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ゴルフ GTIと同じ4気筒ターボ 6代目 フォルクスワーゲン・ポロ GTI(1) 7年目なハードを再確認

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ゴルフ GTIと同じ4気筒ターボ 6代目 フォルクスワーゲン・ポロ GTI(1) 7年目なハードを再確認

ゴルフ GTIと同じ2.0L 4気筒ターボ

バッテリーEVの普及とファミリーSUVの人気に伴い、従来的な小さなハッチバックは選択肢が減り続けている。ホットハッチと呼べる前輪駆動モデルでいえば、英国で選べるのはミニ・ジョン・クーパー・ワークスか、このポロ GTI程度になってしまった。

【画像】強さを増す走りの輝き 6代目 VWポロ GTI サイズの近いホットハッチ ゴルフ GTIも 全106枚

ただしミニは、新世代と呼べる水準での大アップデートを最近受けた。一方のポロ GTIは2018年に登場して以来、そこまで変化はしていない。お値段は、物価上昇に合わせて大幅に高くなっているけれど。

現行のポロは6代目。GTIで最大の魅力といえるのが、ゴルフ GTIと同じEA888型 2.0L 4気筒ターボエンジンを積むことだろう。207psと32.5kg-mという、かなりの動力性能を得ている。2021年のフェイスリフトを機に、当初より7ps上昇した。

7速デュアルクラッチAT(DSG)が組まれる、前輪駆動に変わりはなし。機械式のリミテッドスリップ・デフではなく、ブレーキ制御でトルクを有効に伝える、電子制御式ディファレンシャル・ロック、「XDS」が実装される。

8代目ゴルフへ寄せた顔つき 15mm低い車高

見た目も、前期型とは異なる。8代目へ進化したフォルクスワーゲン・ゴルフとイメージを寄せるため、前後のライトなどを中心に更新されている。それでも、現在の同社のラインナップでは、新鮮味が強い方には入らないだろう。

レッドのストライプがあしらわれたフロントグリルや、テールゲート中央で、GTIのロゴが光る。アルミホイールは17インチが標準。ブレーキディスクも、GTIでは大径になる。

サスペンションには、車高が15mm落ちレートが高いコイルスプリングと、専用ダンパーを採用。英国仕様では、アダプティブダンパーが標準になる。アンチロールバーとホイールハブ、ステアリングナックルも、通常のポロとは異なるという。

車重は1303kg。2018年には軽く思えなかったが、2.0t超えのバッテリーEVが珍しくない今では、まったく心象が異なる。

シートはチェック柄クロス 荷室はクラス最大級

インテリアは、スタイリングと同様に、スポーティさを誇示するタイプではない。全体的なデザインは通常のポロと変わらず、ダッシュボード上にレッドの差し色が施される程度。それもマット仕上げで、派手すぎない。

シートはチェック柄のクロスで覆われた、スポーツタイプ。ここでは、GTIであることが主張されている。サポート性が高く、座り心地も良いが、座面の位置はやや高めだ。理想へ近い運転姿勢を探せるとは思う。

後席側は、平均的な大人2名が充分に座れる空間がある。荷室容量は355Lとクラス最大級。後席の背もたれを倒せば、1125Lへ拡大できる。床面の高さを調整でき、荷物用のフックもあり、多様な使い方に対応するはず。

長年のユーザーには歓迎されるデザイン

ダッシュボードにはタッチモニターが据えられるが、サイズは標準では8.0インチで、2025年としては小ぶり。そのかわり、画面の周囲には実際に押せるハードスイッチやダイヤルが並ぶ。オプションで、9.2インチも選べる。

メーター用モニターは、2021年のフェイスリフトで10.25インチへ拡大された。エアコンには、独立した操作パネルが用意されている。

ソフトウェアは最新バージョンが稼働するものの、最近のデザインへ見慣れた人には、前時代的に感じられる車内かもしれない。だが、長年フォルクスワーゲンを愛用してきた人には、歓迎されるデザインだろう。

走りの印象とスペックは、6代目 フォルクスワーゲン・ポロ GTI(2)にて。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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みんなのコメント

1件
  • kan********
    赤いボディは GTI のバッジが映えないんだな?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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