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スーパー耐久:今季はST-Zがアツい。台数&車種バラエティも大幅増加で戦国模様に

スーパー耐久:今季はST-Zがアツい。台数&車種バラエティも大幅増加で戦国模様に

 7月30日、富士スピードウェイで開催されたピレリスーパー耐久シリーズの公式テスト。午前のセッション1、そして夜間走行もウエットコンディションとなってしまったが、そんななかでも2020年に向けて注目すべきポイントがいくつか見られた。今季、大幅に台数も車種バラエティも増したST-Zだ。世界的に流行を見せ始めるGT4車両の波がスーパー耐久にも伝わりはじめている。

 ピレリスーパー耐久シリーズのうち、GT4車両が使われるクラスがST-Z。2018年から車両が登場しはじめているが、2019年には3~5台程度だった参戦台数が、2020年に向けて大幅に台数を増やしつつあり、7月30日に行われたテストには8台が参加。今回欠席したマシンもおり、今季はこれ以上のマシンが集うことになりそうだ(同様の価格帯であるST-TCRの台数が減ってしまったのは寂しいところだが)。

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 車種バラエティも豊富で、テストでは2019年も参戦していたメルセデスAMG GT4(ENDLESS SPORTS/TEAM 5ZIGEN)、KTMクロスボウGT4(KTM カーズ ジャパン)に加え、ポルシェ718ケイマンGT4・クラブスポーツ・コンペティションMRを投入したバースレーシングプロジェクト(BRP)、さらにアウディR8 LMS GT4を投入するAudi Team AS Sport、2年間GTワールドチャレンジ・アジアを戦ったスタディが走らせるBMW M4 GT4(SS/YZ RACING with Studie/Team サントメ・プリンシペ)、そして30日のテストが日本初登場となったD'station Racingのアストンマーティン・バンテージGT4がそろった。

 2台のBMW M4 GT4は、GTワールドチャレンジ・アジアでも戦っていたマシンで、タイヤもそのままピレリを使う。SS/YZ RACING with Studieにはその頃からともに戦っていた木下隆之/砂子塾長がドライブするほか、テストでは荒聖治も加わった(ちなみに木下は今年還暦ということもあり、ひとり赤いレーシングスーツが用意された)。

 そして注目の一台と言えたのが、D'station Racingのアストンマーティン。GT3と比べても当然ながらエアロ等も控えめだが、バンテージは非常に美しく、この日のテストでもトラブルなく終え、上々のすべり出しをみせた。

 ウエットのセッション1でもトップタイムをマークしたD'station Vantage GT4の織戸学は、「今日初めてドライブさせてもらいましたが、クルマがなんと言ってもカッコいい(笑)。外側も内側も高級感がありますね」と感想を語った。

「GT4は初めてのドライブでしたが、重量感は感じるにしてもすごく乗りやすくて、一年間を走らせると考えると、いい印象でしたね。レーシングカーというよりも、ストリートのクルマを安全を考えて仕上げたようなイメージです。重量がある分動きはもっさりとしていますし、それをどうていねいに扱うかが大事だと思っています」

「大事なのは、ジェントルマンドライバーがキレイに、速く走れるかだと思うんです。そういう意味では、昨年走らせていたクルマ(ST-1・ポルシェ911 GT3 Cup)よりもみんな乗りやすいと言っているので良かったですね」

 織戸が言うとおり、GT4はGT3よりもジェントルマンがドライブしやすく、かつ手を出しやすいカテゴリーとなっており、どの車両もその前提で作られている(よりパワーが欲しいジェントルマン向けに用意されたのが、2019年にSROが発表したGT2カテゴリー)。スーパー耐久でも、数多く名を連ねているプロドライバーよりも、ジェントルマンの戦いが勝敗に結びつくはずだ。

 見た目にも美しいマシンが多く、今季のスーパー耐久ではST-TCRやGT4車両に近いクルマが走る今季のST-1とタイムも近いため、ともに走るシーンが数多くみられそう。今季ST-Zは大いに注目のクラスとなりそうだ。

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