走りはしっかり小さな「ベンツ」
圧巻の航続距離が主張される、バッテリーEVとなった新しいメルセデス・ベンツCLA。走りは、しっかり小さな「ベンツ」らしい。後輪駆動で271psを発揮する、250+の速さは驚くほどではないものの、不満なし。求めたスピードを得やすい。
【画像】EVを次のフェイズへ メルセデス・ベンツCLA 250+ サイズの近いモデルはコレ! 全126枚
全力加速を求めると、2速ATの変速をうっすら感取できる。ステアリングコラムから伸びるシフトセレクターの先端には、パワーボタン。だが、必要に応じてシステムがフルパワーを引き出すため、あえて押す必要性は低いだろう。
ブレーキは、新開発のバイワイヤ・システム。スポンジーなペダルの感触とはお別れし、自然な踏み心地を得ている。回生ブレーキは、シフトセレクターを前後に倒すと調整可能。惰性走行やワンペダルドライブにも対応する。
後輪駆動で、ステアリングホイールの反応は線形的。キックバックは殆どない。コンフォートとエコ・モードでは少し軽すぎ、スポーツ・モードでは細かな感触が薄くなる印象ながら、不満を抱くほどではないだろう。
シャシー能力の高さを物語る落ち着き
乗り心地は、条件の厳しい英国の一般道でも良好。荒れたアスファルトでも落ち着きは保たれ、凹凸の存在を強くは感じさせない。シャシー能力の高さを物語るように。
ボディが浮き上がるような、大きな起伏がある高速道路でも印象は変わらず。コンフォート・モード時は少し姿勢制御を引き締め、スポーツ・モード時は逆にしなやかさを高めても良さそうだが、殆どのユーザーは気に留めないと思う。
乾燥した路面なら、後輪駆動でもトラクションに不足なし。ツインモーターで四輪駆動の350 4マティックにも短時間試乗したが、一層安定性は優れていた。天候を問わず、目的地へ短時間で到着できそうだ。
多くのメルセデス・ベンツと同様に、アダプティブ・クルーズコントロールの制御は安定。滑らかに速度が変化し、反応は機敏で、ヤキモキすることはなさそう。運転支援システムの不要な機能は、簡単にオフにできる。
モデル3のアドバンテージは遂に薄れた
現状では、急速充電器は電圧800Vのものだけが利用可能で、最大320kWまで対応する。だが2026年には、400Vの急速充電にも対応するオプションが提供されるという。
試乗したAMGライン・エディションのCLA 250+で得た電費は、平均7.7km/kWh。カタログ値に迫る数字で、満充電なら660km近く走れる計算になる。短い試乗ではあったが、ツインモーターの350 4マティックが同等の電費だったことにも、驚かされた。
後輪駆動のテスラ・モデル3 ロングレンジは、カタログ値で7.4km/kWhを誇ってきた。そのアドバンテージは、遂に薄れることになった。
試乗車の価格は、英国では4万9375ポンド(約1007万円)。AMGライン・プレミアムエディションは、5万1770ポンド(約1056万円)へ上昇する。上位グレードになるほど、お得感が出るように思う。
EVを次のフェイズへ押し上げる意欲作
メルセデス・ベンツにとって画期的なEVといえる、新しいCLA。電費や航続距離、急速充電などをモデル3は強みとしてきたが、それを凌駕する実力を有することは間違いない。もちろん、BMWやヒョンデなど、EVへ積極的なメーカーのどんなモデルよりも。
スタイリングは、ブルーノ・サッコ氏の時代ほどに、記憶に残るものとはいえないかもしれない。インテリアも、特別感は少々薄いといえる。近年のメルセデス・ベンツへ求められる特長を、取り戻したとまではいえないだろう。
それでも筆者は、技術的にも運転体験でも、2025年に試乗したモデルで最も強い衝撃を受けた。EVを次のフェイズへ押し上げた、といっても過言ではない。
◯:突出した電費と航続距離 速い急速充電能力 乗り心地と操縦性のバランス 走行時の静寂性 運転のしやすさ 扱いやすいインフォテインメント・システム
△:やや特別感の薄いインテリア 狭めの車内空間
メルセデス・ベンツCLA 250+ ウィズEQテクノロジー AMGライン・エディション(英国仕様)のスペック
英国価格:4万9375ポンド(約1007万円)
全長:4723mm
全幅:1855mm
全高:1468mm
最高速度:209km/h
0-100km/h加速:6.7秒
航続距離:778km
電費:8.0km/kWh
CO2排出量:−g/km
車両重量:1980kg
パワートレイン:永久磁石同期モーター
駆動用バッテリー:85.0kWh
急速充電能力:320kW(DC)
最高出力:271ps
最大トルク:34.0kg-m
ギアボックス:2速オートマティック/後輪駆動
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