ウイリアムズのジェームス・ボウルズ代表は、アレクサンダー・アルボンとカルロス・サインツの間で起きたチームオーダーをめぐるマイアミGPの騒動は「2分で解決」したと語った一方、今後は混乱を避けるためにも簡潔に無線指示を出す方針となったようだ。
マイアミGP序盤サインツJr.は、真後ろを走るアルボンがチームからのポジションキープの指示に違反したと感じ、無線で闘志を燃やしていた。
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アルボンはマシンの水圧に問題があることを告げられ、サインツJr.の後方に待機するよう求められたが、アルボンはDRSでチームメイトをオーバーテイク。サインツJr.はエンジニアのガエタン・ジェゴに「君は僕に、彼は指示を受けていると言ったじゃないか!」と声を荒げた。
レース後、ボウルズ代表はふたりのドライバーをブリーフィングルームに集め、状況を説明させた。
ボウルズ代表は、ドライバー同士の溝は埋まったと考えており、チームはこのような問題が再発しないようにプロセスに手を加えたと付け加えた。
「レース後にふたりを部屋に呼んだら、問題は2分ほどで解決した。これはチームとしての責任だ」
「チームとして、厳密なチームオーダーを出さなければならなかったのは、おそらくこれが初めてだと思う」
「当時の背景を考えると、アレックスには冷却面で問題があって、ラジエーターに空気を当てる必要があった。それには2つの方法がある。オーバーテイクするか、1秒以上後退するかだ」
「エンジニアから(両ドライバーへの)無線のコミュニケーションの長さは同じようなものだったから、議論が進められている中で片方のドライバー(サインツJr.)には『心配しないで、アレックスは攻撃しないから』と伝えられていた」
「もう片方(アルボン)とはまだディベートが続いていて、『ここで何をすべきか、そこで何をすべきか教えてくれ』と話していた。明確じゃなかったからね。 それは我々の責任だ。それをはっきりさせなければならない」
「カルロスのフラストレーションは、アレックスがオーダーに背いた、あるいはエンジニアが背いたと思ったからだ。そのどちらでもなかった。これはピットウォールで確実に修正しなければならないものだ。それを変えることで、もう二度と起こらないという保証を与えることができる」
「その後、文字通りふたりと同席した時にカルロスは『OK、分かったよ。今後どうするんだ?』と答えた」
エンジニアがドライバーに伝える指示をより簡潔なものにすることは、無線の”トラフィック”を効率化するための新しいプロセスの一部であるとボウルズ代表は説明した。ドライバーは、後でその判断の根拠を受け取ることになる。
「レースエンジニアというのは、その多くがオウム返しなんだ。だから、もし彼らに長ったらしいことを言えば、彼らはよく考えてそれを分割しなければならなくなる」
「説明するなら、例えば『指示だ、オーバーテイクするな』と無線で言えば、それが確実に各車に伝わり、オーバーテイクが起きなくなることを保証できる」
「我々はそれをやれなかった。何が間違っているのか、どうすればそれを軽減することができるのかについて、長い時間をかけて議論したんだ」
「リアルタイムで何が起きたのかを確認し、その後ディスカッションを行なって、その方法について適切なプロトコルを作成した」
「短く、簡潔で、要点がまとまっていればいい。それを適切な人が、適切な瞬間に、適切な人に伝える。それだけだ。難しいことではない」
「厳しいようだが、人間的であってはならない。『これをやれ、今すぐやれ、話は後だ』ということなんだ」
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