韓国のハンコックタイヤは、フォーミュラEの2022-23シーズンから、新型のGen3マシンが導入されるのに伴い、ミシュランに代わってタイヤサプライヤーを務めることになった。
この決定は、FIAの世界モータースポーツ評議会(WMSC)において下された。
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ハンコックは2011年以降、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)にタイヤサプライヤーを務めており、最近では2019年からWシリーズにもタイヤを供給している。
今回の決定によりハンコックは、ドライ/ウエット兼用のフォーミュラE用の特製タイヤを制作。これには、バイオ由来の素材と、将来に向けて持続可能なゴムが使われるという。
「今回のシャシー、バッテリー、タイヤそれぞれのサプライヤーを選定するための入札は、全ての期待を上回った。そして技術面、環境面、商業面、および財務面に対する準拠に対して、提出物が比較された」
「FIA世界モータースポーツ評議会は最近、入札についての投票を行なった。そしてスパーク・レーシング・テクノロジーが、フロントのパワートレインキットを含むシャシーの生産を継続し、ウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングがバッテリーのシステムを担当……そのGen3マシンは、ハンコック・タイヤ&テクノロジーの全天候型タイヤを装着する」
ハンコックの社長でありCOOであるスイル・リーは、今回の決定について次のように語った。
「ハンコックが入札のプロセスとFIA世界モータースポーツ評議会の承認に従い、FIAフォーミュラE選手権の将来のタイヤおよびテクノロジー・パートナーとして選ばれたことを、世界中の全ての従業員が、とても誇りに思っている」
「我々の会社は、フォーミュラEの持続可能性へ向けた動きと一致しており、Gen3のパートナーとしてこの旅路に参加できることを嬉しく思う」
「FIAとフォーミュラEが、この完全電動のレースシリーズを通じて電気自動車の普及を促進し、世界中の多くのファンの注目を集めることにより、都市環境と気候変動、そして大気汚染に対処しようとする取り組みは、実に印象的である」
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