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【640psのニュル最速SUV】ポルシェ・カイエン・ターボGT 欧州発表 突き詰めたパフォーマンス

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【640psのニュル最速SUV】ポルシェ・カイエン・ターボGT 欧州発表 突き詰めたパフォーマンス

エンジン車のカイエン最強モデル

text:Greg Kable(グレッグ・ケーブル)

【画像】新型カイエン・ターボGT【兄弟モデルとじっくり比較】 全127枚

translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

ポルシェは、最高出力640psのカイエン・ターボGTのベールを脱いだ。カイエン・ターボGTは、これまでにないレベルのパフォーマンス、ダイナミックな能力、ドライバー・エンゲージメントを実現しているという。

9月から英国での販売が予定されているこのモデルは、カイエン・クーペ・ターボをベースとしており、ポルシェのICE専用SUVの中で最もパワフルなモデルだ。ニュルブルクリンクではその開発の成果が示されており、最近では7分38秒9を記録して市販SUVのラップレコードを更新した。これは、2019年のアウディRS Q8のタイムを3秒以上も上回るものだ。

カイエンのターボモデルとGTSモデルの優れたパフォーマンスを融合させることを目的としたターボGTは、一連のスタイリングの変更によって兄弟モデルとの差別化を図っている。これらはすべて、エンジンとブレーキの冷却効率を高め、安定性とダウンフォースを向上させる機能的な対策であると説明されている。

その中には、デザインを一新したフロントバンパーに冷却ダクトを拡大したリップスポイラーや、カーボン製のウィングを備えたルーフスポイラー、25mm幅のリアスポイラーなどがある。リアスポイラーはテールゲートから完全に展開した場合、最高速度300km/hで40kgのダウンフォースを得ることができるという。

さらに、ツインテールパイプのエグゾーストを中央に配置することで、空気の流れを整えている。ドアミラーキャップとリアディフューザーの下部にはカーボンが使用されている。

また、カイエン・ターボGTには22インチホイールが装着され、ゴールドまたはブラックカラーで仕上げられる。フロントに285/35プロファイル、リアに315/30プロファイルのピレリPゼロ・コルサのパフォーマンスタイヤが標準装備されており、ポルシェによるとこの新型車のために特別に設計されたものだという。

性能を突き詰めたツインターボ4.0L V8

インテリアでは、ポルシェのすべてのホットモデルに採用されているスポーツ・レスポンスボタンを備えたスポーツ・ステアリングホイールや、フロントのスポーツシートと独立したリアシート(2人用)が装備されている。

インテリアのステッチやシートベルトは、ゴールドとグレーの2色から選ぶことができる。新しいアルカンターラのアクセントは、パフォーマンスを追求しているモデルであることを示唆している。

ターボGTは、ポルシェの新しいコミュニケーション・システムであるPCM 6.0をカイエンで初めて採用し、アップル・カープレイとアンドロイド・オートの両方に対応するなど、インフォテイメントの機能を強化している。

パワートレインは、ツインターボ4.0L V8ガソリンエンジンを改良したものだ。標準のターボに比べて90psと7kg-m向上し、640psと86.5kg-mのトルクを発生する。この出力は、ラインナップの中で680psのカイエン・ターボS Eハイブリッドに次ぐものだ。

このエンジンの変更点としては、改良型クランクシャフトの採用、ターボチャージャーのブースト圧の向上、燃料噴射、インダクション、インタークーラーの微調整などが挙げられる。

同じエンジンを搭載したRS Q8は、最高出力600ps、最大トルク81.4kg-m、ランボルギーニ・ウルスは最高出力650ps、最大トルク86.5kg-mを発揮する。レスポンスを短縮するための新しいソフトウェアと水冷式トランスファーケースを採用した、改良型の8速トルクコンバータATと組み合わされている。

0-100km/h加速は3.3秒

ポルシェは、オプションのスポーツ・クロノ・パッケージを装着したターボGTの0-100km/h加速のタイムを3.3秒とし、カイエン・クーペ・ターボよりも0.6秒、ウルスよりも0.3秒短縮したとしている。

車高は17mm下げられ、フロントアクスルに0.45度のネガティブキャンバーを追加し、カーボンセラミック製のブレーキディスク(フロント440mm、リア410mm)を装着している。

さらに、3つのチャンバーを持つエアサスペンションのスプリングレートが15%強化され、アクティブ・ロール・スタビライザー・システムはよりフラットなコーナリング特性を発揮するよう再調整されている。

ターボGTの英国での価格は14万3910ポンド(2230万円)からとなっている。

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みんなのコメント

7件
  • 投稿終了
  • 今担当から10月の生産枠が3台あるからと商談が来た。
    まだ日本で公表されていないスペックを貰いました。
    シャーシ、サスペンションは新規専用設計、チタンマフラー、0-100は3.3秒、等々
    乗り出しは3400万ほどになるそうで。ちょっと欲しいかも。

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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