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828馬力・航続距離724kmの米国製BEV登場! ルシッド「グラビティ」は約1180万円から

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828馬力・航続距離724kmの米国製BEV登場! ルシッド「グラビティ」は約1180万円から

EV界の新星「グラビティ」とは

米国シリコンバレー発のEVメーカー・ルシッドが、最高出力828psを発揮し、広大な室内空間を誇るSUVの新型「グラビティ」を発表しました。このモデルは、ルシッド社独自の次世代EVテクノロジーによって最大450マイル(約724km)の航続距離を実現。NACS充電ポートを標準搭載することでほぼすべての充電器に対応することができます。日本ではあまり知られていないこのモデルについて紹介します。

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フレキシブルな室内設計で広大な収納スペースを確保

ルシッド・グループは、世界でもっとも先進的な電気自動車を開発・製造する企業として、2026年型の新型「グラビティ」を発表した。グラビティは、フルサイズ3列SUVとしての多用途性と、ラグジュアリースポーツカーの性能を兼ね備えている。最大450マイル(約724km)の航続距離、200マイル(約322km)を11分以内で充電可能な高速充電性能、そしてNACSポートによるあらゆる公共充電器への対応と、究極の利便性を提供する。

グラビティは、広く柔軟な室内設計が特徴だ。2列目シートおよびオプションとなる3列目シートはフラットに折り畳むことが可能で、荷室容量は7人乗り仕様で3100L以上、5人乗り仕様は約3400Lを確保している。3列目にも十分なレッグルームを確保し、7人乗車でも快適な長距離移動が可能である。7名が乗車した状態でも、3列目シート後方に約600Lの荷室を確保している。またエアサスペンションを標準装備し、舗装道路でも未舗装路でも滑らかな走行を実現する。

828馬力の圧倒的パフォーマンス

グラビティは、スポーティなSUVとして新設計されたプラットフォームを採用。デュアルモーター式全輪駆動を備え、グランドツーリング仕様では最高出力828psを誇り、時速60mph(96.5km)までは3.4秒で到達するパフォーマンスを持つ。さらにブレンボ社と共同開発した大型ブレーキキャリパーを前後に採用し、優れた制動力を実現する。

欧州の有名スポーツカーにも搭載されているリアアクスルステアリングシステムの進化版が採用され、高速走行時の安定性を高めるだけでなく、市街地での取りまわし性も飛躍的に向上させている。

ルシッドのパワートレイン部門SVPのエマド・ドララ氏は、

「グラビティは、テスラ・スーパーチャージャーやエレクトリファイ・アメリカなど、主要な充電ネットワークに対してシームレスなプラグ&チャージ機能を提供する。最大400kWでの充電が可能であり、500Vアーキテクチャの高速充電器でも持続的に225kWの出力を維持できる」

と語っている。ルシッドは、後部モーター駆動ユニットを活用した独自の電圧ブースト技術を開発し特許を取得している。この技術により、500Vの充電器であっても車載電池の926Vにまで電圧を引き上げることが可能となった。また、配線の発熱を抑えつつ最大電力を効率的に取り入れることができる。この高性能な充電システムは500Vおよび1000Vのネットワークに完全対応し、どの充電ステーションにおいても最速の充電を実現。よって最大出力時には、11分未満で200マイル分の充電が可能である。

ツーリングは約1180万円から

グラビティには、進化したインターフェース「クリアビュー・コクピット」が搭載される。運転席には直感的な34インチの6K OLED曲面ディスプレイを配置し、新設計の水平型フルHDパイロットパネルにはクイックアクセス用のタッチバーを備えているのも特徴である。

2026年型「グラビティ グランド ツーリング」の価格は9万4900ドル(約1400万円)からですでに注文が可能だ。「グラビティ ツーリング」は7万9900ドル(約1180万円)からで、2025年後半の発売が予定されている。

AMWノミカタ

米国シリコンバレーに本拠地を置くルシッドはアメリカ、カナダに33の販売拠点を置く電気自動車メーカーである。ブランドの象徴としてカリフォルニア州旗にも描かれているグリズリーベアに由来する「ルシッド・ベア」が採用されている。このシンボルは、ルシッドのルーツであるカリフォルニアと力強さ、美しさ、そして不屈の精神というブランドの理念を象徴しているのだ。

グラビティは2025年はじめに発表された3列シートを持つラグジュアリーSUVである。競合モデルより40%小型で高性能なパナソニック エナジー製のリチウムイオンEVバッテリーセルを搭載することで、これまで不可能とされてきた「卓越した航続距離」「高いパフォーマンス」「広々とした車内空間」という三要素を兼ね備えたSUVの誕生を可能とした。

パフォーマンスを比較すると最高出力835psを発生するリビアン「R1S」あたりが競合車となるのだろうが、満充電での航続距離は200km以上グラビティが勝る。アメリカでは家族で乗れる車=3列SUVが非常に人気であることからも、今後特にルシッドやリビアンのように高性能なバッテリー技術を搭載したSUVは注目されていくであろう。

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