トヨタはGRヤリスをコレクターズアイテムへと変貌させようとしている。なぜこれらのGRヤリスモデルは一般販売されないのか?トヨタGRヤリスは、決してありふれた小型車ではなかった。そして今、ガズーレーシングが2台の新たな特別仕様車を発表し、このラリーハッチバックをスーパーカー並みの希少価値を持つ存在へと押し上げようとしている。
トヨタは、「GRヤリス」の最上位モデルとして、「Morizo RR Edition(モリゾウRRエディション)」と「Sébastien Ogier 9x World Champion Edition(セバスチャン オジエ9xワールドチャンピオン エディション)」の2種類を新たに発売する。どちらのモデルも、改良されたラリーハッチバックをベースに、モータースポーツ技術を大幅に強化し、特別なドライビングモードや専用装備を多数搭載している。
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「セバスチャン オジエ9xワールドチャンピオン エディション」は、ラリー界のレジェンド、セバスチャン オジエへのオマージュだ。WRC世界選手権で9度の優勝を誇るオジエ専用のドライビングモードも搭載されている。いわゆる「セブモード」では、四輪駆動システムがリヤアクスルへのパワー配分を強化する。
セバスチャン オジエ9xワールドチャンピオン エディションのリヤビューは、大型ウイング、専用ディテール、そしてラリーテイスト溢れるデザインで、モータースポーツ感を際立たせている。「モリゾウRRエディション」は特別にチューニングされたモデルだ。その開発に携わったのは、トヨタ自動車の豊田章男会長自身だ。彼は「モリゾウ」という愛称で、ニュルブルクリンク24時間レースをはじめとする様々なレースに参戦している。
モリゾウRRエディションは、トヨタ自動車の豊田章男会長の好みに基づいて開発された特別仕様車だ。トヨタは「GRヤリス」の開発に全力を注ぎ込み、ガズーレーシングの技術を余すところなく活用している。カーボンファイバー製エアロダイナミクス、鍛造BBSホイール、専用AWDモード、そしてメカニカルハンドブレーキに至るまで、ラリー由来のディテールが随所に散りばめられている。
通常のGRヤリスを凌駕する希少性2種類の特別仕様車は、それぞれ世界限定100台のみの生産となる。この特別な「GRヤリス」を手に入れるには、資金だけでなく運も必要となるだろう。
トヨタは、この2種類の特別仕様車を日本国内限定で、スマートフォンアプリを通じた抽選販売方式で販売する。応募期間は6月9日までで、当選者は7月1日に発表される。納車は8月上旬から開始予定だ。
WRCカーさながらのラリーテクノロジー両特別仕様車には、お馴染みの1.6リッターターボチャージャー付き3気筒エンジンが搭載されている。そこでは、エンジンは304馬力と400Nmのトルクを4輪すべてに伝達する。トランスミッションには違いがあり、「モリゾウRRエディション」は8速オートマチックトランスミッションのみを使用するのに対し、「オジエ」バージョンは従来の6速マニュアルトランスミッションを維持している。
イエローのコントラストステッチ、アルカンターラ巻きステアリングホイール、そしてGRロゴ。トヨタはモリゾウRRエディションのインテリアにモータースポーツの雰囲気を演出することに注力している。「モリゾウRRエディション」には、前後アクスルに常に50:50の正確なパワー配分を行う独自の「モリゾウモード」が搭載されている。トヨタは、特にサーキット走行において、ダイレクトでコントロールしやすいハンドリングを実現すると約束している。
特別仕様車の価格は?この2つの特別仕様車は、その技術面だけでなく、価格面でも非常に希少価値の高いモデルだ。オジエ仕様は日本国内で845万円(約45,500ユーロ)、モリゾウRRエディションは900万円(約48,500ユーロ)となっている。参考までに、通常の「GRヤリス」は日本国内で590万円弱(約31,800ユーロ)だ。
「モリゾウRRエディション」と「セバスチャン オジエ9xワールドチャンピオンエディション」各特別仕様車は100台限定生産となる。Photo: Toyota Motor Corporation / Montage AUTO BILDしかし、十分な資金を持っている人でも、ディーラーから車を簡単に購入できるわけではないのが悩みだ。
Text: Marie MiliusPhoto: Toyota Motor Corporation
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限定車なのは買う人が少ないからで、通常のGRヤリスで十分です。