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F1レースディレクター、今年は1周目のインシデントに”厳しく”対応中「ドライバーやチームがそう望んでいる」

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F1レースディレクター、今年は1周目のインシデントに”厳しく”対応中「ドライバーやチームがそう望んでいる」

 近年のF1は、ドライバーたちにレースをさせるという理念に基づいて、レース1周目のインシデントに対して比較的寛容な裁定が下されている。

 しかし第10戦イギリスGPでは、初実施されたスプリント予選レース1周目、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)と接触したジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)に決勝レースの3グリッド降格ペナルティが科せられた。

■レッドブル代表、クラッシュ原因のハミルトンに「フェアではないドライビングだ」と批判

 そして決勝レースでは、1周目にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と接触したルイス・ハミルトン(メルセデス)に10秒のタイム加算ペナルティが出された。タイトル争いの直接のライバルであるフェルスタッペンとハミルトンの接触は多くの議論を呼んだが、ドライバーたちの中では”レーシングインシデント”だったという意見もある。

 F1レースディレクターのマイケル・マシは、1周目のインシデントはその内容を考慮して議論されることに変わりはなく、チームとドライバーはFIAがより厳しい対応をとる必要があると同意していたと語った。

「1周目(のペナルティ)は彼らにレースをさせるという原則のもと、レースの他の部分よりも明らかに軽い扱いを受けていることは間違いない。ドライバーたちは、自分たち自身でバランスを見つけなければいけない」

「しかしドライバーたちはチームと同様、少し戻す必要があるとはっきり言っている。彼らは昨年は少し”肘が出すぎていた”(バトルが荒かった)と感じていたんだ」

 寛大なアプローチをするという”特別措置”は、スタート直後のコーナー2~3つを過ぎたら終わるのかと聞かれたマシは、そうではないと答えた。

「いいや、そんなことはない。1周目に何が起こっているのかを考えなければならない。それはターン1なのかもしれないし、ターン6なのかもしれない。サーキットの特性によって違うんだ」

 マシは、ハミルトンとフェルスタッペンの衝突について、次のように語った。

「あの状況は、ダメだ。言うまでもなく、あのインシデントには2台のクルマが絡んでいる。それがたとえ1周目のインシデントであっても、誰かに一部、または全面的に非がある場合、もう少し詳しく調べるべきだと言っていた」

「スチュワードの見解は、あのクラッシュはハミルトンに大きな責任があるというものだった」

 マシは、ハミルトンがスチュワードからペナルティを受けたことについて、同じコーナーでハミルトンがレース終盤、シャルル・ルクレール(フェラーリ)に対してオーバーテイクを成功させたことを理由のひとつに挙げている。

「大事なのは、後にシャルルに対して行なったことと同じように、彼がもっとエイペックスに近づくことができたのではないかということだ」

「それが、彼に大きな責任があるという理由になったのだ。彼に全面的な責任があると判断されたわけではないが、彼はもっと(イン側に)寄せることができたはずなので、大きな責任があると考えられたのだ」

「そうすれば、結果は変わっていたかもしれない。しかし、我々はそれを知ることができない」

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