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「ゴツかわいい」新型軽ワゴンで「車中泊」可能!? 初公開された「デリカミニ」の「寝床」性能を予想する

掲載 更新 18
「ゴツかわいい」新型軽ワゴンで「車中泊」可能!? 初公開された「デリカミニ」の「寝床」性能を予想する

■メーカーは明言してないけど……ベースは「eKクロス スペース」か

 三菱は2022年11月4日、来年初夏に発売を予定する新型軽スーパーハイトワゴン「DELICA MINI(デリカミニ)」の外観デザインを初公開しました。
 
 クロスオーバーミニバン「デリカD:5」のイメージを受け継いだタフなスタイリングはアウトドアでも映えそうですが、キャンパーにとって気になるのはデリカミニの「車中泊」性能でしょう。予想してみました。

【画像】「目」がかわいい! 2023年初夏発売予定の三菱 新型「デリカミニ」を写真で見る(65枚)

 新型デリカミニは、1968年のデビュー以来半世紀以上に渡り続く伝統のネーミング「デリカ」シリーズの末っ子です。

 現在は、SUVの走破性とミニバンの実用性を兼ね備えたクロスオーバーミニバン「デリカD:5」と、コンパクトハイトワゴン「デリカD:2」がラインナップされています。

 三菱によると、デザインテーマは「DAILY ADVENTURE(毎日の冒険)」だといい、デリカD:5に代表されるデリカシリーズの世界観を、軽スーパーハイトワゴンに詰め込んだのだと説明します。

 正式発売はまだ半年以上も先とみられ、室内の様子や性能面、車体の寸法といった情報はまだ明らかにされていませんが、ヒントはあります。

 2022年11月上旬現在、三菱の軽スーパーハイトワゴンのラインナップとして「eKスペース」と「eKクロス スペース」が販売されています。

 2020年3月にフルモデルチェンジした2代目のeKスペースと同時に、SUVテイストを加えたクロスオーバーモデルとしてデビューしたのが、eKクロス スペースでした。

 eKクロス スペースは、三菱のフロントデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」を採用。垂直に通したメッキバーと水平基調のグリルという力強いフロントマスクが印象的です。

 このほかにも、ワイドなスタンスのフェンダー形状やブラックのフェンダーアーチ、そしてブラックのサイドシルガーニッシュといった加飾を特徴とします。

 そのスタイリングはまさに「小さな」デリカD:5、つまり“デリカミニ”といった風情でした。

 このようなラインナップで展開するなか、突如として現れた新型デリカミニですが、車体全体のフォルムや窓の形状、後席のスライドドアといった成り立ちはeKクロス スペースに極めて近いものです。

 新型デリカミニが、これまでのeKクロス スペースをベースに、外装デザインを大幅リニューアルしたモデルであることは間違いないでしょう。

 なお三菱が2022年11月4日におこなったオンラインの報道会見では、新型デリカミニ導入後にeKクロス スペースが廃止されるのか、あるいは継続販売されるかどうかについて、現段階では明確な回答はできないとしていました。

■新型デリカミニなら工夫次第で車中泊も可能そうだ

 eKクロス スペースをベースに大幅リニューアルされた外観デザインが先行公開された新型デリカミニですが、内装デザインや室内の使い勝手といった情報はまだ明らかにされていません。

 とはいえ、基本的な室内のレイアウトは、現行eKスペース/eKクロス スペースとほぼ同等とみられます。

 eKクロス スペースのボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1820mm(4WD/オプションのルーフレール装着車)で、ホイールベースは2495mmです。

 社内測定値による室内長は2200mm、室内幅は1335mm、そして室内高は1390mm(リアサーキュレータ装着車)と、非常に広大な空間を持ちます。

 なかでも室内高は、10歳前後の子どもなら、かがまずに立てるくらいの余裕があります。

 シートアレンジについては、後席を前倒しにすると低くフラットな荷室空間が現れますが、前席背もたれがあるので、荷室長は1500mm以下といったところ。

 eKクロス スペースで大人が就寝するためには、ふた通りのシートアレンジを試す必要があります。

 まず、前席ヘッドレストを外したうえでフルにリクライニングさせ、後席と一体化させる方法がひとつ。後席も若干ですがリクライニングが可能です。

 ふたつめの方法は、後席のヘッドレストを外したうえで背もたれを前倒しし、フルリクライニングさせた前席と組み合わせるという、やや裏技的なアレンジスタイルです。

 後者のほうが、より長く1800mm程度の「寝床」を生み出すことが可能で、片側で大人1名、左右席を組み合わされば大人2名の就寝もいけるでしょう。

 ただしいずれの場合でも、シートや荷室の組み合わせによる凹凸が発生します。とくに2番目の裏技的な方法では、前後シート間の段差もかなり大きめです。

 したがって、キャンプ用のエアマットなどを用意することが必須条件となります。厚めのマットのほうが、凹凸をより柔軟に吸収できるのでおススメです。

 内装に関する正式発表はまだですが、おそらく新型デリカミニでもシートアレンジの基本概念はeKクロス スペース同様だと予想されます。

※ ※ ※

 2022年11月4日に公開された新型デリカミニのスタイリングは、eKクロス スペースの力強いテイストを継承しつつも、少しかわいらしい印象もあります。どこが違うのでしょう。

 三菱では新型デリカミニのフロントデザインも、ダイナミックシールドの概念を採り入れているといいます。

 ただし垂直のメッキバーと水平基調のグリルという全体的に硬質なデザインだったeKクロス スペースに対し、半円形の「目」をした独特なLEDポジションランプの効果で、ぐっと柔らかさを与えているのが新しいところです。

 三菱によると「女性ユーザーも多い軽市場の特性にあわせた」といい、現行eKスペース/eKクロス スペースを超える売れ行きが獲得できるか、正式発売が待ち遠しいところです。

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みんなのコメント

18件
  • コレ絶対売れると思う。
  • シートを改善しないと車中泊は難しいでしょう。背もたれを倒すとシートの傾斜が結構大きい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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