予選で勝ち抜けばいいだろ？ F1モナコGP批判にベテランのヒュルケンベルグが反論「泣き言はやめろ」

　またしてもオーバーテイクがほとんどない決勝レースとなったモナコGPから1週間。今年導入された“2ストップ義務”や、伝統のモンテカルロ市街地サーキットのコースレイアウトに関する意見が飛び交っている。

　しかし、モナコGPとは“こういうモノだ”と主張するドライバーもいる。

　そのひとりが、ベテランのニコ・ヒュルケンベルグ（ザウバー）。決勝で前のドライバーを抜くことができないのであれば、前日の予選で可能な限り良い結果を残せば良いだけだとして、この歴史的なコースへの批判を展開する声に対して「泣き言はやめろ」と言い放った。

「この騒動はいつも理解できない」

　モナコGPから連戦となるスペインGPの記者会見でヒュルケンベルグはそう語った。

「みんな、そうなることは分かっているのに、文句を言う。そういうことに僕はあまりエネルギーを使わない」

　そしてヒュルケンベルグは次のように続けた。

「もっと良い結果が出したいなら、予選を勝ち抜けば良い。泣き言はやめよう」

「毎年、僕らはこの話をしている。僕のグランプリはあまりエキサイティングではなかったけど……モナコは常に、こういうところがあるんだ」

「グランドスタンドやテラスを見ると、今で見てきた中で1番賑わっていたと思う。ゲストの面でも、セレブリティの面でも、みんなまだモナコが好きみたいだね」

　そしてヒュルケンベルグはこうも語った。

「でも、見応えのあるモナコGPはいつだった？　教えてほしいくらいだよ」

　モナコGPのコースレイアウト変更という話題に批判的なのは、最年長フェルナンド・アロンソ（アストンマーティン）も同じだ。

「何かがどれだけ良いか、ではなく何かがどれだけ悪いかが常に語られている」とアロンソは言う。

「これがモナコだ。モナコのために、このスポーツに関わる全ての人たちの間で考えられるアイデアがいくつかあるかもしれない。でも僕は、何も考える必要はないと思う」

　またアロンソはこう続けた。

「今は多くのコンテンツが作られて、ドライバーは良い子すぎてどんな質問にも答えてしまう。もし40年前、チャンピオン争いをしている（アイルトン）セナや（アラン）プロストに、1週間前のモナコについて尋ねたら、今よりも礼儀正しく相手はしないだろう」

Comments

[ファルコンまつり]

論点がずれている　まあ退屈ですよね　毎年

[dcq********]

見る方がつまんないという話ですが、、、