2021年FIA F2開幕戦の予選がバーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれた。フィーチャーレースのポールポジションを獲得したのは周冠宇(ユニ-ヴィルトゥオーシ)で、タイムは1分42秒848だった。
昨年活躍したミック・シューマッハー、角田裕毅、ニキータ・マゼピンという3人のドライバーをF1へと送り込んだFIA F2。2021年シーズンは22人中ルーキードライバーが10人というフレッシュな顔ぶれとなった。
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今回の予選で終始速さを見せたのが周。F2で3年目となるアルピーヌ育成ドライバーの周は、セッション中盤に1回目のアタックを実施してトップタイムを記録すると、最終アタックでも同じくアルピーヌ育成のライバル、クリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)のタイムを0.003秒上回ってみせた。周は昨年に続いて開幕戦の予選でトップタイムを記録したことになる。
なお、周はチェッカーを受けた後、サポートレース用のピットではなくF1用のピットに戻ってしまい審議対象となっていたが、懲戒処分に留まり予選結果は保持された。
ルンガーは周にわずかに及ばず2番手。3番手はフリー走行でトップタイムだったフェリペ・ドルゴビッチ(ユニ-ヴィルトゥオーシ)で、ユニ-ヴィルトゥオーシ勢のポテンシャルは今季も高そうだ。
4番手はダニエル・ティクトゥム(カーリン)。5番手タイムをマークしたユーリ・ヴィップス(ハイテック)は技術規定違反により全タイム抹消の裁定が下ったが、現在異議申し立て中となっている。そしてルーキー最上位は6番手のリチャード・フェルシュホー(MPモータースポーツ)だった。
昨年シューマッハーや角田らとチャンピオン争いを繰り広げたロバート・シュバルツマン(プレマ)は、ラストアタックを前にマシンのパワーを失い、ホームストレート上でストップ。赤旗の原因となってしまった。これでシュバルツマンはラストアタックを行なえず、12番手に終わった。
今季日本勢でただひとり参戦している佐藤万璃音(トライデント)は19番手で予選を終えた。
なお、今季のF2はレースフォーマットが大幅に変更されている。昨季までは予選の順位を基にしたグリッドでレース1(フィーチャーレース)を開催し、レース1の上位8名をリバースグリッドにした形でレース2(スプリントレース)を実施していたが、今季からは3レース制に変更。予選の上位10名を逆順にしたグリッドでレース1(スプリントレース)を行ない、そのレース1の上位10名をリバースグリッドにしてレース2(スプリントレース)を実施、そして予選結果順のグリッドでレース3(フィーチャーレース)を行なうという少々複雑なフォーマットとなっている。
つまり、今回予選でトップタイムをマークした周は、レース1を10番グリッドで、レース3をポールポジションで迎えることが決定したということになる。そしてレース1のポールポジションは、予選10番手のデビッド・ベックマン(チャロウズ)だ。
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