ベストカーがかねてから「カローラスポーツGRMN」としてお伝えしてきたトヨタ カローラの新型車。その最新情報が入ってきた!
今回入手した新たなデザイン情報を前回掲載のCGと比べて解説する!
プロトタイプに緊急試乗!! FRを踏襲して進化する次期型BMW2シリーズクーペはどう変わる?
※本稿は2021年4月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2021年5月26日号
【画像ギャラリー】真正面・真後ろからの予想CGショットも掲載! カローラスポーツGRの画像をギャラリーで見る
■最終デザイン判明! GRヤリスよりもパワフルでスタイリッシュに
ベストカーでは、GRヤリスが登場するかなり前からカローラスポーツにも同じ1.6Lターボを搭載する4WDが計画されていると伝えてきた。
当初の情報では今年中に発売される予定だったが、コロナ禍で海外でのテストができず延期。
最新情報では来年夏頃に発売するスケジュールで動いている。車名は「カローラスポーツGR」で決定した模様だ。
また、エクステリアデザインに関する新たな情報も入手。
これまでも精度の高い情報を得ていたベストカーだが、ついに「最終デザイン」が判明。ここに掲載しているCGのままの姿で登場すると思っていい。
この姿で来年夏に登場するカローラスポーツGR。リアのオーバーフェンダーが特徴だ(画像はベストカー編集部による予想CG)
専用デザインではなく、ベースモデルにリアの後付けフェンダーを備えるのが特徴で、全幅は20mm拡大するという。
このワイドボディがカローラスポーツGRの魅力で、特にリアからの眺めはWRCマシンのような迫力。
それでいて実用性は犠牲になっていないから、3ドアであることを理由にGRヤリスを諦めた向きには待望の一台となる。
リアビューは懐かしのGr.Bラリーカーを彷彿とさせる迫力。全幅はベース車より20mmワイドになり、全高は10mm低いという情報(画像はベストカー編集部による予想CG)
実際、ラリーベースのGRヤリスとは異なり、このクルマが狙うのはロードカーとしてのベストスポーツ。
G16E-GTS型1.6L直3ターボは、排気系をチューニングすることでGRヤリスの272psから一気に300psにパワーアップする(最大トルクは37.7kgmで同じ)。
4WDシステムもGRヤリスと同じ電子制御多板クラッチを用いたアクティブトルクスプリットタイプ。
3つの走行モードで前後のトルク配分を変更できるシステムで、後輪側に最大70%を送ることができるからFR的な走りも楽しめる。
GRヤリスのような専用ボディではないが、だからこそベース車と同等の実用性を確保できるカローラスポーツGR。300psのターボエンジンとラリーベース車であるGRヤリス譲りの4WDシステムがGRの名にふさわしい走りを実現する(画像はベストカー編集部による予想CG)
6速iMT専用としてデビューし、2年後くらいにATの追加も計画されているというが、そのあたりは流動的だ。
気になる価格だが、GRヤリスよりも車格が上だけに500万円以上となりそうだ。
それでもベンツA35AMGやBMW M135iよりはるかにリーズナブル。
実用性の高い本格スポーツモデルとして、人気を呼びそうだ。
■前回掲載のCGと比較し解説!
こちらが以前掲載した予想CG
まずはカローラスポーツGRの最大の特徴となるリアのワイドフェンダー。これはブリスターフェンダーではなく後付けのオーバーフェンダーと判明。
またフロントの太いバーは存在しないことが判明。グリルの形状も微妙に異なっていた。
フロントフェンダー後部のエアアウトレットの形状も下の赤ボディCGが正解。GRエンブレムが特別感を主張する。
フロントバンパー左右に置かれるエアダクトの形状も判明。フォグランプはエアダクト下部ではなく、フロントグリルの端に置かれる。
●カローラスポーツGR予想スペック
・全長×全幅×全高:4375×1810×1450mm
・ホイールベース:2640mm
・車両重量:1340kg
・エンジン:直3、1.6L直噴ターボ
・最高出力/最大トルク:300ps/37.7kgm
・駆動方式:4WD
・トランスミッション:6iMT
・サスペンション(F/R):ストラット/ダブルウィッシュボーン
・予想価格:500万円
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