トヨタのハイブリッド専用車第2弾として登場したのが、2009年12月にリリースされた「SAI」というモデルだ。このSAIは5ドアハッチバックのボディを持つプリウスとは異なり4ドアセダンボディを持ち、パワートレーンも2.4Lエンジンにハイブリッドシステムを組み合わせたプリウスよりも上級な車種となっていたのだ。
文:小鮒康一/画像:トヨタ
実は結構活躍してた! 安価な4ドアハイブリッドのセダン!! トヨタ SAIはクラウンより手頃感を狙うもFF採用がウケなかった!?
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小さな高級車の後継を狙ったSAI
トヨタ SAIは4ドアセダンのハイブリッドを採用し比較的安価な値段で登場した
4ドアセダンのハイブリッド専用車としては、SAIより先にレクサスブランドからHSがリリースされており、SAIはHSの兄弟車という形になるのだが、実は企画がスタートしたのはSAIのほうが先で、SAIがHSのトヨタ版ではなく、HSがSAIのレクサス版ということになる。
そんなSAIの主査を務めたのは、かつて“小さな高級車”のキャッチフレーズでリリースされ、ほぼ5ナンバーサイズのボディに2.5L/3.0Lのエンジンを搭載し、当時のクラウンを上回る品質を実現していたプログレを手掛けた人物であり、2007年に終売となったプログレの後継車種というポジションも兼ねていた。
ただ、SAIはプログレよりも一回り大きくなったボディに加え、FFレイアウトの採用で取り回しがプログレよりも劣ってしまい、プログレユーザーを取り込むことは叶わなかった。
その一方で、フォーマルなセダンスタイルかつハイブリッドで、価格もクラウンハイブリッドよりも手ごろという点が受け、法人ユーザーやタクシー、ハイヤーとしての需要が高く、過去にSAIのタクシーに乗ったことがあるという人もいるのではないだろうか。
そんなSAIは当初、比較的大人しいルックスを纏っていたが、2013年8月のマイナーチェンジで突如、左右を繋ぐロングなヘッドライトやワイドなテールランプを備えたスタイルとなり、カタログ表紙のイメージカラーも「レッドマイカメタリック」とし、インテリアカラーにも「茜(アカネ)」と呼ばれる赤系を用意するなど、大きくイメージチェンジを果たしている。
また2015年5月にはボディ剛性の向上やサスペンションのチューニング、ステアリングのギア比の変更などで操舵時の車両応答性を高め、優れた操縦暗転性を実現を図る改良なども行われたが、2017年7月に登場した10代目カムリが新世代のTNGAを採用したフルモデルチェンジとなったことでその役目を終え、同年秋に終売することとなったのだった。
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みんなのコメント
なるほどプログレの後釜らしく、大きく見せない割には
パッケージングが優れていて、4名乗車でも不満ナシ。
ポップアップカーナビ(但し、空調設定もモニタ内で行う
のは煩雑だった)やシートポジションメモリも初めから
付いてて400万ギリの値段も今思えば好コスパだった。
やはりFFベースでプログレのJZと比べて走りの面白味が
無いのがネガだったか。