■ほぼ軽サイズなのにハイパワーなパワトレ搭載の1台
コンパクトカーは、都市部での取り回しの良さや燃費性能、維持費の安さを背景に、若者からシニア層まで幅広い層に支持されています。
【画像】超カッコイイ! これがトヨタ斬新「小さな爆速カー」です!(18枚)
それらの需要に乗じて、コンパクトでありながらハイパワーな走行性能を備えたモデルや、ラグジュアリーな装備で差別化を図った個性的なモデルなど、派生車種が次々と登場しています。
トヨタはかつて、ほぼ軽自動車サイズの小さなボディにスーパーチャージャーを搭載した刺激的なコンパクトカーを展開していました。
そのモデルとは、「iQ GRMN スーパーチャージャー」です。
このモデルは、2012年7月に発表され、同年9月下旬から全国のネッツ店「AREA 86」を通じて100台限定で販売された特別なモデルです。
ベースとなるトヨタ「iQ」は、2008年にデビューした全長約3mのマイクロクーペで、大人3人と子供1人、あるいは荷物を搭載できる室内空間を実現した革新的なコンパクトカーでした。
このiQをベースに、トヨタのモータースポーツ部門「GAZOO Racing」が独自のチューニングを施し、さらなる走りの魅力を引き出したのがiQ GRMN スーパーチャージャーです。
ボディサイズは全長3140mm×全幅1705mm×全高1470mmと、ベースモデルより若干拡大されていますが、それでも軽自動車並みのサイズ感です。
ホイールベースは2000mmで、タイヤを四隅に配置するパッケージングにより、優れた操縦安定性を実現しています。
車両重量は990kgと軽量で、この小さなボディにハイパワーなエンジンを搭載することで、機敏な走りが可能となりました。
外観は、GRMNならではのアグレッシブなデザインが特徴です。
専用のフロントバンパーやリアスポイラー、ブリスターフェンダーを採用し、ワイド&ローのフォルムを強調。
最新のプレス技術によるシャープなボディラインや、ドアパネルに刻まれたGRMNロゴが特別感を演出します。
さらに、純正16インチENKEI製アルミホイールが装着され、スポーティな印象を一層強めています。
ヘッドランプにはHIDを採用し、夜間走行時の視認性も向上しています。
内装もスポーツ走行を意識した専用設計が施されています。
赤と黒のツートーンカラーを基調としたインテリアは、トヨタ紡織が開発した専用スポーツシートや本革巻きのステアリングホイール、シフトノブで構成され、ドライバーを高揚させる雰囲気を作り出します。
特に、セミバケットタイプのスポーツシートは、コーナリング時のホールド性を高め、長時間のドライブでも快適性を確保。
また、専用のタコメーターやアルミ製ペダルが装備され、走りの楽しさを視覚的・感覚的に引き立てます。
フルセグナビやバックカメラ、ETC、Bluetooth対応のオーディオなど、現代的な装備も充実しており、プレミアム感と実用性を両立している点もポイントです。
パワートレインは、1.3リッター直列4気筒DOHCエンジン(1NR-FE)にROTREX社製の遠心式スーパーチャージャーを搭載し、最高出力122ps・最大トルク17.7kgmを発揮します。
これはベースモデルの94ps・12.0kgmから大幅に向上した数値で、軽量ボディとの組み合わせにより、0-100km/h加速は約8秒台と、コンパクトカーとしては驚異的な加速性能を誇ります。
トランスミッションはクロスレシオ化された6速MTで、シフトフィールは軽快かつダイレクト。
低回転から高回転までシャープに吹け上がるエンジン特性と相まって、サーキットから街乗りまで痛快なドライビング体験を提供します。
足回りには30mmローダウンされた専用チューニングサスペンションを採用し、前ストラット、後トーションバー式のサスペンションにヤマハ製ボディダンパーや強化ブレースを組み合わせ、剛性と操縦性を高めています。
ブレーキは前後ともにディスクブレーキで、強化された制動力も確保されています。
なお、当時の新車販売価格(消費税込み)は355万円と、ベースモデルのiQに比べ高額でしたが、限定100台は即完売するほどの人気でした。(くるまのニュース編集部)
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みんなのコメント
あまりにも適当過ぎ・・・