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【レトロデザイン採用?】ルノー4、EVとして復活 2025年発売予定 商用モデルも登場か

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【レトロデザイン採用?】ルノー4、EVとして復活 2025年発売予定 商用モデルも登場か

5はハッチバック、4はクロスオーバー?

text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)

【画像】ルノー・グループ復活を支える電動モデル【ルノーのEV、ハイブリッド車を写真で見る】 全100枚

translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

ルノーの将来のEVラインナップに、クラシックな「4」の名を冠したモデルが加わることになった。先日発表されたルノー「5」と並んで、EVとして復活する。

2023年に発売予定の新型5は、ルノー・グループの復活を目指すルカ・デ・メオ新社長の大胆な計画の礎となるものとして発表された。今後5年間で発売する7台のEV(乗用車4台と商用車3台)のうちの1台となる。

最近の報道では、ルノーが4と5の両方をEVとして復活させることを検討していると言われていた。初めに5のみが公開されたが、デ・メオは、「少なくとももう1台」計画されていることを認めた。関係者によると、そのモデルは4で、EVとして2025年に発売される予定だという。

ルノーのデザイン責任者であるジル・ヴィダルは、将来のEV計画について次のように述べている。

「いくつかのモデルはレトロフューチャーなアプローチに向かうかもしれませんが、残りのモデルは独創的で未来的なものです。あらゆるものがラインナップの中で共存します」

新型4は、5と同じCMF-Bプラットフォームと、そのコンポーネントの大半を使用する。両モデルともBセグメントに位置し、レトロなデザインを特徴としているが、そのキャラクターは大きく異なっている。

1961年から1994年まで生産され、800万台以上が販売された初代4は、主にフランスの農村部で多目的に使用される実用車として登場した。

4の哲学を現代的に解釈すると、コンパクトクロスオーバーに近いサイズの小型EVが誕生し、スポーティーなハッチバックの5との十分な差別化を図ることができるだろう。

都市部での配送業に最適な小型商用車の派生モデルが登場する可能性もある。

ベストセラーのゾエと並行販売か

5は2023年に、4は2025年に発売が予定されており、事実上、ロングランモデルのルノー・ゾエの後継モデルとなると予想される。

しかし、少なくとも最初のうちは3台が並んで販売され、エントリーレベルのユーザーにはゾエ、スタイル重視のユーザーには4と5が提供される可能性がある。

ルノー・グループ全体のデザイン責任者であるローレンス・ファン・デン・アッカーは、このような見通しについて次のように語った。

「5はゾエの終わりを意味するのか?ゾエは欧州で最も売れているEVですから、答えはノーです。そのセグメントで一番売れているクルマをやめるのは愚かなことです」

ルノーによる新たなEV攻勢は、2022年にメガーヌeビジョンから始まる。2023年には、メガーヌと同じCMF-EVプラットフォームを採用した第2のCセグメントEVを発売する予定だが、詳細は明らかにされていない。

ルノー復活の鍵を握るファミリーSUV

ルノーのルカ・デ・メオ社長は、大型のC/Dセグメントにおける同社の収益性を復活させるためには、新しいSUVが鍵を握っていると述べている。

より収益性の高い大型車の販売を確立することは、ルノーの収益性と将来性の確保を目指すデ・メオの計画には不可欠である。

ルノーは今後4年間に、C/Dセグメント車を7台(うち2台はEV)を投入する。

デ・メオは、ルノーが両セグメントのバイヤーにアピールできる証拠として、過去のメガーヌの成功を挙げた。しかし、次のようにも語っている。

「前世代ではC-SUVの波に乗り遅れ、セダンやMPVに手を付けました。当社はC-SUVで成功できなかったため、パフォーマンスに欠けていました。現在、そのセグメントで7つのモデルを導入する計画で、わたしは仕事をしてくれるクルマが現れると確信しています」

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みんなのコメント

1件
  • その乗り遅れた前世代の初代コレオス(韓国三星製)は、嫌みなく往年の20や30を思い起こさせる姿をしていたけどな。ルノーらしいと思った。この、どこがどのように4なのかわからないモックアップとは違って。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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