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2+2の上級FRスポーツクーペ ロータス・エクセル 英国版クラシック・ガイド 後編

原因部品を交換すれば、走りは回復する

ロータス・エクセル最大の魅力は、類まれな操縦性としなやかで快適な乗り心地。クラシックとして選ぶ際、実際に試乗してそうとは感じなかったり不安定な様子なら、何か不具合を抱えていると考えていいだろう。

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といっても、それでエクセルを諦めるのはもったいない。新しいショックアブソーバーやブッシュ、ステアリングラックなど、原因となる部品を交換すれば、走りが回復する可能性は高い。タイヤのアライメント調整も大切だ。

バックボーン・シャシーが錆びておらず、事故で変形などしていなければ、それ以外の不具合は比較的簡単に修理できる。美しいスタイリングの、FRPボディの状態も重要ではあるけれど。

フロントに搭載された、基本設計が1960年代のロータス900シリーズ・ツインカム4気筒エンジンは、定期的な整備が不可欠。3万8000kmか4年毎に、タイミングベルトの交換が指定されている。ベルトが切れると、重大なダメージを与えてしまう。

丁寧に維持さえしていれば、エンジンは驚くほど信頼性が高く耐久性にも優れる。エクセル SE用ユニットにはニカジル合金のシリンダーライナーが用いられており、定期的なオイル交換が重要。これまでの交換履歴は、良く確かめたい。

調子が良ければ鋭いアクセルレスポンス

ベースグレードのエクセルが搭載する162psのエンジンは、粘り強く低回転域からたくましい加速を引き出せる。今回の写真にあるブルーの車両は、10.9:1という高圧縮比が与えられた182psのエクセル SEだ。

このSE用のエンジンは、低回転でのトルクが若干細いものの、高回転域まで引っ張れば目に見えてパワー感が増していく。赤いカムカバーが付かない162ps版より速いものの、エンジンの性格は若干ピーキーだといえる。

エグゾースト・マニフォールドは亀裂が入りやすい。見た目だけでなく、温度変化で過度にカチカチと音がする場合は怪しい。

どちらも調子が良ければ、鋭いアクセルレスポンスを披露する。回転が不安定なら、デロルト・キャブレターのスピンドルが劣化している可能性がある。エンジン内部の摩耗を示す、排気ガスの白煙やノッキング、過度な振動がないかも確かめたい。

ドアの構造回りやウインドウフレームは錆びやすく、ヒンジは固着しがち。購入を考える場合は、ドアが滑らかに開閉するか、ボディのラインと一致するか、錆の粉が落ちていないかなどを観察したい。交換は簡単ではない。

乗る機会が少なかったり、長期間保管されてきた例では、ブレーキキャリパーが固着しがち。こもった湿気で、電気系統も傷んでしまう。すべてが機能するかどうか、予め確認したい。

購入時に気をつけたいポイント

ボディ

グラスファイバー製で、エッジ部分を中心にひび割れがないか観察する。部分的に塗装された形跡や、事故の修復痕がないかも確かめたい。

シャシー

前後部分に事故歴がないか確かめる。亜鉛メッキされていても、サスペンションマウント付近は錆びやすい。

エンジン

900シリーズ・ツインカムエンジンが、フロントに載っている。エクセルとの相性は良く、4気筒の心地いいサウンドを奏でながら爽快なパワーを発揮する。

主に近年の履歴を中心に、過去の整備内容を確かめる。しばらくタイミングベルト交換されていなければ、重大なトラブルを避けるためにも交換費用を準備しておきたい。

ブレーキ

ブレーキキャリパーは固着しがち。フロント側を4ポッド・キャリパーに交換するなど、アップグレードされていることは珍しくない。ハンドブレーキの効き具合いもチェックポイント。

サスペンションとステアリング

ショックアブソーバーとスプリング、ラバーブッシュやハブ周りが劣化していても不思議ではない。

ステアリングに過度な遊びがないか確かめる。パワーステアリング・ポンプなどからフルード漏れしていないかも確認したい。

電気系統

エアコンの修理は安く済まない。長期間放置されてきた車両は特に、すべて正常に機能するか確かめる。メーター類の動作も同様。

インテリア

トリム類やスイッチなど、すべての部品が揃っていて正常に動くか確かめる。

クロス張りの内装は汚れやすく、天井の内張りはたるんでくる。ルーフ側に接着剤で貼られた天井の打ち直しは手間ながら、想像するほど費用は高くない。レザーは比較的堅牢といえ、掃除もしやすい。

リア側のシートベルト・マウントが腐食しがち。ステンレス製の部品に交換できる。

ロータス・エクセルのまとめ

ハンサムなスタイリングの実用的なロータスでありながら、エクセルの中古車価格は驚くほどお手頃。クラシックとしての価値が上がらず、理想通りにメンテナンスされていない例も少なくない。過去に放置されてきたエクセルには、充分な注意が必要だ。

初期型と後期型、162ps版と182ps版との間に、明確な価格差はない様子。MTとATでも同様。理想的な仕様のエクセルが見つかるまで、時間を掛けて探すのも良いだろう。

良いトコロ

優れた価格価値と動力性能。スタイリングだけでなくハンドリングも素晴らしい。定期的なメンテナンスを怠らなければ、信頼性も高い。

修理部品の入手もまだ難しくない。多くの部品が、ロータス以外のメーカーから提供されている。

良くないトコロ

既に入手が難しい部品もある。長期間放置されてきたエクセルは珍しくなく、手がつけられない状態のものも。レストアに必要な費用が、クルマの価値を超えてしまうことも。

ロータス・エクセル(エクラ・エクセル/1982~1992年/英国仕様)のスペック

英国価格:1万7590~2万2900ポンド(1987年時)
生産台数:2160台
全長:4375mm
全幅:1815mm
全高:1030mm
最高速度:206-215km/h
0-97km/h加速:6.9~8.8秒
燃費:6.4-9.6km/L
CO2排出量:−
車両重量:1128-1200kg
パワートレイン:直列4気筒2174cc自然吸気
使用燃料:ガソリン
最高出力:162ps/6500rpm/182ps/6500rpm
最大トルク:22.0kg-m/5000rpm/22.7kg-m/5000rpm
ギアボックス:5速マニュアル/4速オートマティック

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