サイトトップへ

サイト
トップへ


現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【FRのBMWをオープンで手頃に楽む】BMW Z3(初代) 英国版中古車ガイド

ここから本文です

【FRのBMWをオープンで手頃に楽む】BMW Z3(初代) 英国版中古車ガイド

飛ぶように売れたハンサムなロードスター

text:John Evans(ジョン・エバンス)

【画像】Z3と最新Z4 全49枚

translation:KENJI Nakajima(中嶋健治)


オープンスポーツを復権させたマツダMX -5(ロードスター)。初代だけでなく、2代目もボディのサビの進行が進んでいる。そこで目を向けたいのが、BMW Z3。

メルセデス・ベンツSLKという選択肢もあるものの、悪くいえば少し洗練され過ぎている。しかもボディの状態が良い、初代を見つけることは難しい。BMW Z3なら、そんなことはない。

1996年のデビュー当時は、今とは違った見られ方だった。激しさを求めたドライバーは、パワー不足と限界領域での薄いスリリングさを嘆いたかもしれない。だが安定したFRの操縦性に多くの人は満足し、ハンサムなZ3ロードスターは飛ぶように売れた。

筋肉質なボディとソリッドな組み立て品質も、人気を支えた。途中からは右ハンドル車も追加されている。

初代Z3の登場から25年近い時間が経っている。いま探すべきは、程々の走行距離と状態の良いボディ、信頼できそうな冷却系、崩れていないリアデファレンシャル・マウントを備えた、整備記録の整っている車両。

発表当初、搭載していたエンジンは、1.9Lの16バルブ直列4気筒エンジン。最高出力は137psだった。1年後、これぞBMWという2.8Lの24バルブ直列6気筒エンジンが追加。最高出力は188psだ。

どちらもトランスミッションは5速MTか5速ATが選べた。2.8Lエンジンは、MTよりもATの方が相性は良いようだ。

1999年になると1.9Lユニットは変更を受け、スポーツカーと呼ぶには物足りない115psの8バルユニットに置き換わってしまう。静止状態から10.4秒で100km/hに届いた。

4気筒と6気筒 複雑なエンジン構成

直後、最高出力148psの2.0L直列6気筒エンジンが登場する。翌年の2000年には2.2Lへと排気量を拡大。170psへとパワーアップし、0-100km/h加速は7秒を切った。

同じタイミングで、2.8Lの直列6気筒ユニットは3.0Lへとスイッチ。228psを獲得し、0-100km/h加速は5.8秒を実現している。4気筒か6気筒かを見分ける簡単な方法は、マフラーカッター。4気筒は1本出しで、6気筒は2本出しだ。

6気筒のパワーを受けるように、1.9L版よりも2.8L版のリアトレッドは広い。ソフトトップは電動となり、レザーシートも装備している。英国の場合、エアコンと17インチのアルミホイールは基本的にオプションだった。

当初はBMWのシングルVANOS、可変バルブタイミング機構が備わっていたが、後期モデルではダブルVANOSへとアップデートされた。

2000年の大幅なエンジン変更に伴い、すべてのZ3のリアトレッドは2.8L版と同じワイド版へと変更。フェイスリフトによって、テールライトのデザインとハイマウント・ストップランプの位置も見直されている。

同じタイミングで、インテリアも同様に変更を受けた。2.2Lのスポーツと3.0Lには、Mスポーツのサスペンションと17インチのBBS製アルミホイールも採用されている。

エンジンのバリエーションは多いが、中古のZ3は大まかに3種類に分類される。1.9Lの16バルブエンジンが1番安価。中堅なのが、1.9L 8バルブエンジンと、2.2Lエンジンのクルマ。そして一番高値で流通する、2.8Lと3.0Lのクルマ。

BMWの品質は悪くなく、オーナーは根っからのクルマ好きが多い。状態の良い車両を探すのに、苦労はしないかもしれない。

不具合を起こしやすいポイント

エンジン

4気筒エンジンの場合、エンジンチェックの警告灯が、ラムダセンサーの不具合で点灯することがある。2000年以降のVANOSの付いた6気筒エンジンで回転が荒い場合は、カムシャフト・ポジションセンサーの不具合の可能性がある。

6気筒エンジンの場合は始動時のタッピング音と、デュアルマス・フライホイールからの異音も確認する。オイル交換で静になる場合もある。

エンジンノイズが大きい場合、ドライブベルトのテンショナーからの場合もある。4気筒エンジンのスターターは安くはない。

冷却系統

サーモスタットは9万kmほどで駄目になり、オープンポジションのままになることがある。ハウジングやラジエター、上部ホースの接続部分にクーラントの漏れがないか確認する。

ウォーターポンプからの異音にも注意。交換は6気筒の方が簡単。ファンのカップリングは13万kmくらいは持つ。クーラントにエンジンオイルが混ざっていないかも確認する。

トランスミッション

2.8Lのクルマで変速に違和感がある場合、フルード交換が必要。すべてのMT車は、クラッチの滑りや引きずりに注意。AT車の場合、フルードが新しいか確認する。リアデフのマウントの状態もチェックしたい。

サスペンションとステアリング

前後のアンチロールバー・ドロップリンク、フロントのロアーボールジョイントとブッシュの状態に注意。ダンパーは13万kmほどでヘタる。ビルシュタインのショックにアイバッハのスプリングという組み合わせが交換メニューでは一般的。

バリアブル・ステアリングポンプの液漏れも確認したい。

ボディ

ドアの下面やトランクのキャッチャーにサビがないか、燃料タンクが破損していないかを目視する。リアウィンドウのヒビやルーフシール材の劣化も確認する。電動ソフトトップの場合は、動作も確かめたい。

インテリア

エアバックの警告灯は、シートベルトのキャッチャー側の不具合であることが多い。サスペンションのアッパーマウントが傷むと、車内に異音を響かせることがある。

オーナーの意見を聞いてみる

ケン・ハリス

「わたしのZ3は2000年モデル。2.0Lエンジンで、走行距離は現在9万9700km程です。9年前に購入してから、1万7700kmほどしか走っていません。ゴルフコースへ向かうための、2シーターなんです」

「長いボンネットと、大きく膨らんだリアフェンダーが気に入っています。6気筒エンジンの燃費は10.6km/L程度ですが、日常の足には使えます。良く聞くサーモスタットやリアデフの不具合や、クラッチやトランスミッションの故障も経験していません。」

「ソフトトップが色あせてしまったので、新しいものに交換してあります。新しいタイヤに交換したら、グリップ力が高まり、ハンドリングもシャープになりました。まだ数年間は乗るつもりです」

知っておくべきこと

メーターパネルに表示されるサービンスインジケーターは簡単にリセットができる。過去の整備記録を精査して状態を確かめたい。

BMWの推奨する全合成オイルなら、9600kmほどで交換が必要。プラグやトランスミッション・フルードは、2万9000km毎、ブレーキフルードは2年毎に交換しておきたい。エアコンは4年のタイミングでガスチャージが必要だ。

いくら払うべき?

750ポンド(10万円)~1999ポンド(27万円)

初期の1.9Lモデルで走行距離が長めのクルマ。

2000ポンド(28万円)~3499ポンド(47万円)

状態のやや良い1.9Lモデルと、2.0、2.2Lモデル。走行距離は16万km前後。英国では2001年式2.2Lモデルで、走行距離12万kmのクルマが3250ポンド(44万円)だった。

3500ポンド(48万円)~4999ポンド(67万円)

2000年以降で、走行距離は12万km前後の車両が中心。

5000ポンド(68万円)~6999ポンド(94万円)

初期の2.8Lモデルのほか、3.0Lのモデルも含まれる。

70000ポンド(95万円)~1万ポンド(135万円)

後期型で走行距離も短い、程度のいいクルマ。2.8Lや3.0Lなどが選べる。

英国で掘り出し物を発見

BMW Z3 2.8 登録:1999年 走行:14万4800km 価格:4500ポンド(60万円)

珍しいマニュアル車。シルバーのボディにレッドレザーが美しい。整備記録も整い、リアスクリーンは新品。Mスポーツのアルミホイールとレザーステアリングを備える。ラジエターはアルミ製の新品に交換済み。まだ状態の良いZ3が存在することの好例。

おすすめのニュース

サイトトップへ

(株)カービュー関連サービス

メールマガジン メールマガジン

愛車無料一括査定

あなたの愛車今いくら?

車の種類を選択
事故車 商用車
お住まいの郵便番号を入力
-
※郵便番号がわからない方はこちら

※(株)カービューのページへ移動します