三島由紀夫の生誕100年を記念した展覧会「永劫回帰に横たわる虚無三島由紀夫生誕100年=昭和100年」が7月15日から、東京・渋谷のGYRE GALLERYで開催される。
「豊饒の海―永劫回帰に横たわる虚無」は、三島由紀夫の遺作小説「豊饒の海」をテーマに、現代の国内外アーティストによる作品を通じて戦後美術史を照射する展覧会だ。
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1970年11月25日、三島が防衛庁東部方面総監室で自決する数か月前に遺した同作は、彼にとって一世一代の「反小説」的実験だった。国内外の現代美術家によって三島のこの壮大な小説のテーマ「阿頼耶識=相関主義」の一端を浮かび上がらせることが、同展の趣旨となる。
フランスの哲学者ロラン・バルトは、日本という国を西欧的な「意味」に対し、こうした意味を欠く空虚な「表徴」と捉え「表徴の帝国」と表現した。この思想に、三島が描いた日本の「空虚」をテーマに、中西夏之、杉本博司、アニッシュ・カプーア、池田謙、森万里子、平野啓一郎、友沢こたお、ジェフ・ウォールの8人の参加アーティストが、「意味」から解き放たれた戦後美術史の風景を描きだす。キュレーションは飯田高誉が担当した。
永劫回帰に横たわる虚無三島由紀夫生誕100年=昭和100年会期:7月15日~9月25日
休館日:8月18日
会場:GYRE GALLERY 東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F
開館時間:11:00~18:00
問い合わせ先:0570-05-6990(ナビダイヤル)
https://gyre-omotesando.com/gallery/
文・長谷川あや
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