結構好きなタイプなのでとても残念。