2021年シーズンのMotoGPタイトル争いが、第16戦エミリア・ロマーニャGPで決着した。首位を快走していたフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)がまさかのリタイアを喫し、4位でフィニッシュしたファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が新たなチャンピオンに輝いたのだ。
今季クアルタラロは5勝をマーク。その他5度の表彰台登壇を果たし、唯一全レースでポイントを獲得するなど、抜群の安定感を見せた。3勝を記録しながらも、一貫性を欠きランキング8位に終わった2020年シーズンから、大きな成長を見せたと言っていいだろう。
■新王者クアルタラロ、タイトル争いの重圧に「朝はご飯も喉を通らなかった……」
バニャイヤの転倒で首位に浮上し、エミリア・ロマーニャGPで今季3勝目を挙げたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、クアルタラロの2021年シーズンを次のように称賛した。
「ああ、今日がどれほど大切な1日だったかを、僕たちはたくさん話し合うことができるよね!」
「でも今日は僕たちの日じゃない。ファビオの日であり、彼がチャンピオンになった日だ。最も速く、最も安定していた、その年最高のライダーのための日なんだ」
「ファビオは信じられないほど素晴らしいシーズンを過ごした。速く、安定していた」
「これは非常に難しいことだけど、彼は苦しんでいるときでも、トップ5や表彰台を獲得してきた」
「彼がそういうことを学んできたからこそ、チャンピオンとして2022年を戦うことができるようになったんだ」
ペトロナス・ヤマハSRTのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、先月のサンマリノGPでMotoGPに復帰して以来、クアルタラロのデータを研究してきた。ドヴィツィオーゾは、クアルタラロのようにヤマハのバイクを乗りこなしているライダーはいないと語った。
「彼がコース上のどこにいても、いつもあのライディングスタイルを保っているから、彼は安定しているんだ」
「どこでもそういう風に乗れるんだ。グリップがあるから速く走れるというわけじゃない。彼はどんなコンディションでも、どんな温度でも、どんなコースでも、同じように速かった」
「彼はブレーキをかけるのが非常に遅いんだ。それだけなら簡単だけど、彼のように遅くブレーキをかけてバイクを曲げるのは難しいんだ。彼はそれを簡単にやってのける」
「プラクティスでの彼の走りをすべてチェックすると、彼はそれを5~6周続けて、同じことをしていて、ミスも少ない」
「それが、彼がプラクティスごとに改善してきたことだ。そして、常に(グリッド)1列目や2列目を獲得し、どんな状況でも向上しようとやってきたんだ」
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