現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【モーターサイクルのすすめ】インディアン チーフ(Indian Chief)で行く北海道ツーリング

ここから本文です

【モーターサイクルのすすめ】インディアン チーフ(Indian Chief)で行く北海道ツーリング

掲載
【モーターサイクルのすすめ】インディアン チーフ(Indian Chief)で行く北海道ツーリング

2022年夏、スバル サンバーに貴重な1947年製の「インディアン チーフ(Indian Chief)」を載せてヴィンテージモーターサイクルのイベント「北海道ミーティング」に参加。さらにツーリーングを敢行して総走行距離2400kmを旅した年金ライダーの回想記。

富良野町で8月に開催される北海道最大かつ最も歴史のあるモーターサイクリストクラブ「北海道ミーティング」には初めてコンクールにエントリーして参加させていただいた。このイベントには1934年のノートン(Norton)をはじめ1960年代のメグロ、ホンダなど国内外のヴィンテージモーターサイクルが集まっていた。

OZ Racing「Granturismo HLT」にトヨタ・アルヴェル用サイズ追加

イベントに参加したその足で、勇気を出してチーフに跨り、大雪山系周遊の一泊ツーリングを決行。1日目は右方に十勝岳を臨みながら、富良野、美瑛の緩い起伏の丘陵地を走行。チーフの力強いトルクを体感しながら、層雲峡へ。北海道は既に初秋、観光ホテルの温泉を独り占めし、東京の日々の疲れを癒した。

三国峠起点に位置する大雪山湖。三国峠を走る国道273号。樹海の向こうに阿寒国立公園の山々が見える。2日目はR39沿いの大雪山湖から始まり、自分が北海道で最も好きな峠である三国峠(R273)を下り上士幌町へ。初秋の爽やかな風を全身で受止めながら、気持ち良いライディングを楽しみ、緩いカーブでは十勝平野を一望できた。上士幌町では、日本一広いナイタイ牧場に行き、広大な景色の背景にチーフを撮ると、アメリカに居るような写真が撮れた。

Indian Chief(1947年)サイドバルブ1200cc。北海道ツーリングの定番スポット、ナイタイ牧場テラスゲートにて。ここのテラスで大地の恵みソフトクリームを賞味した後、十勝平野の北部を一直線(30km?)に横断するR242を、トップギヤーで走ると、チーフはボクサーエンジンのBMWのように軽やかな鼓動を奏でスムーズに走りに、1947年製のバイクであることを忘れるほど順調にひた走る。

然別湖、小さなダム湖だが、風光明媚な背景にチーフが映える。

直線の終わりの鹿追町で然別湖に寄り、北の大地の山水を背景にワンショット。そこからは新得町から狩勝峠(R38)をトップギャーのままオートマ感覚で一気に上がり切り、午後4時に富良野「太陽の里」に戻って着た。2日間走行距離は380kmだった。

大雪山系を周遊し、出発地(太陽の里)に戻ってきた。左上が夕張岳。

当初、1947年製のチーフでツーリングすることを躊躇していたが、走るうちにチーフは“フツウ”のツアラーバイクとなっていくことにオーナーの自分も驚きを隠せなかった。ハンドチェンジ、フットクラッチ仕様のチーフは北海道で乗ると、スムーズそのもの。広々とした大陸のツアラーであることを痛感した。すっかり安心した筆者は来年もチーフで北海道に来ようなんて、妄想に耽った(実際には2024年の「北海道ミーティング」にBMW R69S(1963)で参加した)

スバル サンバーにチーフがスッポリ。体力、気力には自信のある筆者でも、旧車でのロングツーリングにはネガティブであったが、東京と北海道の往復2000kmは軽バンのスバル サンバーをトランスポーターとして活用することにより、負担の少ないツーリングとなった。これはまさに、四輪と二輪の美味しいどこドリ、“一粒で二度美味しい”充実した約2400kmを走る旅となったのであった。

Text&Photo:佐藤 実

【筆者の紹介】佐藤 実66歳で仕事を引退し年金ライダーに。緩いアルバイトの傍ら2輪車ツーリング、ヴィンテージバイクレース、4輪車のイベントに参加。2輪車は半世紀渡りに俯瞰し、国内外の自動2輪40台を乗り継ぎ、現在,BMWR1300GSAをメインに、DUCATI、HONDA、TRIUMPH、Indianなど10台を所有。4輪車はJaguar E Type seriesIIIに乗るエンスージアスト。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

この夏どこ行くかもう決めた? バイクツーリングで走りたい全国の最強に強まってる道でティア表を作ってみた!
この夏どこ行くかもう決めた? バイクツーリングで走りたい全国の最強に強まってる道でティア表を作ってみた!
WEBヤングマシン
宮城光さんと走る「北海道絶景ツーリング」を7/14催行! 選べるレンタルバイク付きツアー
宮城光さんと走る「北海道絶景ツーリング」を7/14催行! 選べるレンタルバイク付きツアー
バイクブロス
イタリアからドイツへ! 壮大なベルニナ峠を超えてアウトバーンで締めくくる旅【みどり独乙通信】
イタリアからドイツへ! 壮大なベルニナ峠を超えてアウトバーンで締めくくる旅【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
齢84歳のバイク乗りの参加?? 出会いの挨拶にオリジナルのコーヒー⁉︎ バイクとコーヒーが紡ぎ出すツーリングイベント「SSTR」!! デイドリップ通信VOL.26
齢84歳のバイク乗りの参加?? 出会いの挨拶にオリジナルのコーヒー⁉︎ バイクとコーヒーが紡ぎ出すツーリングイベント「SSTR」!! デイドリップ通信VOL.26
バイクのニュース
富士スピードウェイホテルに泊まるとGRMNヤリスに乗れる!  試乗付き宿泊特典の受付がスタート
富士スピードウェイホテルに泊まるとGRMNヤリスに乗れる! 試乗付き宿泊特典の受付がスタート
WEB CARTOP
【え?マジ?】ル・マン プロトタイプにウインカー、ナンバープレート、クラクション 公道走行可能な仕様に改造された「ポルシェ963 RSP」とは?
【え?マジ?】ル・マン プロトタイプにウインカー、ナンバープレート、クラクション 公道走行可能な仕様に改造された「ポルシェ963 RSP」とは?
AutoBild Japan
【オーノー!】伝説のタイプRに最後の別れ この新しい『アルティメット エディション』は、FL5型ホンダ シビック タイプRの終焉を告げるものだ・・・
【オーノー!】伝説のタイプRに最後の別れ この新しい『アルティメット エディション』は、FL5型ホンダ シビック タイプRの終焉を告げるものだ・・・
AutoBild Japan
スバル「ヴィヴィオRX-R」でデイラリーに70代のドライバーが参戦!30年以上前にカスタムしたラリー仕様で戦いました
スバル「ヴィヴィオRX-R」でデイラリーに70代のドライバーが参戦!30年以上前にカスタムしたラリー仕様で戦いました
Auto Messe Web
伝説の300SLを彷彿させる「メルセデス・ベンツ SLS AMG」 中編
伝説の300SLを彷彿させる「メルセデス・ベンツ SLS AMG」 中編
AutoBild Japan
クルマ愛好家のためのミステリーツアー【九島辰也】
クルマ愛好家のためのミステリーツアー【九島辰也】
グーネット
軽自動車のエンジンを搭載したフォーミュラマシン!?1960~1970年代に隆盛を極めたレースカテゴリー
軽自動車のエンジンを搭載したフォーミュラマシン!?1960~1970年代に隆盛を極めたレースカテゴリー
Auto Messe Web
【フォード マスタング60周年】伝説のポニーカー「フォード マスタング カブリオ」で純粋にクルージングを楽しむ
【フォード マスタング60周年】伝説のポニーカー「フォード マスタング カブリオ」で純粋にクルージングを楽しむ
AutoBild Japan
【欧州】ヤマハの「斬新“4人乗り”ATVスポーツモデル」が凄い! 全長4m級ボディ×「1リッターエンジン」採用! 本格「4WD」搭載で超楽しそう! ほぼ“乗用車”な「四輪マシン」とは
【欧州】ヤマハの「斬新“4人乗り”ATVスポーツモデル」が凄い! 全長4m級ボディ×「1リッターエンジン」採用! 本格「4WD」搭載で超楽しそう! ほぼ“乗用車”な「四輪マシン」とは
くるまのニュース
イタリア取材のあとは気の向くままに!自由に動けるのが“自走の醍醐味”です【みどり独乙通信】
イタリア取材のあとは気の向くままに!自由に動けるのが“自走の醍醐味”です【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
【雨ニモマケズ】新型も注文した黒木美珠が試乗!一般道とオフロードで探るスバル・フォレスターの真価
【雨ニモマケズ】新型も注文した黒木美珠が試乗!一般道とオフロードで探るスバル・フォレスターの真価
AUTOCAR JAPAN
「BLUE RIDE」は本州一周のバイクツーリングラリー!初開催の今回は静岡県と島根県!エントリーは6月25日から!
「BLUE RIDE」は本州一周のバイクツーリングラリー!初開催の今回は静岡県と島根県!エントリーは6月25日から!
モーサイ
「大阪城」から「大阪・関西万博」へ「ブロンプトン」オールラインアップ試乗!! アストンマーティンに喩えるとしたら…? 旅にオススメの1台とは
「大阪城」から「大阪・関西万博」へ「ブロンプトン」オールラインアップ試乗!! アストンマーティンに喩えるとしたら…? 旅にオススメの1台とは
Auto Messe Web
新型フォレスターの1.8Lターボに注目!! トヨタHV搭載で話題だけど純ガソリンエンジンもイイ! ハイブリッドとの違いはどこに?
新型フォレスターの1.8Lターボに注目!! トヨタHV搭載で話題だけど純ガソリンエンジンもイイ! ハイブリッドとの違いはどこに?
ベストカーWeb

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

110 . 0万円 196 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

10 . 0万円 530 . 0万円

中古車を検索
スバル サンバーの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

110 . 0万円 196 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

10 . 0万円 530 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村