2019年6月30日、F1第9戦オーストリアGP決勝がレッドブルリンクで行われ、2番グリッドからスタートしたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが今シーズン初の優勝を飾った。フェルスタッペンはスタートで失敗し8位までドロップしたが、怒濤の追い上げでメルセデス勢、フェラーリ勢を次々とパス、劇的な速さを見せつけた。メルセデスAMGの連勝はついにストップ、シーズンの流れが変わるか、次戦イギリスGPに注目が集まる。
スタート失敗をカバー、圧巻のオーバーテイクショー
スタートでわずかにエンジンストール、2番グリッドの好スタート位置をフイにして出遅れた瞬間、優勝はおろか、表彰台すら遠のいたと誰もが思った。
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しかし、そこからのフェルスタッペンの追い上げは圧巻だった。まずタイヤ交換までの第1スティントで、チームメイトのガスリー、ランド・ノリス(マクラーレン)、キミ・ライコネンをオーバーテイクし5番手に浮上。
スタートタイヤを上位陣では誰よりも長く保たせてピットに飛び込むと、ハードタイヤへの素早い交換でピットアウト時にはノーズ交換で遅れたルイス・ハミルトン(メルセデス)を交わして4番手に浮上。
そしてそこから誰よりも新しいタイヤのアドバンテージも活かし、フェルスタッペンは圧倒的なペースで追い上げを開始。50周目にはセバスチャン・ヴェッテル(フェラーリ)を、56周目にはボッタスを鮮やかにオーバーテイクしてついに2番手に浮上する。
大逆転優勝を狙うフェルスタッペンはペースを緩めず、最速ラップを更新しながらスタートから首位を走るシャルル・ルクレール(フェラーリ)を追撃。ついには69周目にマシンを接触させながらフェラーリをかわしてそのままトップチェッカーを受けた。
レース後の審議でもフェルスタッペンの順位変動なし
しかし、この首位奪取のオーバーテイクはレース後の審議対象となり、正式結果が出たのはフィニッシュから約3時間半以上たった現地午後7時46分。
審査委員会は「両車の接触はどちらのドライバーにも非のないレーシングアクシデント」と結論付け、フェルスタッペンにペナルティなどの措置は取らない旨を発表。フェラーリにはこの決定に控訴する道も残されているが、ひとまずホンダの2006年ハンガリーGP以来の優勝が確定した。
パワーユニットサプライヤーのホンダに2015年のF1復帰後初の初勝利をもたらした。2位はフェラーリのシャルル・ルクレール、3位にはメルセデスのバルテリ・ボッタスが入った。ホンダ勢はレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーが7位、トロロッソ・ホンダはアレキサンダー・アルボン15位、ダニール・クビアト17位となった。
第10戦イギリスGPは、7月14日、ノーザンプトン州のシルバーストン・サーキットで開催される。ついにメルセデスAMGの開幕からの連勝がストップ。レッドブル・ホンダの連勝となれば、流れは一気に変わる。
F1第9戦オーストリアGP決勝 結果
優勝 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 71周
2位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+2.724s
3位 77 V.ボッタス(メルセデスAMG)+18.960s
4位 5 S.ヴェッテル(フェラーリ)+19.610s
5位44 L.ハミルトン(メルセデスAMG)+22.805s
6位 4 L.ノリス(マクラーレン・ルノー)+1周
7位 10 P.ガスリー (レッドブル・ホンダ)+1周
8位 55 C.サインツ(マクラーレン・ルノー)+1周
9位 7 K.ライコネン(アルファロメオ)+1周
10位 99 A.ジョビナッツィ(アルファロメオ)+1周
15位 23 A.アルボン (トロロッソ・ホンダ)+1周
17位 26 D.クビアト (トロロッソ・ホンダ)+1周
2019 F1ドライバーズスタンディング
1位 L.ハミルトン(メルセデスAMG)197
2位 V.ボッタス(メルセデスAMG)166
3位 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)126
4位 S.ヴェッテル(フェラーリ)123
5位 C.ルクレール(フェラーリ)105
6位 P.ガスリー(レッドブル・ホンダ) 43
2019 F1コンストラクターズスタンディング
1位 メルセデスAMG 363
2位 フェラーリ 228
3位 レッドブル・ホンダ 169
4位 マクラーレン・ルノー 52
5位 ルノー 32
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