現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 映画007「ゴールドフィンガー」に登場したアストンマーティンDB5の初代ミニカーはゴールドカラーだった!【丸餅博士のヴィンテージ・ミニカー・ワールド】

ここから本文です

映画007「ゴールドフィンガー」に登場したアストンマーティンDB5の初代ミニカーはゴールドカラーだった!【丸餅博士のヴィンテージ・ミニカー・ワールド】

掲載 2
映画007「ゴールドフィンガー」に登場したアストンマーティンDB5の初代ミニカーはゴールドカラーだった!【丸餅博士のヴィンテージ・ミニカー・ワールド】

約400万台が生産されたという大ヒットのミニカー

今回は、コーギーの大ヒット作No.261 ジェームズ・ボンド アストンマーティンDB5をご紹介します。

たまらなくシルキーに、限りなくエレガントに塗装!フジミ製プラモ「S130クラウン2000ロイヤルサルーン」を作る・第4回【モデルカーズ】

【画像9枚】コーギーの大ヒット作ジェームズ・ボンド アストンマーティンDB5のフォトギャラリーを見る

1964年に放映された映画007シリーズ第3作「ゴールドフィンガー」に登場したジェームズ・ボンド役の、ショーン・コネリーのボンド・カーのミニカーです。映画では多様なギミックを装備したボンド・カーでしたが、コーギー製のボンド・カーでは、ルーフが開いて助手席の悪役が外に放り出されるイジェクトシートと、フロントのスモールランプからの機関銃並びにバンパーのオーバーライダーが飛び出し、リアウィンドウ下部から防弾プレートが飛び出すギミックが装備されていました。

映画上映中に発売するため大急ぎで開発生産されたと言われ、同社の1960年に発売された、初めてボンネットが開閉し、細部まで再現されたエンジンを装備したNo.218アストンマーティンDB4の金型をベースに、ボンネットの開閉&エンジン装備のギミックをカットし、急遽フロントマスクをDB5に作り直し、上述のギミックを装備して1964年9月の映画放映開始の翌年1965年に製品化されるという、極短期間にて企画開発されたミニカーでした。

小ぶりなDB4のボディに上記の機械式アクションを見事に組み込んだ仕様は感動的な作りです。尚、テールランプはDB4のままで、フロントのヘッドライト下の左右2連のウィンカーの外側部分の造形も残ったままでした。また、実車はフロントのスモールライトのレンズが開閉して機関銃が飛び出しますが、ミニカーでは寸法等の制約から、ラジエター・グリル両端に穴を開けてバンパーのオーバーライダーと一緒に機関銃が飛び出る構造になっています。

尚、映画では、シルバー メタリックのボディ・カラーが何故かゴールド メタリックに塗られて発売されました。大量生産のため金型を作り直したようで、シャシーには、トランクのスペアタイヤの丸い膨らみの高さの違いが確認され、フロントマスクの造形を作り直した金型も確認されており、ヘッドライトの造形が異なり、前述のDB4時代のスモールランプの名残も消滅しています。

その後、No.270として1968年にデビューした新規にギミックを増やしたニュ―・ボンド・カーとバトンタッチするまでに約400万台が生産されたという大ヒットとなりました。一方、ニュー・ボンド・カーは、初めからギミックを実現させるためにボディをやや大きく新規に製作し、リアのホイール スピンナーが伸び、前後のライセンスプレートが回転して異なるライセンスプレートが表示出来るようになりました。ボディ・カラーも実車同様にシルバー メタリックに変更されました。

一般的には、ギミックが追加されたニュー・ボンド・カーの方の人気が高いようですが、ギミック優先のためDB5のプロポーションが崩れ、ワイドトレッド化されているため、私は、DB5のミニカーとしては、初期型のプロポーション及びヘッドライトとラジエターグリルのフロント回りの造形がとても気に入っています。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

半世紀前の名車バイクの走行距離がなんと“60km”!? 極上のホンダ「CB500Four」をイタリアで発見 気になる価格とは
半世紀前の名車バイクの走行距離がなんと“60km”!? 極上のホンダ「CB500Four」をイタリアで発見 気になる価格とは
VAGUE
 専用品がない旧車や緊急時の味方!!「液体ガスケット」とは?【バイク用語辞典】
専用品がない旧車や緊急時の味方!!「液体ガスケット」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
全長3.9m! ダイハツの「コンパクトSUV」は“一文字テール”が未来的! パワフルな「1200cc×ハイブリッド」やターボ搭載した「トレック」とは!
全長3.9m! ダイハツの「コンパクトSUV」は“一文字テール”が未来的! パワフルな「1200cc×ハイブリッド」やターボ搭載した「トレック」とは!
くるまのニュース
「支払は今度で……」なんていまだ人情話もある日本の路線バスもシッカリ経営に! キャッシュレス化がもたらすメリットとは
「支払は今度で……」なんていまだ人情話もある日本の路線バスもシッカリ経営に! キャッシュレス化がもたらすメリットとは
WEB CARTOP
【KTM 990RC R発表】RC8シリーズ以来の大排気量スーパースポーツRC・公道へ再降臨!デビューは2025年春以降
【KTM 990RC R発表】RC8シリーズ以来の大排気量スーパースポーツRC・公道へ再降臨!デビューは2025年春以降
モーサイ
悔しい予選に終わったノリス。王者争いには悟りの境地「最初の6戦で決着していた」今は打倒フェラーリに集中
悔しい予選に終わったノリス。王者争いには悟りの境地「最初の6戦で決着していた」今は打倒フェラーリに集中
motorsport.com 日本版
【カブリオレ対決】BMW対メルセデス 6気筒エンジンを搭載するオープントップのM440i xDriveとCLE450のガチンコ勝負!
【カブリオレ対決】BMW対メルセデス 6気筒エンジンを搭載するオープントップのM440i xDriveとCLE450のガチンコ勝負!
AutoBild Japan
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
くるまのニュース
2025年は車を買う! でもどれにする?…スライドドア付き軽自動車・予算別ガイド、3ゾーン48車種
2025年は車を買う! でもどれにする?…スライドドア付き軽自動車・予算別ガイド、3ゾーン48車種
レスポンス
いつ見てもかわいいレトロデザイン!! 超小型車 フィアット新型「トポリーノ」は欧州で大人気! ネットに続々寄せられる熱い思いとは
いつ見てもかわいいレトロデザイン!! 超小型車 フィアット新型「トポリーノ」は欧州で大人気! ネットに続々寄せられる熱い思いとは
VAGUE
ラリージャパンで国沢光宏が躍動! 二つの顔を持つ紳士がルーテシア ラリー5で激走
ラリージャパンで国沢光宏が躍動! 二つの顔を持つ紳士がルーテシア ラリー5で激走
ベストカーWeb
『危ねぇ知らなかった!』危険回避! 知らないと怖いブレーキパッドの交換タイミング~カスタムHOW TO~
『危ねぇ知らなかった!』危険回避! 知らないと怖いブレーキパッドの交換タイミング~カスタムHOW TO~
レスポンス
ソニー、移動をエンタメに変える「MR Cruise」事業化…あらゆる車両に搭載可能に
ソニー、移動をエンタメに変える「MR Cruise」事業化…あらゆる車両に搭載可能に
レスポンス
日本人初の快挙! moto2チャンピオン小椋藍がトライアンフ トリプル トロフィーを受賞
日本人初の快挙! moto2チャンピオン小椋藍がトライアンフ トリプル トロフィーを受賞
バイクのニュース
「前を走るパトカー」“追い越し”て大丈夫? 抜かす派VS抜かない派で賛否両論!? 「やっちゃダメ」な要注意項目とは
「前を走るパトカー」“追い越し”て大丈夫? 抜かす派VS抜かない派で賛否両論!? 「やっちゃダメ」な要注意項目とは
くるまのニュース
【10年ひと昔の新車】ボルボ V60 オーシャンレース エディションは、世界一周ヨットレースを記念したスペシャルバージョン
【10年ひと昔の新車】ボルボ V60 オーシャンレース エディションは、世界一周ヨットレースを記念したスペシャルバージョン
Webモーターマガジン
孤高のミニバンSUV、デリカD:5に「BLACK Edition」新登場、定番の「CHAMONIX」には新たに8シーターを設定
孤高のミニバンSUV、デリカD:5に「BLACK Edition」新登場、定番の「CHAMONIX」には新たに8シーターを設定
カー・アンド・ドライバー
ダイハツの「“すごい”コペン」登場! 軽規格超えた「ワイドフェンダー」×770ccエンジン搭載! 2L並みパワーでめちゃ速い「デカいコペン」 どんなマシン?
ダイハツの「“すごい”コペン」登場! 軽規格超えた「ワイドフェンダー」×770ccエンジン搭載! 2L並みパワーでめちゃ速い「デカいコペン」 どんなマシン?
くるまのニュース

みんなのコメント

2件
  • 俺の愛車ゼロクラウン・ロイヤル黒(覆面仕様)も、ボンドカーに合いそうだけどな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

58.382.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

6.8195.0万円

中古車を検索
ミニカの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

58.382.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

6.8195.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村