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馬力規制モデルは胸アツ!? 平成初期の国産スポーツは魅力的だった

■馬力制限時代に生まれた国産スポーツカーは個性豊かなモデルが勢揃い!

 1980年代から1990年にかけて、国産自動車メーカーはエンジンスペックを表す「馬力」を競い合った結果、普通車では「280馬力規制」という日本独自の自主規制が設けられました。

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 約30年前の出来事ですが、自主規制のなかで登場した国産スポーツモデルは、今でも世界中のファンから愛されています。今回は、そんな時代に生まれた国産名車を紹介します。

 日本が世界に誇る国産スポーツカーが日産「スカイラインGT-R」です。馬力規制時代に登場した第2世代モデル(BNR32型/BNR33型/BMR34型)は、現在も中古車市場で高値で取引されています。

 その人気の背景には、海外からの根強いファンが多いことも関係しています。実際に1999年に登場した5代目となるBNR34型は、海外で「ゴジラ」という愛称を持つほど親しまれています。

 また、第2世代モデルに搭載されたRB26DETT型エンジンはレースで勝つために開発され、数あるエンジンのなかでも名機として有名です。

 一方で、2000年代に突入すると環境性能が重視されはじめ、スカイラインGT-Rの歴史はBNR34型が2002年に排出ガス規制に対応できず終了。現在では、「スカイライン」と「GT-R」は別モデルとして販売されています。

 しかし、クルマ好きの多くには第2世代モデルを好むユーザーが世界的に存在し、タイムアタック、ドリフトなどさまざまなモータースポーツで今なお活躍しています。

 とくに、北米やアジア圏などでは日本から車両本体やエンジン/ミッションパーツなどが多く輸出され、日本の中古車市場に残るモデルは徐々に個体数が減少しているともいわれています。

 1993年に登場したトヨタ「スープラ(JZA80型)」は、初代から4代目にあたるモデルで、「80スープラ」の愛称で親しまれています。

 映画「ワイルドスピード」では、主人公が愛用するクルマとして起用され、海外でも熱狂的な人気を集めるモデルのひとつです。

 先代モデルの流れに乗り、設計段階からピュアスポーツカーとしてのキャラクター性を色濃く残しています。

 また、トヨタ史上最強といわれた2JZ-GE型エンジンを搭載することで、数々のモータースポーツなどでも活躍しましたが、スカイラインGT-Rと同じく排出ガス規制に対応できず生産終了となりました。

 その後、日本では2019年5月に17年ぶりとなる新型スープラ(DB型)が登場したことで、再び80スープラに注目が集まります。

 その流れを受けて、2020年1月には70スープラと80スープラの補給部品を復刻し、日本のみならず海外(北米、欧州など)向けに再販売を発表したことで、中古車市場にも影響が見られました。

 ホンダの歴史を象徴するスポーツカーとしても名高いのが、ホンダ「NSX」です。1990年にデビュー後、F1参戦によってホンダの名を世界に知らしめる1台となりました。

 NSXは、アルミで覆われたメカニックなボディと、規制数値ギリギリの馬力を引き出すV型6気筒エンジンを搭載しています。

 初代NSXには、同じモデルながら改良やマイナーチェンジにより型式がことなるほか、「タイプR」や「R」といったさらなる高性能モデルも存在しています。

 そのため、中古車市場でも比較的に手の届きやすい価格帯で購入出来た型式や時期がありましたが、希少価値や2016年の2代目NSX(NC1型)の登場により、初代NSXの中古車相場も跳ね上がりました。とくに最終型の「NSX R」は4000万円近い値段で取引された事例も存在しました。

■復活を望むファンも多し! あの名車達

 1991年に登場した3代目のマツダ「RX-7」は、世界で唯一マツダが量産に成功したロータリー・エンジンを積むモデルです。

 初代や2代目先代モデルに使用された「サバンナ」の名称が取り払われ、販売チャンネルに因んだ「アンフィニ RX-7」の名称が起用されます。

 その後、1997年に販売チャンネルが廃止され、マツダ「RX-7」として2002年まで生産されていました。

 3代目RX-7は、シリーズ初となる3ナンバー規格のモデルが登場します。2代目RX-7の全長4335mm×全高1690mm×全高1270mmに比べて、3代目RX-7は全長4295mm×全幅1760mm×全高1230mmとなります。

 全長と全高がやや短くなった分、全幅が広がることで、走行安定性を求めたスタイルへと生まれ変わりました。

 RX-7と同様にロータリー・エンジンを積む「RX-8(2012年生産終了)」も中古車市場で比較的高い価格帯で存在しますが、RX-7の方が人気は高い状態です。

 なお現在、マツダの歴史を象徴する「ロータリー・エンジン」を搭載するモデルは生産されていません。

 世界ラリー選手権を筆頭に、数多くのモータースポーツレースで活躍したのが三菱「ランサーエボリューション」です。

 1991年に三菱のフラッグシップセダンとして登場。ラリーの勝利を目的として開発されたモデルで、10世代にも渡って進化を遂げたクルマとなります。

 歴代モデルのなかでも、とくにマニアの間で人気なのが「ランサーエボリューションV(ランエボV)」です。

 前幅の広がりによる3ナンバーに進化したモデルで、オフロード競技に留まることなく、レースやジムカーナなど幅広いシーンでライバルに対抗できるよう進化を遂げたことにより、国内モータースポーツ界でもがランエボ増えるきっかけとなった1台です。

 さらに、近年の中古車市場で高い需要を集めているのが、限定1000台が販売されたランサーエボリューション・ファイナルエディションです。

 ランボエの歴史に幕を閉じた2015年、その最後を飾るために登場したのがファイナルエディションで、現在の中古車市場での需要が高まっています。

※ ※ ※

 馬力制限時代に登場した国産スポーツカーは、その時代ならではの魅力が詰まっているため、現在もなお数多くのユーザーに注目を集めています。なかには、新型モデルの登場により再び人気に拍車をかけるモデルもありました。

 昔を懐かしむ気持ちや、限られた制限のなかで最大限の性能を発揮するスタイルなどに惹かれるのかもしれません。

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