専用デザイン採用 自動運転にも注力
ドイツの自動車メーカーであるアウディは、中国向けに立ち上げた新サブブランド『AUDI』の最初の量産モデルとして、『E5スポーツバック(E5 Sportback)』を上海モーターショーで発表した。
【画像】中国のニーズに特化した先進的なEV【AUDI E5スポーツバックを写真で見る】 全10枚
「中国で、中国のために」開発されたというE5スポーツバックは、上海汽車(SAIC)と共同開発した新プラットフォームをベースにしており、最高出力は787ps、航続距離は最大770kmとされる。
そのデザインは、昨年発表された『Eコンセプト』を踏襲しており、アウディのこれまでのモデルとはほぼ完全に異なる。例えば、エンブレムの4リングは装着されず、表面処理もよりミニマルになっている。
内燃機関搭載のアウディA5とほぼ同クラスの位置付けだが、中国市場では車内空間が重視されることから、全長と全幅がわずかに大きくなっている。
車内には、ダッシュボードの幅いっぱいに広がる27インチのディスプレイスクリーンが備わる。重要な機能を常にメニューの上位に表示するように設計されており、顔認識技術でアクセス可能なアプリストアも用意される。
パワートレインとしては、最高出力300ps、407ps、578ps、787psの4つのバリエーションがある。最上位モデルはデュアルモーター/四輪駆動で『クワトロ』を名乗り、エントリーモデルはリアに1基のモーターを搭載する後輪駆動となる。
最も高性能なモデルは、0-100km/h加速3.4秒を誇る。
中国の比較的緩やかなCLTCでは、100kWhのバッテリーにより、最大770kmの航続距離を実現している。このバッテリーは10分間の充電で370kmを走行できるという。
また、E5スポーツバックは自動運転機能にも力を入れており、高速道路と市街地での両方で利用可能だ。ルーフに搭載されたLiDARボックス、3つの長距離レーダー、12の超音波センサー、および多数のカメラを組み合わせることで、「北京の胡同(細い路地)を熟知したベテランのように、三輪車や宅配便のバイクを予測する」ことができると、アウディは主張している。
E5スポーツバックの生産は今年後半に開始されるが、欧州での販売予定はない。AUDIブランドからは2026年にセダン、2027年にSUVが発売される予定で、いずれもE5と同じプラットフォームを採用する。
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