■「十年一昔」というけれど…実際はどうなった?
ことわざに「十年一昔」というものがあり、「世の中の移り変わりが激しいこと」や「十年というひと区切りの例」という意味を持っています。
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2020年1月には、2019年の年間新車販売台数が発表され、直近の売れているモデルが明らかになりましたが、その10年前の2009年の販売台数とは、どのような違いがあるのでしょうか。
毎年、年始めに前年の年間新車販売台数が発表されています。2018年の登録車年間販売台数は「ノート」が日産車として統計史上初の首位に輝きました。
ノートから首位を奪還すべく、長年王者の座を維持していたトヨタ「プリウス」は、2018年12月にマイナーチェンジを実施し、2019年4月に約16か月ぶりに首位に立ちます。
その後、2019年中頃から後半にかけては同じトヨタの「シエンタ」や「カローラ」が登録車月間販売台数にて首位になるなど、さまざまな車種が入り乱れました。
その結果、2019年の年間登録車販売台数は、1位トヨタ・プリウス(12万5587台)、2位日産・ノート(11万8472台)、3位トヨタ・シエンタ(11万880台)、4位トヨタ・カローラ(10万4406台)、5位トヨタ・アクア(10万3803台)となり、プリウスが2年ぶりに首位を奪還する結果となったのです。
では、10年前の2009年の登録車販売台数はどうだったのでしょうか。
2009年の登録車販売台数は、1位トヨタ・プリウス(20万8876台)、2位ホンダ・フィット(15万7324台)、3位トヨタ・ヴィッツ(11万7655台)、4位トヨタ・パッソ(9万8883台)、5位ホンダ・インサイト(9万3283台)という結果です。
2009年は、政権が自民党から民主党に変わったことや、高速道路の「休日上限1000円」などが実施された年です。国内の新車市場で1位のプリウスは20万台を超えていました。
2009年のプリウスは歴代モデルで一番売れた3代目となり、現在は2015年の4代目と比べると登場時にデザイン面などで不評があったなどの違いがありました。
また、5位以下のモデルにおいては、2019年ではノートが2位(2018年は1位)ですが、2009年は現行の2代目ではなく初代だったことや、e-POWER搭載車を発売する前だったこともあり、10位の6万5745台と現在ほどの人気ぶりは見受けられません。
その下の20位まででは、13位に2019年で生産終了となった日産「キューブ」やトヨタ「エスティマ」がランクインしていました。
実際の販売状況の変化について、日産の販売店スタッフは次のように話します。
「2009年と現在を比べるととにかく、登録車といわれる普通車が売れにくくなったことが挙げられます。当時も軽自動車は、身近な買い物用などとして人気はありました。
しかし10年前では、それよりもコンパクトカー人気の方が強く、マーチやキューブ、ティーダ、など比較的サイズ感の手頃なモデルの売れ行きが好調だったのを覚えています。
ただ、最近では軽自動車がコンパクトカー同等またはそれ以上の安全・快適装備を採用していることも多く、車両価格や維持費などで比較検討すると、半数以上は軽自動車を購入されているかもしれません。
そして、この10年間でもっとも大きく変わったのは新型車の大半がハイブリッド仕様を設定していることです。ノートe-POWERも同じですが、いまのお客さまにとってハイブリッド仕様の有無は、購入検討における大きな判断材料となっていることが多いようです」
※ ※ ※
このように、10年というのは時代がひとつ変わる節目の年月といえるのは、クルマ業界にとっても同じようです。
■軽自動車市場は変わった? 今後はどうなる?
普通車での変化は、軽自動車市場にも当てはまるのでしょうか。
2009年当時の売れている軽自動車は、1位スズキ・ワゴンR(20万1528台)、2位ダイハツ・ムーヴ(18万2325台)、3位ダイハツ・タント(14万5432台)となっています。
対して、2019年の年間販売台数は、1位ホンダ・N-BOX(25万3500台)、2位ダイハツ・タント(17万5292台)、3位スズキ・スペーシア(16万6389台)と、台数上では大きな変動はありません。
しかし、車種においてはワゴンタイプからハイトワゴンタイプにニーズが移り変わっていることがわかります。
最近の売れ筋軽自動車は、大きくふたつに分けられます。ひとつは、売れ筋モデルのN-BOX、タント、スペーシアといった全高1700mmを超え、後席スライドドアを備える「スーパーハイトワゴン」と呼ばれるタイプ。
もうひとつは、全高1500mmから全高1700mm未満で、後席がヒンジ式ドアのワゴンRや日産「デイズ」、三菱「eKワゴン/eKクロス」、ホンダ「N-WGN」といったハイトワゴンです。
この両者で軽の販売全体の7割を占めていますが、最近の軽自動車におけるトレンドは、新車販売台数1位のN-BOXに代表されるスーパーハイトワゴンが売れ筋となっていました。
トレンド化しているスーパーハイトワゴンについて、大手自動車メーカーの担当者は次のように話しています。
「いま、盛り上がりを見せているスーパーハイトワゴンのジャンルはどのメーカーも意識していると思います。そもそもこのジャンルが人気の理由は、軽自動車の特徴でもある日本の道路事情にあったサイズ感や維持費の安さ、そしてミニバンに勝るとも劣らない使い勝手の良さだと思います」
スーパーハイトワゴンは各社が攻め入りたいジャンルといえ、日産と三菱もスーパーハイトワゴンを2020年2月には発売する予定です。
前出の担当者は、「スーパーハイトワゴン同様にハイトワゴンも重要な市場です。発売するタイミングはいろいろな事情がありますが、両ジャンルはともに力を入れています」と話します。
軽自動車市場は、10年前に主流だったワゴンタイプに加え、背の高いスーパハイトワゴンというふたつのジャンルを上手く両立させているようです。
※ ※ ※
そして、次なる10年のスタートともいえる2020年は、2009年頃に販売台数で火花を散らしたヴィッツ(現ヤリス)とフィットが再び対決することとなるほか、日産「アリア」、ホンダ「ホンダe」、マツダ「MX-30」といった電気自動車が登場予定です。
2009年から2019年でハイブリッドが普及したように、2020年から2030年では電気自動車が大半を占め、自動運転技術や法整備も整った、完全な未来の交通社会が形成されているのかもしれません。
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