最高出力155psのハイスペック"PureTech"エンジンを搭載したDS3クロスバックの特別仕様車が日本再上陸

コンパクトラグジュアリーSUVのDS3クロスバックにシリーズ最高出力となる155psのハイスペックエンジンを搭載し、フォーミュラEからインスパイアされたディテールを持つ特別仕様車の「パフォーマンスライン」を再設定

　グループPSAジャパンは2022年1月6日、DSブランドのコンパクトラグジュアリーSUV「DS3クロスバック（DS3 CROSSBACK）」に特別仕様車の「パフォーマンスライン（PERFORMANCE Line）」を再びラインアップして発売した。車両価格は454万6000円に設定する。

　今回の特別仕様車は、フォーミュラE常勝チームのDS TECHEETAH Formula E Teamからインスパイアされたレーシーなディテールとフレンチラグジュアリーの融合による、スポーティエレガンスなSUVモデルに仕立てたことが特徴である。

　まずパワーユニットには、燃調マッピングの変更のほか、ターボチャージャーやインジェクター、排気バルブ、コネクティングロッドのベアリングなどを専用設計してハイパフォーマンス化した“PureTech”1199cc直列3気筒DOHCガソリンターボエンジンを搭載。最高出力は通常モデル比で＋25psの155ps/5500rpm、最大トルクは＋10Nmの240Nm/1750rpmを発生する。また、排気系にはシンメトリックツインエキゾーストパイプを装備。トランスミッションには専用セッティングのEAT8（8速AT）を組み込んだ。

　エクステリアに関しては、フロントグリルのDSウイングのクロームとリアランプ下端をマットブラックに、リアガーニッシュをグロスブラックに仕上げ、合わせてフロントドアとリアゲートにPERFORMANCE Lineエンブレムを装備する。足もとには、カルマン（カーマインレッド）のセンターキャップを配するオニキスブラックの18インチ“MONZA”アロイホイールを装着。ボディカラーは、ルーフ色をノアールペルラネラで彩ったバイトーンルーフのクリスタルパールとグリプラチナムを設定した。

　内包するインテリアは、ダッシュボードやドアトリムにアルカンタラをあしらってレーシーな雰囲気を付加したほか、ステアリングホイールやダッシュボード、ドアトリムなどのステッチをPERFORMANCE Lineのイメージカラーであるカルマンとゴールドに統一し、スペシャル感を演出する。また、シートは座面中央にカルマンのアクセントカラーを配した立体的なファブリックを、周囲に上質なテップレザーを、サイドサポート内側にアルカンタラを採用して、見た目品質やグリップ感およびサポート性を向上。さらに、パーフォレーテッド加工革巻ステアリングホイールやブラックシーリングカラー、フロントドアステップガード、アルミペダル、フロアマットなどを特別装備し、合わせてダッシュボードにはPERFORMANCE Lineエンブレムを貼付した。DSドライブアシストやDSアクティブLEDビジョンといったADAS（先進運転支援システム）やヘッドアップディスプレイなどの機能装備に関しては、基本的に通常モデルのDS3クロスバックに準拠している。