現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > メルセデス・ベンツCLA 250+(2) 遂に薄れたモデル3のアドバンテージ EVを次のフェイズへ

ここから本文です

メルセデス・ベンツCLA 250+(2) 遂に薄れたモデル3のアドバンテージ EVを次のフェイズへ

掲載
メルセデス・ベンツCLA 250+(2) 遂に薄れたモデル3のアドバンテージ EVを次のフェイズへ

走りはしっかり小さな「ベンツ」

圧巻の航続距離が主張される、バッテリーEVとなった新しいメルセデス・ベンツCLA。走りは、しっかり小さな「ベンツ」らしい。後輪駆動で271psを発揮する、250+の速さは驚くほどではないものの、不満なし。求めたスピードを得やすい。

【画像】EVを次のフェイズへ メルセデス・ベンツCLA 250+ サイズの近いモデルはコレ! 全126枚

全力加速を求めると、2速ATの変速をうっすら感取できる。ステアリングコラムから伸びるシフトセレクターの先端には、パワーボタン。だが、必要に応じてシステムがフルパワーを引き出すため、あえて押す必要性は低いだろう。

ブレーキは、新開発のバイワイヤ・システム。スポンジーなペダルの感触とはお別れし、自然な踏み心地を得ている。回生ブレーキは、シフトセレクターを前後に倒すと調整可能。惰性走行やワンペダルドライブにも対応する。

後輪駆動で、ステアリングホイールの反応は線形的。キックバックは殆どない。コンフォートとエコ・モードでは少し軽すぎ、スポーツ・モードでは細かな感触が薄くなる印象ながら、不満を抱くほどではないだろう。

シャシー能力の高さを物語る落ち着き

乗り心地は、条件の厳しい英国の一般道でも良好。荒れたアスファルトでも落ち着きは保たれ、凹凸の存在を強くは感じさせない。シャシー能力の高さを物語るように。

ボディが浮き上がるような、大きな起伏がある高速道路でも印象は変わらず。コンフォート・モード時は少し姿勢制御を引き締め、スポーツ・モード時は逆にしなやかさを高めても良さそうだが、殆どのユーザーは気に留めないと思う。

乾燥した路面なら、後輪駆動でもトラクションに不足なし。ツインモーターで四輪駆動の350 4マティックにも短時間試乗したが、一層安定性は優れていた。天候を問わず、目的地へ短時間で到着できそうだ。

多くのメルセデス・ベンツと同様に、アダプティブ・クルーズコントロールの制御は安定。滑らかに速度が変化し、反応は機敏で、ヤキモキすることはなさそう。運転支援システムの不要な機能は、簡単にオフにできる。

モデル3のアドバンテージは遂に薄れた

現状では、急速充電器は電圧800Vのものだけが利用可能で、最大320kWまで対応する。だが2026年には、400Vの急速充電にも対応するオプションが提供されるという。

試乗したAMGライン・エディションのCLA 250+で得た電費は、平均7.7km/kWh。カタログ値に迫る数字で、満充電なら660km近く走れる計算になる。短い試乗ではあったが、ツインモーターの350 4マティックが同等の電費だったことにも、驚かされた。

後輪駆動のテスラ・モデル3 ロングレンジは、カタログ値で7.4km/kWhを誇ってきた。そのアドバンテージは、遂に薄れることになった。

試乗車の価格は、英国では4万9375ポンド(約1007万円)。AMGライン・プレミアムエディションは、5万1770ポンド(約1056万円)へ上昇する。上位グレードになるほど、お得感が出るように思う。

EVを次のフェイズへ押し上げる意欲作

メルセデス・ベンツにとって画期的なEVといえる、新しいCLA。電費や航続距離、急速充電などをモデル3は強みとしてきたが、それを凌駕する実力を有することは間違いない。もちろん、BMWやヒョンデなど、EVへ積極的なメーカーのどんなモデルよりも。

スタイリングは、ブルーノ・サッコ氏の時代ほどに、記憶に残るものとはいえないかもしれない。インテリアも、特別感は少々薄いといえる。近年のメルセデス・ベンツへ求められる特長を、取り戻したとまではいえないだろう。

それでも筆者は、技術的にも運転体験でも、2025年に試乗したモデルで最も強い衝撃を受けた。EVを次のフェイズへ押し上げた、といっても過言ではない。

◯:突出した電費と航続距離 速い急速充電能力 乗り心地と操縦性のバランス 走行時の静寂性 運転のしやすさ 扱いやすいインフォテインメント・システム
△:やや特別感の薄いインテリア 狭めの車内空間

メルセデス・ベンツCLA 250+ ウィズEQテクノロジー AMGライン・エディション(英国仕様)のスペック

英国価格:4万9375ポンド(約1007万円)
全長:4723mm
全幅:1855mm
全高:1468mm
最高速度:209km/h
0-100km/h加速:6.7秒
航続距離:778km
電費:8.0km/kWh
CO2排出量:−g/km
車両重量:1980kg
パワートレイン:永久磁石同期モーター
駆動用バッテリー:85.0kWh
急速充電能力:320kW(DC)
最高出力:271ps
最大トルク:34.0kg-m
ギアボックス:2速オートマティック/後輪駆動

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

昭和にレジャーの香りを!! 驚きのドアなし軽ピックアップダイハツ フェロー・バギィの画像一覧
昭和にレジャーの香りを!! 驚きのドアなし軽ピックアップダイハツ フェロー・バギィの画像一覧
ベストカーWeb
キャリア初のスプリントポールのラッセル、ライバルを警戒「スタート対策に取り組んできたが、何が起こるか分からない」
キャリア初のスプリントポールのラッセル、ライバルを警戒「スタート対策に取り組んできたが、何が起こるか分からない」
AUTOSPORT web
「リッター25.4km」走る新型「“5人乗り”コンパクトカー」ルーテシアどんなクルマ? トヨタ「ヤリス」サイズの“全長4m級ボディ”採用! “画期的パワトレ”搭載のルノー「新型モデル」とは
「リッター25.4km」走る新型「“5人乗り”コンパクトカー」ルーテシアどんなクルマ? トヨタ「ヤリス」サイズの“全長4m級ボディ”採用! “画期的パワトレ”搭載のルノー「新型モデル」とは
くるまのニュース
アンダー50万円! 250ccネイキッドの“コスパ番長”に新色登場!! スズキ「ジクサー250」の2026年モデルは「街乗り最強クラス」の軽さも魅力
アンダー50万円! 250ccネイキッドの“コスパ番長”に新色登場!! スズキ「ジクサー250」の2026年モデルは「街乗り最強クラス」の軽さも魅力
VAGUE
【ベトナム】全長5.2m超え! 最新「超・豪華ミニバンM8」に注目! 価格半分でも「アルファード超え」! 「巨大グリル顔」×至れり尽くせりな装備を採用! 中国GACがベトナムで販売中のモデルとは
【ベトナム】全長5.2m超え! 最新「超・豪華ミニバンM8」に注目! 価格半分でも「アルファード超え」! 「巨大グリル顔」×至れり尽くせりな装備を採用! 中国GACがベトナムで販売中のモデルとは
くるまのニュース
ニューバランス「991v1 “Oyster Grey”」は洗練されたクロコ仕上げのエレガントな一足──GQ新着スニーカー
ニューバランス「991v1 “Oyster Grey”」は洗練されたクロコ仕上げのエレガントな一足──GQ新着スニーカー
GQ JAPAN
最高時速349キロは当時“世界最速”の市販モデル! 33年前の英国スーパーカーが高値落札 走行わずか1257キロ ビッカビカの「ジャガー」とは
最高時速349キロは当時“世界最速”の市販モデル! 33年前の英国スーパーカーが高値落札 走行わずか1257キロ ビッカビカの「ジャガー」とは
VAGUE
7年ぶり全面刷新のトヨタ“新型”「カクカクSUV」ハイランダー米国で公開! 高性能「338馬力×4WD」モデルあり! 3列シート採用の「ビッグモデル」登場
7年ぶり全面刷新のトヨタ“新型”「カクカクSUV」ハイランダー米国で公開! 高性能「338馬力×4WD」モデルあり! 3列シート採用の「ビッグモデル」登場
くるまのニュース
ノリスがメルセデス勢に続く3番手「フェラーリ2台を上回ったのはポジティブ」スプリント予選前のマシン調整が奏功
ノリスがメルセデス勢に続く3番手「フェラーリ2台を上回ったのはポジティブ」スプリント予選前のマシン調整が奏功
AUTOSPORT web
スゴ腕トラクタドライバーが上尾に集結! 最強のトラクタ使いを決める「THE ONE」が激アツだった
スゴ腕トラクタドライバーが上尾に集結! 最強のトラクタ使いを決める「THE ONE」が激アツだった
WEB CARTOP
EV元年ならではのトレイルシーカー【池田直渡の5分でわかるクルマ経済】
EV元年ならではのトレイルシーカー【池田直渡の5分でわかるクルマ経済】
グーネット
フェルスタッペン、1.7秒遅れの”大惨事”「グリップもバランスもダメ。コーナーで大幅にタイムをロスしている」
フェルスタッペン、1.7秒遅れの”大惨事”「グリップもバランスもダメ。コーナーで大幅にタイムをロスしている」
motorsport.com 日本版
道を選ばずに快適に走れちゃう“万能さ”が人気のヒミツだよね! 長距離ツーリングにも最適な国内メーカー大型「アドベンチャーバイク」3選
道を選ばずに快適に走れちゃう“万能さ”が人気のヒミツだよね! 長距離ツーリングにも最適な国内メーカー大型「アドベンチャーバイク」3選
VAGUE
軽商用BEVはここまで進化した!ダイハツ「e-アトレー」に乗って感じた電動化のメリット
軽商用BEVはここまで進化した!ダイハツ「e-アトレー」に乗って感じた電動化のメリット
@DIME
新車100万円台だったトヨタ「C+pod」実車展示! 全長2.5mボディに「画期的ユニット」搭載の“後輪駆動”モデル! 防水・防塵仕様で「長持ちするボディ」も魅力の「ちいさなクルマ」登場!
新車100万円台だったトヨタ「C+pod」実車展示! 全長2.5mボディに「画期的ユニット」搭載の“後輪駆動”モデル! 防水・防塵仕様で「長持ちするボディ」も魅力の「ちいさなクルマ」登場!
くるまのニュース
驚くほど完成度が高い──新型トヨタRAV4 Z試乗記
驚くほど完成度が高い──新型トヨタRAV4 Z試乗記
GQ JAPAN
進む、知能化──新型トヨタRAV4 Z試乗記
進む、知能化──新型トヨタRAV4 Z試乗記
GQ JAPAN
米空軍 新型ミサイルの提案募集 F-47・B-21搭載へ 「スタンドイン攻撃」兵器の実力とは?
米空軍 新型ミサイルの提案募集 F-47・B-21搭載へ 「スタンドイン攻撃」兵器の実力とは?
乗りものニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

531 . 3万円 725 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

157 . 1万円 618 . 0万円

中古車を検索
テスラ モデル3の買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

531 . 3万円 725 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

157 . 1万円 618 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村