クルマ好きなら一度は憧れたことのあるだろうスーパーカー。その黎明期から現代までをたどる連載企画。第13回は「フェラーリ 308GTB」だ。
フェラーリ 308GTB(1975-1980年)
1975年のパリ モーターショーでデビューした308GTBは、一躍大人気を呼んでフェラーリのドル箱となったモデルだ。前回紹介した512BBと同様、車名はエンジン排気量と気筒数からなり、その名のとおり3Lの8気筒エンジンを搭載する。GTはグランツーリスモ、Bはベルリネッタ(クーペ)を意味する。
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そのスタイリングは、ディーノ 246GTを手がけたピニンファリーナが、そのデザインエレメントを継承しつつ一段と洗練させた美しさで目を引いた。ピニンファリーナで実際にデザインしたのは、1960年代末期から90年代前半までのフェラーリ車の多くを手がけた、レオナルド・フィオラバンティと言われている。スーパーカーのお約束で、ヘッドランプはリトラクタブル式の丸形2灯を採用していた。
フェラーリの市販車としては初めての8気筒エンジンは90度のV型 DOHC。2バルブだったが、ボア81.0×ストローク71.0mmのショートストロークで、8.8の圧縮比とウエーバー製40DCNFキャブレターを4基装着。ドライサンプ化した欧州仕様では、最高出力は255psを発生し、公称最高速度は252km/hと謳われていた。排出額規制の厳しい北米仕様ではウエットサンプで最高出力は240psに抑えられていたが、それでも侮れない高性能ぶりを発揮した。
コクピットの後ろに横置きミッドシップ搭載されたV8 DOHCは、キャブレターからの吸気音、回転数を上げるとトーンが高まっていくエンジンサウンド、そしてエグゾーストノートによる「フェラーリ ミュージック」は、12気筒に勝るとも劣らない美しい音色を奏で、ティフォシたちをとりこにしたのだった。
308のもうひとつの特徴が、初期型はフェラーリ初のFRP製ボディをまとっていたことだった。当時はまだFRPの工作精度の低さが問題視されていたが、後期型のスチールボディよりは200kg以上も軽く、加速やハンドリングの向上に繋がっていたのは確かだった。
当時の日本ではコーンズ & カンパニー Ltd.が輸入代理店となっており、基本的に北米仕様と同じスペックで導入されていた。308GTBの販売価格は1350万円。1970年代後半の輸入車としても高価だったが、生産終了までに2897台が製作され、人気の高さを実証している。
フェラーリ 308GTB 主要諸元
●全長×全幅×全高:4230×1720×1120mm
●ホイールベース:2340mm
●重量:1090kg(FRPモデル)
●エンジン種類:90度V8 DOHC
●排気量:2926cc
●最高出力:255ps/7000rpm
●最大トルク:30.0kgm/5000rpm
●燃料タンク容量:80L
●駆動方式:横置きミッドシップRWD
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:205/70VR14
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