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ターボは? HEVは? スバルのこれから大胆予想!
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全モデルでハイブリッドはS:HEVのみに
S:HEVに先んじて世に出たマイルドハイブリッド仕様の「e-BOXER」は廃止へ。その結果、インプレッサはガソリン車のみ、クロストレックはS:HEVのみとなる。
S:HEVに注力!?
■インプレッサ
■クロストレック
●文:川島茂夫
※本記事の内容は月刊自家用車2026年9月号制作時点(2026年7月中旬)のものです。
SGPなどの共通項から多様なニーズに展開する
国内販売しているスバルの登録車は、OEMや共同開発を除くとインプレッサからフォレスターまで6車型。セダンのWRXも除けば5車型である。いずれもSGPと命名されたプラットフォームから開発され、ホイールベースは2670mm。つまり上部車体骨格を除けば姉妹車的な5車でもある。
4WD乗用車のイメージが濃いせいもあるのだろうが、スバルにSUVメーカーの印象を持つ人も少なくないだろう。しかし興味深いのは、国内向けラインナップで最初からSUVカテゴリーのコンセプトに沿って開発されたモデルはフォレスターのみ。レイバックやクロストレックは悪路対応力を高めたセダン/ワゴン系乗用車の派生モデルだ。ただ、乗用車派生の2モデルが他メーカーのSUVとは異なる、スバルSUVの独自性とバリエーションを印象付ける。
レイバックとクロストレックは車体骨格はそれぞれレヴォーグとインプレッサと共通であり、ドラポジや居住空間もベース車と変わらない。つまり、床面地上高とアイポイントが50mmくらい高くなる程度で、運転感覚も一般乗用車ライクだ。この利点はレイバックS:HEVの立体駐車場適応のほか、SUVの泣き所となりがちな乗降性や車体周辺の下方死角などを改善してくれる。半面、SUV専用設計に比べると、高いアイポイントによる見晴らしの良さや高い室内高を活かした居住性、積載性などが弱点だ。この辺りはレイバックとフォレスターを比べれば分かりやすい。
スバルのSUV戦略はユーザー個々の志向や使用環境等に応じた細分化にあるとも言える。SUVパッケージングによるキャビン実用性への特化ではなく、悪路踏破性を共通項として車体サイズやキャビンの実用性で他車種展開しているのが興味深い。いずれもレヴォーグやインプレッサと見た目も大差ない車体でありながら、乗用車プラットフォームのSUVではトップクラスの悪路踏破性を実現。国産車ではほかにレイバックやクロストレックのようなタイプのSUVはなく、だからこそスバルSUV戦略の要点モデルでもある。
また、レイバックS:HEVではターボ車よりも適応用途をオンロード寄りに設定したが、将来的にはS:HEVでラフロード寄りにする、あるいはレヴォーグSTIで採用した電制サスの導入でオン&ラフロードの両面で走りの質を高めたモデルが追加されたとしても、現在のスバルSUV戦略から考えれば不思議はない。
ニッチ戦略とも言えるのだが、ユーザーの使用背景や志向に合わせ、細かく商品作りをしていくのがスバルというメーカー。その個性に少しでも共感を覚えるなら、これらのモデルは要チェック筆頭と言ってもいいはずだ。
SUBARU注目モデルピックアップ
レヴォーグレイバック
クロストレック開発の知見の導入だけでなく、ベースとなったレヴォーグとは一味違った走りも見所だ。悪路対応型のサスながらオンロードでの操安性も良好。角のある突き上げを抑え、しなやかなストローク感を示すフットワークはスバルの上級車種らしい質を感じさせる。ターボ車とS:HEV車では動力性能の印象が異なっている。ターボにしては癖がないのだが、S:HEVに比べるとコントロール精度が甘い。性能の多寡ではなく、ドライブフィールの洗練度とか多様な状況での扱いやすさはS:HEVが一枚上手。レイバックのコンセプトにも似合っている。
レヴォーグ
レガシィツーリングワゴンの走りの正統な継承車として誕生。シャシーやパワートレーンなどの走行ハードの多くをWRXと共用することからも分かるようにオンロードでのスポーツ志向の強い走りがセールスポイント。ターボのみの設定で以前は1.8ℓと2.4ℓが用意されていたが、2.4ℓ車が整理され。1.8ℓ車のみとなった。高性能志向の2.4ℓに対して1.8ℓは実用性能と燃費のバランスを取ったダウンサイジング型。内燃機系高性能車では実用域の扱いやすさにも優れている。STI系には電子制御サスを採用し、スポーツ性とツーリング適性の両立を図った。
フォレスター
オン/ラフ/オフロードの走りを高水準でバランスさせているのが長所。どちらかと言えばスバル車の個性よりもミドルSUVのカテゴリーコンセプトに忠実なバランス感覚でまとめられている。相対的にはスバル車の中でも穏やか路線ということになるが、アウトドア趣味を含めたファミリー&レジャー用途には馴染みやすい運転感覚や同乗者の負担を配慮した乗り味が見所だ。車体サイズや車重がかさむためS:HEV搭載車同士では多少燃費や動力性能に劣ることになるが、フォレスターの上位グレードとして十分な余力と洗練感が味わえる。
クロストレック
車体の基本骨格はインプレッサと共通。スバル車では軽量コンパクトな車体で、上級コンパクト相応のボディサイズが都市部から長距離ツーリングまでバランスのいい扱いやすさを示す。また、共通スペックのS:HEVを搭載するが、車体が軽量小型となる分だけ動力性能や燃費でも有利。SUVとしては着座地上高が低いせいもありコーナリング等で体感する揺れが少ないのも低全高の長所。揺れや乗降性の面からSUVに抵抗のある同乗者がいるユーザーにはメリットだ。スバルSUVの中でもタウン&レジャーでの汎用性を求めるユーザー向けだ。
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みんなのコメント
以前の1年乗ったMハイブリッドと燃費は比較にならない程向上!出足がスムーズ!
いい車に巡り会えました笑笑