8月1日(土)、2026年WRC世界ラリー選手権第10戦『ラリー・フィンランド』のデイ3としてSS11からSS18までの計8本(総距離125.70km)が行われ、TGR-WRT2のサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合首位でデイ3を終えた。TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のオリバー・ソルベルグが46.4秒差の総合2番手、エルフィン・エバンスが1分36.3秒差の総合3番手につけ(ともにトヨタGRヤリス・ラリー1)、デイ2終了時点で首位に立っていたセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)はSS17でコースオフによりラリーを終えた。
また、日本の勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合5番手でデイ3を終えた。戦いを終えた各陣営より、ドライバーたちのコメントが届いている。
2026年WRC第10戦ラリー・フィンランド TV放送/タイムスケジュール/エントリーリスト
■Mスポーツ・フォードWRT
●マルティン・セスクス(#22 フォード・プーマ・ラリー1)/デイリタイア
「このステージは本当に最高だよ。ロングコーナー、上り坂、下り坂、そしてジャンプ、全部ある」(SS12後)
「このコーナーは去年もほぼフルスロットルで通過していた場所だよ。でも今日はコーナーの内側が少しバンピーで外に膨らんでしまった」
「最後の瞬間まで大丈夫だと思っていたけど、見えない溝があって、はまって横転してしまった。再スタートできるかどうかはチームの判断次第だね」(SS14後)
●ジョシュ・マッカーリーン(#55 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ3総合7番手
「こんなジャンプの着地は初めて経験したよ。無事で良かった」(SS12後)
「轍が見えない農道みたいな路面だね。もっと深く追求しなきゃならないよ」(SS13後)
「高速コーナーで少し膨らんで藁の束に接触してしまった。リアウィングを損傷したかと思ったけど、失ったタイムを取り戻そうとしたんだ」(SS17後)
「ワールドチャンピオンと戦えることは悪くないよ。全力でプッシュしたけど、いくつか乱れた部分があって直線で少し遅れてしまった。良い一日だったし、少し前進できた。車の変更がバランスと自信の改善に役立っているよ」(SS18後)
●ジョン・アームストロング(#95 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ3総合48番手
「クレストのポジションについてノートにもう少し詳細が必要かもしれないね。視界の利かない盲目的な部分もある。スピードを信頼して走るしかないよ」(SS13後)
「全体的にステージのコンディションはかなり良いよ。バランスを改善しながら走っていて、すべてを吸収して楽しんでいるんだ」(SS14後)
「このステージは楽しかったね。ステージの一部は僕が開発に関わったWRCゲームに入っていたから、実際のWRCカーで走るのはクールな体験だよ。全力でプッシュしているし、本当に楽しかった」(SS16後)
※各ステージ後の公式インタビューより抜粋
■ヒョンデ・シェル・モービスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ3総合7番手
「今日は自分たちにとって戦える余地が少なく、長い一日だったよ。タカとジョシュの2ポジションを狙っていたけど、最終ステージで全力プッシュしてジョシュをパスするのがやっとだった。それが今日の最大限だよ」
「明日はスーパーサンデーポイントを狙っていきたい。今日見てきた通り、先頭走行はグリップが少なくて苦しい。それでも厳しい週末でもできる限り多くのポイントを獲得することが重要だよ」
●アドリアン・フルモー(#16 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ3総合4番手
「今日はステージ上で色々なことがあって、ちょっとクレイジーな一日だったよ。6位スタートで昼には4位、さらに表彰台圏内まで上がったのに、最後にはまた失ってしまった。後悔はないよ、午後のループでは持てる力を全部出し切ったんだ」
「後から来た車たちはずっと速くて、エルフィンに3位を奪われてしまった。それでも今日は本当に嬉しかったよ。クルマのフィーリングが良かったからね。エルフィンとの差は3.8秒で簡単ではないけど、明日はあいつよりも速さを見つけるのが目標だよ」
■TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合3番手
「今日はクルマのフィーリングが良く、順調なスタートを切ることができたよ。ただ残念ながら午前最後のステージでラインが少しワイドになって溝に入り、横転してしまった」
「サービスでクルマを完璧に修理してくれたチームには心から感謝しているよ。クルマは午後を通して素晴らしく、そのおかげで戦いを続けて順位を挽回することができた」
「当初の目標は4位だったが、セブとジュリアンのアクシデントにより3位に上がった。今夜は彼らの幸運を祈っているよ。明日はいつも通りベストを尽くして戦う」
●オリバー・ソルベルグ(#99 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合2番手
「朝最初のステージは良いフィーリングだったけど、次のステージではペースノートの聞き取りに少し問題が生じたんだ。上位との差が開きすぎてしまったので、あまりリスクを冒さずに順位を守りながら様子を見ることにした」
「その後、エルフィンが横転し、セブとジュリアンもコースアウトしてしまったが、二人とも無事で本当に良かったよ。明日は新たな一日、新たな戦いだ。貴重なポイントを獲得できるよう全力を尽くすよ」
●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合5番手
「今日のステージは非常に難しく、強い覚悟と自信が求められました。昨日のタイムロスを受けて、今日はクルマのセットアップを色々と試すことに集中しました。大きな進歩は得られませんでしたが、午後のタイムはそれほど悪くありませんでした」
「今日見つけたセットアップが明日うまく機能し、ポイントをさらに獲得できることを願っています。セブとジュリアンのアクシデントは本当に気の毒でしたが、彼らが無事だと聞いて安心しました」
TGR-WRT2
●サミ・パヤリ(#5 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合首位
「今日は色々なことが起きて、本当にクレイジーな一日だったよ。でも気がつけば今夜、自分たちがトップに立っていた。午前中は本当に楽しかった。世界最高のクルマで美しいステージを走ることができて、これまでラリーカーを運転してきた中でおそらく最高の時間を過ごせたよ」
「エルフィンが横転したことで2位に上がったけど、セブとの差は詰めきれないほど大きいと思っていたから、ただ運転を楽しんで流れに身を任せることにしたんだ」
「その後セブがコースアウトしたが、最も重要なのは彼とジュリアンが無事だったことだよ。あっという間に状況が変わるということが改めて示されたね。明日もまだ2本のステージが残っているから、何も決まってはいないよ」
[オートスポーツweb 2026年08月02日]
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