ブガッティ・サーキットでMotoGP第5戦フランスGPが開幕。初日のフリー走行1回目では、プラマックのホルヘ・マルティンがトップタイムを記録した。
フランスGPは2021年にフランス人として初のチャンピオンとなったファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)にとっての母国戦。多くのファンが声援を送っており、FP1が始まると同郷のヨハン・ザルコ(LCRホンダ)と連れ立って走る場面も見られた。
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晴天で始まったフリー走行は、前戦スペインGPでポールポジション&2位と復活を印象付けたマルク・マルケス(グレシーニ)が序盤10分で1分31秒971を記録し、これが暫定トップタイムとなった。
2番手以下にはドゥカティファクトリーチームのエネア・バスティアニーニ、フランチェスコ・バニャイヤ、プラマックのホルヘ・マルティンと並び、ドゥカティ陣営が上位の状況だった。
セッションは転倒者などが出ることもなく、ごく穏やかに進行。マルケスの記録した暫定トップタイムは折り返しを過ぎ、残り時間18分というところでようやくバスティアニーニによってわずかに(1分31秒914)更新された。
残り時間10分を切ると、注目の新人ペドロ・アコスタ(GASGAS)がペースアップ。アタックをまとめ上げて1分31秒673をマークし、暫定トップタイムを更新……したかに思われたが、トラックリミット違反で抹消されてしまった。
アコスタはその後改めてアタックに取り掛かると、今度はタイム抹消されることなく1分31秒658を記録。残り5分で暫定トップとなった。
この頃になると他のライダーもアタックへ向かい、コース上では続々とタイムが更新されていった。
このアタック合戦でトップタイムを塗り替えたのはマルティンだった。タイムは1分31秒421だ。なおラスト1分でブラッド・ビンダー(KTM)が転倒し、黄旗が掲示されたことで、最後のアタックに影響があったライダーもいた。
2番手タイムとなったのはアコスタ。終盤にはかつてのマルケスのように、バランスを崩したマシンをリカバリーする離れ業も見せた。3番手にはアプリリアのマーベリック・ビニャーレスが続いた。ドゥカティファクトリーへの昇格も注目されているマルケスは、9番手タイムでセッションを終えた。
日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は、19番手タイム。ヤマハ勢はアレックス・リンスが13番手となった。母国戦のザルコは16番手、クアルタラロは20番手だった。
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