2018年を盛り上げた車種の代表といえば真っ先にジムニーが挙げられるだろう。20年ぶりとなるモデルチェンジになり、多くのファンのみならず愛らしい姿に女性ファンも増えているという。
一時期3年待ちとまで言われていた納期も若干は落ち着いたものの、依然として多くのバックオーダーを抱えている大人気ぶり。
そんななか2019年東京オートサロンにジムニーのピックアップモデルとカスタムモデルが登場した。スズキがジムニーの車体に手を加えるのは異例のこと。
市販の可能性は? そしてジムニーカスタムの現状に迫ります。
文/写真:ベストカーWeb編集部
■メーカーがジムニーをハードにカスタムしちゃった!!
東京オートサロンに展示されたジムニーとジムニーシエラ。マットシルバーのジムニーは「SURVIVE(=サバイブ、生存する)」と名付けられた。
カスタムの提案として、ウインチバンパーやアウターロールケージ、挙句の果てにハイリフトジャッキまで装備している。オフロードショップのデモカーのようだ。
ジムニー好きにとってはこの程度のカスタムは決して珍しいものではないけれど、メーカーが実際にここまでのカスタムをするのは異例中の異例のこと。
細かい部分を見るとルーフにはサンドラダーまで備える(しかも金属製)。「わかってるねぇ~」と往年のオフローダーたちも唸ってしまうようなこだわりがそこかしこに散らばっている。
スズキ車内の相当なジムニストが関わっているに違いない(先代のJB23の頃とはかなり温度感が違うようにも思える)!!
もういっぽうのイエローのジムニーシエラはなんとピックアップ。先代はバンボディしか存在しなかったのだが、新型は登場前からこのようなピックアップボディの存在がささやかれていた。
まさか新型発売から1年も経たないうちにこのようなコンセプトが出るとは驚きである。関係者に聞くと「市販の予定はありません」とのこと。
しかしそこで食い下がっても仕方ないので、現場にいらしたジムニーファンなら知らぬ人はいない二階堂裕氏に詳細を聞いてみた。
■アイデアはドイツから!? そして荷台はキャリイを流用
「ピックアップはドイツのジムニーユーザーに話を聞いて発案したと思うんだよね。意外と知られていないけどドイツでジムニーは狩猟で使われるんですよ。
捉えた獲物を荷台に載せるには臭いの問題があるので車室外がいいですから。
そしてこのピックアップは荷台はキャリイのものを流用してるんだよ。市販の可能性はそこそこあると思いますよ。費用的にもラダーフレームだからそんなに難しい話ではないと思う」。
二階堂さんの溢れんばかりの知識に思わず聞き入ってしまったが、ドイツの意見を聞いたかもというのはかなりビックリの情報だ。
ジムニーは実用車として進化してきた存在。必要ならばピックアップも用意する、そんな姿勢がかつてのスズキにはあったと二階堂さんは言う。
「そもそもジムニーにはピックアップモデルが昔にもあったんだよ。オーストラリアの牧場からのリクエストで作ったの。もちろん日本では成功したモデルではなかったんだけどね。
けれど"ワークホース"としてのニーズは必ず世界にもあるし、こういうピックアップがコンセプトとして出た以上はファンの後押し次第では出るんじゃないのかな。
トヨタのランクルのピックアップもあれだけ成功したじゃないですか」。
■新型ジムニーのカスタムで気を付けることとは?
なんだかすっかりピックアップのジムニーが登場する気になってきたが、あくまでも公式発表は「市販の予定はない」とのことなので落ち着きたい。
今回新型ジムニーのカスタムコンセプトを見ていて少し気になったことがある。ジムニーのカスタムに気を付けるべきことはないのかということ。引き続き二階堂さんに聞いてみる。
「被害軽減ブレーキのカメラがあるのでリフトアップは30mmくらいまでを目安にしたいね。50mmくらいまではカメラの視野調整で大丈夫とは聞いているけど、あまり無理しないでほしい。
あとはタイヤサイズが195幅でもフレームに当たることなく入ります。この辺は新型になって大きな進化を感じるところだよね」。
自動ブレーキのカメラ位置については登場時からも気になっているオーナーも多かったが、30mmくらいまでなら安全な範囲。ディーラーでカメラ角度の調整をすれば作動に問題がないという。
とはいえせっかくの安全装備も調整できる範囲には物理的限界があるというので、カスタムの際は気を付けたい。今後のカスタムの方向性はどうだろうか?
「カスタムしてクロカン仕様になるクルマ、あとはジムニー女子のような感じで個性を大きく出すようなカスタムの両極端になりそうだね。
先代も過激なカスタムは中古車がこなれてきてから増えたから。静かで燃費もいいし、ベースがしっかりしているからどのような流れになるか楽しみだね」。
と、いうことでジムニーのカスタムはまだまだ熱を帯びてきそうだ。
ジムニー好きとしては東京モーターショーあたりで、ピックアップの続編として幌ボディのジムニーにもどうしても期待してしまうがいかに!?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
国民ブチギレ! ガソリン“暴騰”に「何も考えていない」「議論して!」の声! 補助金の「国民ガン無視・独断撤廃」実施で大混乱… 「暫定税率廃止」も決定だけの“白紙状態”のまま
一度消えた技術に何があった? かつて酷評された4WSがいま続々採用されるワケ
25歳、結婚1年目にして「190E エボII」をローン購入! 29年大切に乗り続けるメルセデスは走行距離たった1000キロのアタリの個体でした
「赤字確実」「TSMCの無駄遣い」 熊本県の架橋構想「八代・天草シーライン」は県の「南北格差」を解消できるか? 事業費なんと800億円という現実
トヨタの新型「ランドクルーザー250」が欲しい! 日本人の平均年収は458万円 どれくらいの“世帯年収”なら買えますか?
国民ブチギレ! ガソリン“暴騰”に「何も考えていない」「議論して!」の声! 補助金の「国民ガン無視・独断撤廃」実施で大混乱… 「暫定税率廃止」も決定だけの“白紙状態”のまま
「リッター200円超え」も現実的に!? 高騰するガソリン価格にどう対応する? ハイオク車にレギュラーを入れるのは大丈夫?
軽自動車ベスト3発表!「安い・小さい・走りも装備もそれなり」は昔の話…2025年に買って損しない下剋上軽カーをお教えします
「彼氏の車がオープンカーでした(汗)」は恥ずかしい? なんと若い独身女性「3割以上」が反対! むしろ恋愛がクローズする恐れも?
「彼氏の車がセダンでした」は恥ずかしい? なんと若い独身女性「3割以上」が肯定的! 意外? モテるぜ! SUVに押されても根強い人気のワケ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?