■進化した最高級モデルの仕様とは?
トヨタは2025年8月5日、コンパクトミニバン「シエンタ」の一部改良モデルを実施し、同日に発売しました。
【画像】超カッコイイ! これが“一番高い”トヨタ新「4WDコンパクトミニバン」です!
今回の一部改良では装備を拡充し、商品力を向上させました。加えて、モデリスタと共同開発を行ったコンプリートカー「JUNO(ジュノ)」を追加しました。
そんな進化したシエンタのなかでも、最も高価なモデルとはどのような仕様なのでしょうか。
シエンタは、2003年の発売以来、日本の道路事情に適した扱いやすいコンパクトミニバンとして人気を博しています。
現行モデルは2022年にフルモデルチェンジした3代目です。
日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表する「乗用車ブランド通称名別順位(新車販売ランキング)」によると、2025年6月の販売台数は8385台で、シエンタは5位にランクインしました。
2025年8月5日実施の一部改良では、新装備の追加と先進安全装備の機能追加、および人気オプションの標準装備化により商品力を高めています。
また、モデリスタと共同開発したコンプリートカー“JUNO”を発売しました。
シエンタ“JUNO”はZ(ハイブリッド車)をベースに、後部座席を取り外した2人乗りのレイアウトを採用。
広々とした車内後方のスペースにテーブルやクッションなど、5種類の着脱可能な家具モジュールを組み合わせ、自分好みの空間を作ることができます。なお、家具モジュールはそれぞれ単品での購入も可能です。
そんなシエンタのなかでも最も高価なグレードは「Z(ハイブリッド車・E-Four・7人乗り)」です。
ボディサイズは全長4260mm×全幅1695mm×全高1715mm、ホイールベースは2750mm。ミニバンながら扱いやすいサイズを維持しています。
シエンタは全体的に四角いフォルムで角を丸くした、愛着のわくデザインを採用。最高級モデルのZグレードは金属調塗装のフロントグリルモールやフロント・リアに個性的なデザインのLEDランプを採用するなど、下位グレードと差別化しています。
Zグレードの樹脂製ホイールキャップはダークグレーとシルバーの2色で塗装されています。
シエンタは2トーンカラーを含め、多彩なカラーバリエーションをラインナップ。Zグレードは全9色から選択が可能です。
インテリアカラーはブラック、カーキ、フロマージュの3色を設定。シートの生地はファブリックで、Zグレードのみ消臭・撥水撥油機能を備えています。
両側パワースライドドアには指先で操作できるワンタッチスイッチが付いています。さらに、床下のセンサー部に足を置くと自動で作動するハンズフリーの開閉にも対応。ハンズフリースライドドアはZグレード専用の装備です。
Zグレード向けのディスプレイオーディオは10.5インチの大型スクリーンを搭載し、コネクティッドナビに対応しています。
下位モデルのアナログメーターに対し、Zグレードはディスプレイ表示のオプティトロンメーターと7インチマルチインフォメーションディスプレイを採用。ステアリングは本革巻きです。
パーキングブレーキについては、全車にブレーキホールド機能付き電動パーキングブレーキを搭載。ブレーキホールド機能をオンにしてエンジンを切った場合も、次回の運転から同じ設定が適用される仕様です。
また、前後方のドライブレコーダーやETC2.0ユニットはオプション装備として人気が高く、今回の改良からXグレードを除く全車に装備されています。
その他の標準装備としては、下位グレードに対して運転席のアームレストや後席用のサンシェードが追加されます。
安全装備としては、予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車に標準搭載。
レーダークルーズコントロールは先行車の停止にあわせて自車も停止する停止保持機能を搭載、そしてドライバー異常時対応システムを追加するなど、先進安全装備がアップデートされました。
Zグレードは上空から見下ろしたような映像を表示する「パノラミックビューモニター」は標準装備、スイッチを押すだけで駐車操作を支援する「トヨタ チームメイト(アドバンスト パーク)」はオプション設定で、駐車支援に関する装備が充実しています。
Z(ハイブリッド車)のパワートレインは1.5リッターハイブリッドシステムを搭載。駆動方式は電気式4WDシステム「E-Four」を採用し、燃費はWLTCモードで24.8km/Lを記録しています。
Z(ハイブリッド車・ E-Four・7人乗り)の価格(消費税込み、以下同)は334万2900円で、最安モデル「X(ガソリン車・2WD・5人乗り)」(207万7900円)との価格差は126万5000円です。(山城颯太)
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みんなのコメント
その様な『声』が超寄せられています。