世界の新車大図鑑
―― 2021新車バイクラインナップ>日本車>車検レス軽二輪126~250cc 最新潮流解説 KAWASAKI:ニンジャZX-25R|ニンジャ250|Z250|KLX230|ヴェルシスX250ツアラー HONDA:CBR250RR|CB250R|レブル250|CRF250L/ラリー YAMAHA:YZF-R25|MT-25|セロー250ファイナルエディション|トリッカー SUZUKI:ジクサーSF250|GSX250R|ジクサー250|Vストローム250|ジクサー150 スクーター:ホンダ フォルツァ|PCX160|ADV150|ヤマハ XMAX|NMAX155|トリシティ155|マジェスティS|スズキ バーグマン200
2021新車バイクラインナップ〈126~250cc軽二輪クラス|日本車最新潮流解説〉
CBR250RR:エンジン&足まわり強化でマルチ迎撃態勢を整える
―― 【HONDA CBR250RR】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 249cc 41ps/13000rpm 2.5kgm/11000rpm ■168kg(装備) シート高790mm 14L ■タイヤF=110/70R17 R=140/70R17 ●価格:82万1700円 ※’21年2月時点の国内仕様
ツイン最速を死守しつつ、新鋭マルチ・ニンジャZX-25Rを迎撃すべく「CBR250RR」がブラッシュアップ。前モデルより3psアップの41psでパワーウエイトレシオを向上するが、そのための高圧縮化に対応する新形状ピストンや強度を高めた浸炭コンロッドを採用。バランサーシャフト軸の小径化やバルブスプリング荷重の低減、ポンピングロス低減など徹底的に内部パーツを見直し、吸排気系の内部構造も変更。レバー操作が軽くシフトダウン時の後輪ホッピングを抑制するアシストスリッパークラッチも採用する。足まわりもフロントの倒立フォークのフリクション低減と減衰力を最適化し、アウターチューブを5mm延長して突き出し量を増加し、レースへの対応力も高めた。
―― 【レッドゾーンはそのまま】3psアップの最高出力は前モデルより500rpm高い1万3000rpmで発揮するが、1万4000rpmから始まるレッドゾーンは変わらない。
―― 【クイックシフターはオプションで用意】シフトアップ/ダウンの双方向に対応するクイックシフターをオプションで用意。ペダル操作のみで迅速でスムーズなチェンジが可能。
―― 【カラーバリエーション:ストライプは+3.3万円】マットガンパウダーブラックメタリック[上左]とグランプリレッド[上右]は黒フレームで、パールグレアホワイト[下左]は鮮烈な赤フレームを採用。ホンダ伝統のトリコロールカラー[グランプリレッドのストライプ・下右]はフレームがシルバーだ。 [写真タップで拡大]
CB250R:モダンなスポーツネイキッド
―― 【HONDA CB250R】■水冷4スト単気筒DOHC4バルブ 249cc 27ps/9000rpm 2.3kg-m/8000rpm ■144kg(装備) シート高795mm 10L ■タイヤF=110/70R17 R=150/60R17 ●価格:56万4300円 ※’21年2月時点の国内仕様
“ネオスポーツカフェ”をコンセプトに掲げる小粋なネイキッド「CB250R」のエンジンは、CBR250Rの単気筒DOHCがベース。φ41mmの倒立フォークにラジアルマウント式のフロントブレーキキャリパー&ウェーブディスクを装備し、制動時の後輪の浮き上がりを効果的に抑制するIMU(慣性計測装置)と連動するABSも備える。
―― [写真タップで拡大]
―― 【カラーバリエーション】カラーはツヤ消しのブルーとシルバー、およびブラックとレッドの4色を用意。
レブル250:タフでクールなライトウエイトクルーザー
―― 【HONDA REBEL 250】■水冷4スト単気筒DOHC4バルブ 249cc 26ps/9500rpm 2.2kg-m/7500rpm ■170kg(装備) シート高690mm 11L ■タイヤF=130/90-16 R=150/80-16 ●価格:59万9500円 ※’21年2月時点の国内仕様
レブルはシンプルさを突き詰め”豪華さを追求しないこと”をコンセプトとしたクールなクルーザー。新たに長兄1100も国内発表されたシリーズの中にあって、「レブル250」は扱いやすさとボバー系のカジュアルなスタイルが人気を博し、日本の軽二輪市場でトップの登録台数を誇る。鋼管ダイヤモンドフレームは兄貴分のレブル500と共通で、エンジンはCB/CBR250Rと同系の水冷DOHC単気筒を搭載し、小気味よいパルス感を味わいながら走れる。’20年のマイナーチェンジで灯火類がフルLED仕様になり、新型サスペンションも採用。さらにアシストスリッパークラッチや液晶メーターにギヤポジションインジケータを備えるなど、操作性や利便性も向上。ビキニカウルやフォークブーツなど純正アクセサリーを標準装備した「Sエディション」も用意する。
―― 【フルLED搭載】ヘッドライトはオーソドックスな丸型ケースに4眼インナーレンズ式LEDライトを挿入することで、他にはない表情を醸し出す。薄型だが存在感のあるテールランプやウインカーもすべてLEDランプを採用する。 [写真タップで拡大]
―― 反転液晶の丸型メーターはギヤポジションインジケータも装備する。
―― 【カラーバリエーション】STDはブルーメタリック、シルバーメタリック、ブラウンの3色をラインナップ。いずれもクールなツヤ消しカラーを採用。 [写真タップで拡大]
―― 【HONDA REBEL 250 S Edition】専用色のマットアクシスグレーを纏い、同色のビキニカウルを装備。フォークブーツやダイヤ模様のブラウンシートで個性を主張。●価格:63万8000円 ※写真はSエディション+オプション装着車
ホンダCRF250L/ラリー:走破性も旅力も高めた本格オフローダー
―― 【’21 HONDA CRF250L】■水冷4スト単気筒DOHC4バルブ 249cc 24ps/9000rpm 2.3kg-m/6500rpm ■140kg(装備) シート高830mm 7.8L ■タイヤF=80/100-21 R=120/80-18 ●価格:59万9500円
本格オフローダーの「CRF250L」と、ダカールラリー参戦マシンを彷彿させるアドベンチャーの「CRF250ラリー」がフルチェンジ。水冷単気筒DOHC4バルブエンジンはカムやバルブタイミング、吸排気系なども見直し、ミッションは1~5速をローレシオ化して低中速域を大幅に増強するとともに、6速をハイレシオにして高速域の巡航性能を高めた。また、アシスト&スリッパークラッチも投入し、レバー操作力を20%低減。新設計のフレームはメインパイプやダウンチューブを細身にしながら内側に追い込んで横剛性を落とし、フレーム単体で2150gも軽量化。フォークを支えるボトムブリッジはスチール→アルミ鍛造化で730g、スイングアームも550g軽量化。新型ではL/ラリーともにサスのストロークを伸ばして最低地上高も高め、走破性をアップした〈s〉を用意する。
―― 【’21 HONDA CRF250 RALLY】●価格:74万1400円
―― 【シート高差50mm】前モデルはSTDに対しシート高の低い「LD」を用意したが、新型はローダウン仕様をSTDとし、足を伸ばして走破性を高めた仕様を〈s〉として設定。シート高はCRF250L〈s〉が50mmアップで、CRF250ラリー〈s〉が55mmアップだ。 [写真タップで拡大]
―― 【薄型軽量LED】CRF250Lはゼッケン風のバイザーとともに薄型のLEDライトでモトクロッサーのイメージを追求。ウインカーも薄くて破損しにくいLED。
―― 【ギヤポジション追加】メーターはCRF250L/ラリー共通で、新デザインに変更。ギヤポジションや燃料計が追加され、文字が大きく見やすくなった。
―― 【低中速域強化】新型カムやバルブタイミング/点火時期の変更、新設計の吸排気系により、低中回転のトルクを増大し、高回転の伸びも増した。
―― 【モコッと+2L】CRF250ラリーの燃料タンクは前モデルもCRF250Lより大型(10L)だったが、新型はさらに大容量の12L。航続距離もスタイルの迫力も大幅にアップした。
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みんなのコメント
3無い運動の頃は半額以下で買えたな
安い4気筒大型が買える値段になって笑
自分としては「現代」のバイクの値段はこんなものだと思ってます。