3月8日、鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラ第1戦の公式予選が行なわれた。ポールポジションは野尻智紀(TEAM MUGEN)だった。
まだ寒さの残る3月上旬、2025年シーズンのスーパーフォーミュラが開幕した。今季はそのほとんどが2レース制の大会となっており、今回も土曜日に第1戦の予選と決勝、日曜日に第2戦の予選と決勝が行なわれるフォーマットとなっている。
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第1戦の予選は9時50分にスタート。気温は金曜フリー走行時と大きく変わらないものの、金曜はホームストレートでスピードが伸びる追い風、S字にかけてはダウンフォースが増える向かい風と、タイムが出やすいコンディションとなっていた一方で、予選はほぼ無風。これがどのような影響を与えるかも注目だった。
予選は10分間のQ1 A組からスタート。出走する11台のうち、上位6台がポールポジションを決めるQ2に進むことができる。多くはユーズドタイヤで一旦コースインした後ピットに戻り、ニュータイヤに交換して残り7分ごろからアタックへと向かっていった。
各車じっくりとタイヤを温めてアタック開始。ただ、前日のフリー走行は上位勢が1分36秒台に入るような状況だったにもかかわらず、各車軒並み1分38秒台のタイムに終わった。そんな中で岩佐歩夢(TEAM MUGEN)は1分37秒034というタイムを出し、2番手以下に1秒以上の大差をつけてA組トップ通過となった。
またフリー走行から好調のイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)、昨季ランキング3位の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)らも順当にQ2に駒を進めたが、牧野がグリップ不足を訴える様子が中継映像で映し出されるなど、やや不可解なセッションとなった。予選後岩佐もこのようなタイム差がついた要因については、タイヤのウォームアップに限らず複合的な要因があるはずだと述べている。
Q1 B組は10台出走。その中には、フリー走行のクラッシュで負傷欠場となったオリバー・ラスムッセンの代役として急遽スーパーフォーミュラデビューを飾ることになった野中誠太(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL)もいた。
路面コンディションの改善からか、あるいはタイヤウォームアップのシークエンスを改善したからか、B組のタイムは軒並み1分37秒台と、明らかにペースの向上が見られた。その中で1分36秒983のトップタイムをマークしたのが、昨年ランキング2位の野尻智紀。これでMUGENの2台は共にQ1トップ通過となった。
ただひとり野尻に肉薄するタイムを出したのが太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。フリー走行好調の佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)はコンマ5秒ほど離されて3番手通過だった。ルーキーで1台体制チームの小出峻(San-Ei Gen with B-Max)が殊勲の4番手通過、ディフェンディングチャンピオンの坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)も5番手でQ2に進んだ。
12台でポールを争う10分間のQ2がスタートすると、DANDELION勢をはじめとする数台はまず1周走ってピットイン→タイヤ交換(4輪orリヤ2輪のみ)してアタックに向かう流れとしたが、他は残り8分を切るところまで待機し、そこから新品タイヤでコースに出る戦略をとった。
ここでもやはり、TEAM MUGENが速さを見せた。岩佐が1分36秒527でトップと立つと、野尻が1分36秒505と、僅差でそれを更新。今年も開幕ポールは野尻が手中に収めた。岩佐は野尻に首位を奪われたものの2番手を維持し、フロントロウはTEAM MUGENが独占。2列目には昨季チームチャンピオンのDANDELIONが並んだ。
ルーキー最上位は7番手の小出峻(San-Ei Gen with B-Max)。前評判の高かったフラガ(8番手)をわずかに上回った。連覇を狙う坪井は9番手から決勝レースを迎える。
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