シルバーストン・サーキットを舞台にMotoGP第9戦イギリスGPのMoto2クラス予選が行なわれ、ペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)がポールポジションを獲得した。
Moto2クラスに参戦する日本人ライダー3名のうち、羽田太河(Pertamina Mandalika SAG Team)と、開幕戦で負傷しこれが復帰戦となった野左根航汰(Correos Prepago Yamaha VR46 MasterCamp)はQ1から、小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)はQ2への直接進出となった。
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MotoGPクラスの予選時にはかなりの雨量があったものの、Moto2の前に行なわれたMoto3クラスの予選以降は雨が上がり、Moto2クラスの予選が実施される頃にはタイヤから上がる水しぶきも少なくなっていた。
ただ依然として路面はウェット。各車ウェット用タイヤで予選のタイム計測を行なった。
Q1ではトニー・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)は2分18秒656を叩き出してトップに立つも、セッション中盤に転倒。マシンを乗り換え、自身のタイムを更に0.993秒更新してQ1トップ進出を果たした。
Q1からはその他バリー・バルタス、ゾンダ・ファン・デン・グールベルク(共にFieten Olie Racing GP)、ダリン・ビンダー(Liqui Moly Husqvarna Intact GP)の計4名がQ2進出を果たした。
羽田は序盤からQ2進出も狙える好位置につけていたが、セッション後半で思うようにタイムを伸ばせず、2分21秒385で8番手。Q1敗退となった。
野左根もQ1で苦しみトップ通過のアルボリーノから4.405秒落ちの13番手となった。
これにより羽田は22番手から、野左根が27番手から決勝を迎えることとなった。
迎えたQ2、最初のアタックでトップに立ったのは、この前に行なわれたプラクティス3でもトップタイムを記録していたジェイク・ディクソン(Tensite GASGAS Aspar Team)。タイムは2分19秒589だった。
ただ、路面コンディションの改善が大きく、各車がここから大きくタイムアップ。ディクソンのタイムを上回っていった。
ディクソンも負けじとアタックを続けるも最終コーナーでスリップダウン。自力でコース外へと歩けていたが、ここでの巻き返しは不可能に。代わってトップに立ったバルタスだったが、彼も残り5分というところでクラッシュを喫してしまった。
セッション終盤は、路面コンディションをより理解しているファン・デン・グールベルクやアルボリーノが上位に名を連ねたが、それらをフェルミン・オルデグアー(Beta Tools SpeedUp)やアコスタが上回っていった。
アコスタは2分17秒518でタイムシート最上位につけると、ラストアタックでオルデグアー以下をさらに突き放す2分16秒953をマークしてポールポジションを獲得した。
2番手のオルデグアーは最終アタックがトラックリミット違反となり、十分にタイムを伸ばすことができなかった。
3番手にはファン・デン・グールベルク、4番手にアルボリーノというトップ4となった。
小椋はQ2へ直接進出を果たしたものの、終始上位に顔を出すことができず、2分20秒010で16番手。ポールのアコスタからは3.057秒遅れだった。
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