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「新型ハリアーはライバル不在?」ボクサー4+4WD、無骨さが魅力。フォレスターはSUBARUの思想を体現した

掲載 更新 28
「新型ハリアーはライバル不在?」ボクサー4+4WD、無骨さが魅力。フォレスターはSUBARUの思想を体現した

大自然が似合うクルマ。悪路対応Xモードを標準装備

 フォレスターが、現行インプレッサから導入を始めた新世代のプラットフォーム「SGP」を採用して5thモデルに生まれ変わったのは、2018年6月。ボディサイズは全長×全幅×全高4625×1815×1715mm。旧型比でわずかに大型化したが、全長と全幅はハリアーに比べてひと回りコンパクト。その一方で正統派SUVらしく、全高は明確に高いという関係になる。2670mmのホイールベースは、ハリアー比で20mm短い。

コンパクトSUV特集:全長4465mm/eボクサー搭載。マイルドハイブリッド仕様のSUBARU・XVの先進性を探った

 スタイリングは、よくいえばワイルド、言い方を変えれば無骨だ。都会派のハリアーとはキャラクターがはっきりと異なる。現行フォレスターの特徴は、歴代モデルの中でもクロスカントリーテイストが強い点だ。大自然が似合う。

 フォレスターがオフロード性能を強く意識していることは、メカニズム面でも明白。急坂での安定性を高めるヒルディセントコントロールとともに、4輪の駆動力を路面に応じて適正にコントロールするXモードを標準装備する。駆動方式は全車4WD。最低地上高は220mmとたっぷりと確保した。
 その一方で、オンロード性能をおろそかにしているわけではない。しなやかなフットワークとステアリングの正確性は、特筆レベルにある。

 最新のボディ骨格に低重心の水平対向エンジンを搭載し、フルタイム4WDシステムを組み合わせた高い実力は、ライバル車を明確に凌ぐ。

eボクサーはマイルドハイブリッド仕様。アクティブ派にぴったりのSUV

 フォレスターには2.5リッター直噴エンジン(184ps)+CVTと、「eボクサー」と称する2リッター直噴エンジン(145ps)+モーター(13.6ps)+CVTのハイブリッドが設定されている。2種のうちでお勧めは、オールラウンド性に優れた2.5リッターだ。

 ハイブリッドのeボクサーは、搭載スペースの関係からモーター出力が低く抑えられている。標準車比100kg超という大きな重量ハンデを背負う一方で、パワーの上乗せ感や燃費の向上効果は限定的。発進時のモーター走行、加速時のモーターアシストなどの効果は確認できるが、メリットはさほどでもない。パワーフィールの自然さという点では、2.5リッター仕様にアドバンテージがある。
 フォレスターのeボクサーは、よくも悪くもマイルドハイブリッドという表現が適当だ。

 ハリアーのハイブリッド・システムとの実力差は大きいが、クルマ自体の完成度が高いだけに、パワーユニットはユーザーの好みしだい。ときにはオフロードに踏み込むというアクティブ派にぴったりのSUVである。

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みんなのコメント

28件
  • 「ハリアー(トヨタ)でなきゃ」とか「フォレスター(スバル)でなきゃ」とか強い拘りを持っている方以外は、サイズ感で言えば「ハリアー」も「フォレスター」も「RAV4」も「CX-5」も「エクストレイル」もみんなライバルでしょう。
    そういうお客さんがいっぱいいてくれないと、メーカーやディーラーは困りますよね。
  • フォレスターの佇まいは、アピールを競うSUVが百花繚乱の今、逆に光りますね。
    良いクルマ。

    ただ、少なくとも日本では、この記事写真のようなレザーシート+サンルーフみたいなリッチな仕様で乗ってる人は少ないでしょう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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