シンプル装備のエントリーグレード
テスラは、欧州向けの『モデルY』のエントリーグレードに新たなロングレンジ仕様を追加した。昨年末の米国導入時に使用していた『スタンダード』の名称は、欧州では使用しない。
【画像】シンプル装備&独自デザインのエントリーグレード【テスラ・モデルYスタンダードを詳しく見る】 全8枚
新型モデルYロングレンジRWDの英国価格は4万4990ポンド(約940万円)から。最廉価のRWDより3000ポンド(約65万円)高いが、重要なのは従来型より約4000ポンド(約85万円)安い点だ。『プレミアム』グレードでは4万8990ポンド(約1025万円)となる。
これにより、ドイツで生産される欧州向けモデルYは、アウディQ4 eトロンやスコダ・エンヤクといったライバルとほぼ同等の価格帯に位置づけられる。
モデルYロングレンジRWDの航続距離は616kmで、従来型より約6km短い。バッテリーパックは同一で、容量は未公表だが、82kWhとみられている。
一方、ベースのRWDは505kmの航続距離を実現。従来型より約5km向上しており、これは軽量化が要因だという。
インテリアもファブリックに
価格設定に合わせ、デザインや装備は簡素なものとなっている。フロントとリアのライトバーは廃止され、シンプルな分割式ライトデザインに変更。パノラミックルーフも廃止され、ダンパーは周波数適応型から一般的なパッシブ式に切り替えられた。
インテリアでは、合成皮革ではなくファブリックを採用し、センターコンソールは小型化された。サウンドシステムは他グレードの9スピーカーから7スピーカーに減り、後部座席用タッチスクリーンは未搭載だ。
室内の空気清浄システムに備わっていた「対生物兵器モード」は省略され、ステアリングホイールの位置調整は電動式ではなく手動式となった。物理的なキーも省略されているため、テスラのスマートフォンアプリを使用して解錠する必要がある。
米国仕様車では18インチホイールを装着するが、英国ではクロスフローの19インチホイールを採用している。
テスラは昨年、モデルYのエントリーグレードとして『スタンダード』を導入し、低い価格設定を武器に販売拡大を図っている。なお、米国では引き続き、スタンダードの名称が使用される。
テスラは『モデル3』にも同様のエントリーグレードを展開しており、近くロングレンジ仕様を発表する見込みだ。
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