2021年F1第20戦カタールGPのレース前、ロサイル・サーキットのフロントロウにいた、アルファタウリ・ホンダのジョナサン・エドルズと目があった。予選4番手だったピエール・ガスリーは、日曜日になって予選2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)と3番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)がそれぞれ予選でのダブルイエローフラッグ無視、黄旗無視によってグリッド降格となったため、2番グリッドに浮上した。
アルファタウリとしては初、前身のトロロッソ時代を含めても、2008年のイタリアGPでのセバスチャン・ベッテル(PP)以来、13年ぶりのフロントロウからのスタート。チームメイトの角田裕毅も8番グリッドにつけ、アルファタウリとしては2台そろって入賞する絶好のチャンスだった。
角田裕毅13位「予選までの速さがなく、予想外の展開に」捨てバイザーがウイングに引っかかるトラブルも/F1第20戦
しかし、1周目にガスリーはフェルナンド・アロンソに、角田はエステバン・オコンと、アルピーヌの2台にオーバーテイクされてしまう。
「第1スティントでのクルマにちょっと問題があって、それでペースが落ちていた」という角田。その後、5周目にセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)に抜かれた角田は、ランス・ストロール(アストンマーティン)とバルテリ・ボッタス(メルセデス)に迫られ、9周目に立て続けに2台にパスされると、たまらずピットインした。
チームによれば、このとき角田のリヤウイングに捨てバイザーが貼り付いていたという。
ピットインした際にメカニックが問題を対処したという角田は「その後のミディアムタイヤ、ハードタイヤの時は(ペースが)戻りました」と、11周目にはキミ・ライコネン(アルファロメオ)を1コーナーでオーバーテイク。2ストップ作戦で序盤の遅れを取り戻そうと、前を追った。
しかし、この日のアルファタウリのマシンは、ロサイル・サーキットでの速さが十分ではなかった。2番手からスタートしたガスリーも2ストップ作戦を採ったが、ピットロスをコース上の走りで挽回できるほどのスピードがなく、ずるずると後退。終わってみれば、2台ともポイント圏外でチェッカーフラッグを受けるというスタート前には想像もしていなかった結果に終わった。
レース後、ミックスゾーンにやってきたガスリーは「信じられない。今日はアルピーヌが素晴らしい仕事をした」と語った。そして、角田はそのアルピーヌから今年F1に復帰したアロンソが3位になった映像を時折見ながら、メディアの質問に答えていた。
コンストラクターズ選手権5位の座を賭けて、アルピーヌを競い合っているアルファタウリ。残りは2戦しかなくなった。
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