この記事をまとめると
■新型エルグランドは大型化し高級感を強化してアルファード&ヴェルファイアに挑む
これでもう「見下ろされ」ない! ド迫力に進化した新型エルグランドのデザインを担当に直撃【ジャパンモビリティショー2025】
■340馬力を発生する新世代e-POWERで燃費と動力性能を両立
■2027年には次世代プロパイロットも搭載する予定だ
王者アル&ヴェルをロックオン
日産のLサイズミニバン、新型エルグランドの発売スケジュールを販売店に尋ねると「6月から7月に予約受注を開始して、8月ごろに正式発売されるだろう」という。
Lサイズミニバンでは、アルファード&ヴェルファイアの売れ行きが圧倒的に多い。両車とも生産が需要に追い付かず、受注を止めている期間が長い。それでも主力のアルファードは、2025年度(2025年4月から2026年3月)に、1カ月平均で約6800台を登録した。ノアを上まわり、フリードやヴォクシーに迫る売れ行きだ。
このような状態だから、新型エルグランドはアルファードを意識して開発されている。全長は4995mm、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は3000mmで、この数値はアルファードと等しい。従来型のエルグランドにも近い。全幅はアルファードや従来型エルグランドよりも45mmワイドな1895mmだ。全高はアルファードを45mm、従来型エルグランドを160mm上まわる1975mmに達する。
新型エルグランドが、ボディをワイド化して背を高くする理由はふたつある。ひとつ目はボディを大きく立派に見せること。ふたつ目は床面地上高を460mm前後と少し高く設定して、観光バスほどではないものの、乗員の見晴らし感覚を向上させることだ。
新型エルグランドが立派な外観と見晴らしのよさを重視する理由は、アルファードとヴェルファイアが、このふたつの魅力を備えて好調に売れているからだ。いい換えると従来のエルグランドは、アルファードやヴェルファイアに比べると、外観の見栄えが貧弱で見晴らし感覚も劣った。それが販売低迷の原因にもなっていたから改善する。
また従来型はハイブリッドを用意せず、ノーマルガソリンエンジンのみだった。そこも踏まえて、新型のパワーユニットは第3世代のe-POWERだ。発電機を作動させる直列3気筒1.5リッターターボエンジンは、効率の優れた一定の回転域で回す。負荷が少ないときは、過剰な発電をするが、ハイブリッドとしては容量に余裕のある駆動用リチウムイオン電池に充電する。そしてエンジンを停止させて走行できる距離を伸ばす。
駆動方式は後輪を前輪とは別のモーターで駆動する4WDのe-4ORCEのみだ。前後を合計した動力性能のシステム最高出力は340馬力、システム最大トルクは54kgm前後と予想される。ノーマルガソリンエンジンに当てはめると、5リッターの排気量に相当する性能だ。
ユーティリティも周到に煮詰めた
WLTCモード燃費は15~17km/Lで、アルファード&ヴェルファイアハイブリッドのE-Four(後輪を前輪とは別のモーターで駆動する4WD)と同等の数値になる。アルファード&ヴェルファイアハイブリッドのシステム最高出力は250馬力だから、エルグランドは340馬力の高出力を発生させて、なおかつ燃費性能も優れていることになる。
居住性も向上する。従来型は天井を低めに抑えたから、床と座面の間隔が不足して、足を前方へ投げ出す座り方だった。そこを新型は全高を160mm高めるから、着座姿勢が最適化され、すべての座席の居住性が向上する。頭上の空間も広がる。
シートアレンジも変わる。荷室を広げる場合、従来型は3列目の背もたれを前側へ倒して格納した。格納操作は簡単だが、格納された3列目が床を高めて荷室高が不足した。そこで新型は左右に跳ね上げる一般的な方式に改める。これらはすべて、アルファード&ヴェルファイアに販売台数で勝つための戦略でもある。
予想価格は550万円から900万円だ。アルファードハイブリッドX・E-FOURが532万円だから、エルグランドもベーシックなグレードはこれに近い価格とする。売れ筋グレードは650万円前後で、アルファードハイブリッドZ・E-FOURの657万円に近い。新型エルグランドは、価格でもアルファードを意識する。
また2027年には、AIを使ってプロパイロット2.0を飛躍的に進化させ、市街地で作動する次世代プロパイロットも追加搭載する予定だ。価格は非装着車に比べて40万円以上高まるが、アルファード&ヴェルファイアに差をつける先進技術になる。
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みんなのコメント
アルヴェルはありきたりなので沢山溢れ面白みがない為、エルグランドがしてやられたみたいに今度は席巻できるかでしょうか。
結局、ライバルより特色など差別化できる何か必勝的要素があるかどうかでしょう。
同じような価格だけでは売れないですから、いかにアルヴェルより良いか!そこですね!