■本革シートなど豪華装備採用の「Ti-L」グレードを設定
日産のオーストラリア法人は、2022年後半に現地で発売を予定している新型「エクストレイル」について、グレード展開や搭載されるエンジンなどの情報を同年5月16日に発表しました。
【画像】これが新型「エクストレイル」だ! 日産本社に先行展示された実車を見る!(42枚)
発売に向けて準備が進められているという新型エクストレイル(オーストラリア仕様)ですが、どのような最新SUVとして登場するのでしょうか。
4代目となる新型エクストレイルは、2020年に米国で姉妹車「ローグ」が発売された後、2021年に中国市場で「エクストレイル」として販売を開始。
一方2022年5月時点で、3代目エクストレイルを継続して販売している市場としてオーストラリアや日本などがあります。
今回、オーストラリアで投入が予告されている新型エクストレイルは、ベースグレードから「ST」、「ST-L」、「Ti」、そして最上級グレードの「Ti-L」が展開されます。
STでは、17インチアルミホイール、LED式のヘッドライト/テールランプ、ルーフレール、ハイビームアシスト、リアパーキングカメラ&センサーなどを標準装備するほか、Apple CarPlayおよびAndroid Autoに対応した8インチディスプレイも装備。
ST-Lでは、STの装備に加えて、レーンキープアシスト機能付のProPILOT、プライバシーガラス、フォグランプ、デジタルアラウンドビューモニター、フロントシートヒーター、デュアルゾーンエアコン、合成皮革表皮のシート、リアシートのスライド機能、フロントパーキングセンサー、40:20:40分割リアシートを搭載。
アルミホイールも18インチにアップグレードされます。
Tiでは、本革シートや19インチアルミホイール、パノラミックサンルーフ、LED式ウインカー、スマートリアビューミラー、3ゾーンエアコン、電動リアテールゲートなどが追加されます。
インストルメントパネルに配されるディスプレイも 12.3インチのナビ機能付きタッチスクリーンにアップグレードするほか、10.8インチのヘッドアップディスプレイ、12.3インチデジタルメーター、ワイヤレス電話充電なども採用します。
豪華装備が特徴のTi-Lでは、ステアリングヒーター、BOSEの10スピーカーサウンドシステム、メモリーシート機能付きフルナッパレザーシート、リアサンシェード、ハンズフリーリアテールゲート、リモートエンジンスタートなどを装備します。
なお、予防安全装備としてリアクロストラフィックアラート、自転車/歩行者検知機能付き衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱防止支援システムなどを全車に標準装備します。
荷室はデュアルラゲッジボードを採用(ST-L以上のグレード)。日産のオーストラリア法人によると、荷室は16通りのアレンジが可能になるといいます。
最新のCMF-Cプラットフォームを採用するほか、搭載されるエンジンは最高出力184馬力・最大トルク245Nmの2.5リッターエンジンを搭載。牽引能力は従来比500キログラム増の2トンを確保したということです。
4WDシステムは路面状況にあわせて5つの走行モードから選択可能。またヒルディセントコントロールが4WD車に搭載されます。
日産のオーストラリア法人のアダム・パターソン代表取締役は、「新型エクストレイルは、オーストラリアにおける次世代のファミリー層に向けて、これまでエクストレイルが培ってきた歴史を継承する装備を満載しています」とコメントします。
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