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ニッポンを代表するスーパーカー 13年前のレクサスが米国オークションで1億円超え! 走行距離3380キロ 希少な「黒いLFA」とは

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ニッポンを代表するスーパーカー 13年前のレクサスが米国オークションで1億円超え! 走行距離3380キロ 希少な「黒いLFA」とは

限定スーパーカーLFAの歩みと398号車の特徴

 米国のオークションサイト「Bring a Trailer」に姿を現したLFA398号車は、走行2100マイル(3380km)の低走行を誇る限定500台の希少車です。

【画像】日本代表スーパーカーが驚異の1億円超え! 2012年式レクサス「LFA」を写真で見る(31枚)

 いったいどのようなモデルなのでしょうか。

 LFAは2009年10月にデビューしました。当時の量産車でカーボンモノコックを採用する例は少なく、レクサスは専用の炭素繊維織機まで開発して量産体制を築きました。

 2010年代前半の市場ではフェラーリ458イタリアやランボルギーニガヤルドが話題となりましたが、LFAは高回転型V10と機能美あふれる造形で異彩を放ち、限定500台という希少性も相まって瞬く間に完売しています。

 パワートレインは最高出力560PS・最大トルク480Nmを発生する4.8リッターV型10気筒自然吸気エンジン1LR-GUEで、チタン製コンロッドや個別スロットルボディ、ドライサンプ潤滑などを採用しました。

 レッドゾーンは9000rpmに設定され、排気音は「天使の咆哮」とも称されます。車両重量は1480kgに抑えられ、0-100km/h加速は約3.7秒、最高速度は325km/hに達します。

 今回の398号車はスターライトブラックの外装とキャメルイエローのレザー内装を組み合わせています。

 カーボンファイバー強化プラスチック製骨格にアルミサブフレームを合わせ、トリプルセンターエキゾースト、サイドエアインテーク、速度感応式リアウイングを備えます。

 フロント下部スポイラーは2015年1月に交換され、フロントエンドにはペイントプロテクションフィルムが施工されました。

 足もとはダブルスポーク20インチBBS製ホイールとレッド仕上げブレンボキャリパーを装着し、フロント15.4インチ・リア14.2インチのカーボンセラミックディスクが高い耐フェード性を発揮します。

 サスペンションはダブルウイッシュボーン前輪とマルチリンク後輪の組み合わせで、リモートリザーバー付きモノチューブダンパーによりサーキット走行にも対応する減衰力を確保しました。

落札額は78万6000ドル(日本円で約1億2100万円)

 室内には10方向パワーアジャスタブルヒーター付きシート、マークレビンソン12スピーカー、ナビゲーションやバックカメラを統合したレクサスインサイダーインフォテインメントシステムを搭載します。

 TFT液晶メーターは9000rpmレッドラインのタコメーターやデジタルスピード表示を備え、ステアリング裏のパドルで変速可能です。

 アイシン製6速シングルクラッチ式自動シーケンシャルギアボックスとトルセンLSDを介し、エンジンはメーカー公称552hp・354lbftを発揮します。2024年9月にはオイル交換が行われ、Carfaxには事故歴がありません。

 ウインドウステッカーやTumi製バッグ、サービス記録など付属品も完備し、コレクション価値が一段と高まっています。

※ ※ ※

 オークションには87件のコメントが寄せられ、落札額は78万6000ドル(日本円で約1億2100万円)となりました。

 低走行距離と高いオリジナル度、さらに398番という製造番号の希少性が評価された結果です。

 限定スーパーカーの需要は世界的に高まっており、カーボンシャシーとV10サウンドで知られるLFAは今なお市場で強い存在感を示しています。今後も希少な低走行個体が市場に登場するたび、新たな高値が更新されると見込まれます。

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みんなのコメント

9件
  • やふたろう
    レクサスLFAとトヨタ2000GT 買うならどちら?
  • cxy********
    天使の咆哮と呼ばれるものはマツダの787B
    LFAはどちらかと言うとフェラーリサウンドで、ネットでそれを聞いたユーザーが以前聞いた天使の咆哮、をコピペしたに過ぎないと思う。コピペの安い表現でLFAの品質を落として欲しくないね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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