マヒンドラから今年のフォーミュラEへ参戦するルーカス・ディグラッシは、Gen3マシン導入のシーズン9開幕から6戦を終えて、独自開発が行なわれるパワートレインの出来によってレースでの勝敗が大きく左右されると感じているという
2016-2017年シーズンのフォーミュラE王者であるディ・グラッシは、初の母国戦となった第6戦サンパウロePrixを、チームメイトのオリバー・ローランドからふたつ順位の差を付けられ13位で終えた。
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マヒンドラはGen3でのパフォーマンスに苦戦し、6戦中4戦で無得点。前戦ケープタウンePrixでは、マヒンドラのファクトリーチームとパワートレインを供給するアプトが安全上の理由から戦線離脱という結果となっていた。
一方で、ポルシェ・パワートレイン勢が6戦中4勝。DSペンスキーとジャガーが残りの2勝を分け合っており、サンパウロePrixでジャガーと優勝争いを演じたエンヴィジョン・レーシングもジャガー・パワートレイン勢だ。
サンパウロでのレース後、ディ・グラッシは今季はグリッドが接近すると予想していたものの、シーズン3分の1を終えた時点ではマヒンドラが主要メーカーから大きく後れを取っていると説明している。
「ポルシェとジャガーはずっと先を行っていて、DSペンスキーと日産は上位に近いところにいる」とディ・グラッシは言う。
「かなりの差だ。僕は今年の差を過小評価していたみたいだ。もっと接近していると思ったんだけどね」
「予選では何とかなる。メキシコシティではポールを取ったけど、レースでは不可能だ……」
「ペースと効率が必要なんだ。改善すべき点は沢山ある。ベストを尽くしていても、これは困難で長期的な作業になる」
「仮に予選で10番手以内だったりしても、決勝で10位以内に入るのはかなり難しい」
「もしかしたら、何ポイントか獲得できるかもしれないけど、それが限界だと思う。他が手にしている効率性やエネルギー量を見ると、なんともね……」
ディ・グラッシはマヒンドラの主な弱点としてパワートレインの効率性を指摘しており、その効率性がカギを握るレースではライバルに比べて苦戦することが多いと説明している。
motorsport.comがマヒンドラのマシンパッケージ向きのサーキットを訊くと、ディ・グラッシは次のように答えた。
「ロンドン、ローマ、モナコだ。ただFIAが周回数を決めるから、もしかしたらロンドンに到着してから50周と言うかもしれない」
「周回数が増えれば効率の差は大きくなり、レースが長くなれば最も効率の良いマシンが違いを見せつける。でもロンドンとローマ、モナコは大丈夫だと思う」
「一年を通して2~3回の表彰台を獲得すること、それがエネルギー感度の低いサーキットでの目標だ。サンパウロでは、もう少し効率的な走りをした人たちがラップタイムを多く稼いでいた」
「マシンの効率性をそこまで要求しないコースでは、僕らも良い結果を得られると思う」
「ケープタウンと今回といい、サンパウロのコースはマヒンドラにとって最悪のコースかもしれない」
「(フォーミュラEは)レースを効率性のゲームにしようとする傾向が強くなっていて、僕らにとっては複雑な状況になる」
「(マヒンドラは)既に来年のことを考えている。既に何度か話し合いをしたし、1週間後にはマシンをどうするかについてもっと話し合いをする予定だ」
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