8月31日、F1イタリアGPが開催されるモンツァ・サーキットのパドックにおいて、FIA F2の次期車両がお披露目された。
この新車両も現行マシンと同様にダラーラ製で、2024年シーズンから2026年シーズンまで使用される予定となっている。2018年から使用されている現行車両は、当初は3年スパンで新車両にスイッチする予定となっていたが、コロナ禍の影響もあり結果的に6シーズン使われることとなった。
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エンジンはメカクローム製の3.4L V6シングルターボエンジンを搭載。車両は最新の安全規程に準拠しており、様々な点でF1に近付くことが目指されている。例えばノーズやリヤウイング、フロアなどは、バトル増加を目指してF1の現行車両に似たスタイルとなっている。また操作の面でも、女性を含む幅広いドライバーが運転しやすいようになっているという。
車両は7月に元F2ドライバーのタチアナ・カルデロンによってシェイクダウンが完了しており、開発プログラムは今年いっぱい続けられる予定。2022年のチャンピオンであるフェリペ・ドルゴビッチらもテストドライブを行なうという。
1台目のマシンは2023年12月までに各チームに納車され、2台目の納車は2024年1月中旬とのことだ。また公式プレシーズンテストの前には、各チームが1台ずつ新型車両を持ち込んでのシェイクダウンが行なわれる。
シリーズの代表であるブルーノ・ミシェルは次のようにコメントした。
「我々はFIAとともに、若いドライバーがF1への準備ができ、ファンが期待するような素晴らしいレースと多くのオーバーテイクのチャンスを提供し続ける、パワフルでチャレンジングかつ安全なマシンを設計した」
「またこの車両は、ステアリング操作に関してのFIAの配慮を基に、あらゆるタイプのドライバーにフィットするように設計されている。これは明らかに、マシンのドライバビリティと快適性を向上させることで、このスポーツをより包括的なものにする」
「我々の主眼のひとつはコスト管理だ。そのため、エンジンとギヤボックスは引き続き同じものを使用し、現行車両から引き継ぐパーツも多い」
「安全で信頼性があり、ドライバーをF1に送り出す上で最高のレーシングマシンを作ってくれたパートナーであるアラムコ、ピレリ、ダラーラ、メカクロームに感謝したい」
なお、FIA F3の次世代車両は2025年に導入予定となっている。
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