メルセデスのルイス・ハミルトンは、今季のタイトル争いの最大のライバルであるレッドブルのマックス・フェルスタッペンを、先に行なわれたF1スペインGPで「他のどんなレースよりも彼について学んだ」と語った。
ハミルトンとフェルスタッペンは、2021年シーズンの開幕から4戦全てにおいて、コース上での直接対決を繰り広げている。スペインGPではフェルスタッペンが、オープニングラップのターン1でハミルトンを半ば押し出す形でトップを奪った。
■レースは”マラソン”! ハミルトン、スタート直後は無理せず「フェルスタッペンにスペースを与えた」
フェルスタッペンはその後レースの大半をリードするも、2ストップ戦略を実行したハミルトンがレース終盤に追いつき、オーバーテイク。今季3勝目を挙げた。そのハミルトンは、スタート直後のターン1で、接触を避けるためにフェルスタッペンに「スペースを与えた」と語っていた。
またハミルトンは、今季残りのレースでのフェルスタッペンとのタイトル争いについて自身の考えを述べた。
「(フェルスタッペンとの)今季のバトルを続けたいと、心から思っている」とハミルトンは語る。
「(スペインGPでは)最終的にこれほど近くまでに追いつけるかどうかは分からなかった」
「確かに、スタートやターン1は理想的ではなかったから、見直して次のためにどう改善できるかを検討する必要がある。でもターン1で抜かれてすぐに、『よし、切り替えていこう』となったんだ。実際、とても良い1日になった」
「今日はマックスについて多くを学んだ。ひょっとすると一緒に走った他の全レースよりもね。そういう意味で今回は良いレースだったし、みんなが素晴らしいチームワークを見せてくれた」
「僕らは夜遅くまでレース戦略について議論を重ねていた。その点、全て折り込み済みだったと言える」
「もちろん、コース上で僕が頑張る必要があった。(2ストップ後に)20秒後方から追い上げるのは簡単ではなかったけど、結果的には正しい選択だったと思うよ」
ハミルトンは、バトルの中でフェルスタッペンについてより学んだことについて詳しく聞かれると、「サーキットで一緒にレースをしていると、差異や注視すべきことが分かってくる」と述べた。
「(フェルスタッペンの)比較的近いところを僕が追いかけていたから、彼のマシンやその使い方を学ぶことができた。そういう意味で、いいレースだったんだ」
メルセデスのトト・ウォルフ代表は、ターン1でのフェルスタッペンのアグレッシブなオーバーテイクについて、問題はなかったと意見を述べた。
「我々のドライバーは互いを助け合うために、走行ラインを外れたところを走っていた」と、ハミルトンがスタートから左側を走り続け、フェルスタッペンがインに飛び込む隙を与えた理由を説明した。
「もちろん、アウト側にいれば引かなければならない。(フェルスタッペンの)動きは厳しかったが、常軌を逸したものではなかった。だから問題はない。2人のマシンは接触していないしね」
「少なくともダウンフォースが失われることもなく、パーツも失わなかった」
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